β-グルカン含量が極めて高く、炊飯後に褐変しにくいもち性六条裸麦新品種候補「フクミファイバー」
要約 「フクミファイバー」は、amo1遺伝子とアミロース欠失のもち性遺伝子を併せ持ち、β-グルカン含量が極めて高い六条裸麦である。整粒収量が高く、プロアントシアニジン欠失遺伝子(ant28
β-グルカンを多く含む大麦粉用二条裸麦品種「ビューファイバー」と「ワキシーファイバー」
要約 両品種はlys5.hを有し、「ユメサキボシ」より整粒重が低く穀粒がしわ粒で外観品質が劣るが、食物繊維のβ-グルカンを従来品種の2倍以上含む。これらの大麦粉を利用してうるち性の「ビューファ...
要約 「黒丸くん」は、東北地域における成熟期が晩生で、大粒の黒大豆で煮豆加工に適し、倒伏程度が少なく、最下着莢節位高が高いことから機械化栽培に向いている。 キーワード 黒大豆、東北地域、機械化適性、大...
汎用循環式乾燥機によるトウモロコシ子実の乾燥および水分推定手法
要約 米麦大豆汎用の循環式乾燥機を用いたトウモロコシ子実乾燥は小麦設定など40~50℃の通風温度とすることで、穀温が40℃を上回ることなく乾減率1~2%/hで乾燥可能である。仕上水分の確認には、トウモロコシ仕様...
大麦の複数の機能性成分を増加させるADP-グルコーストランスポーター遺伝子
要約 大麦のADP-グルコーストランスポーターをコードするlys5遺伝子の変異遺伝子型は、β-グルカンに加えて難消化性デンプン、フルクタン、γ-アミノ酪酸、アラビノキシラン...
「エンレイ」に難裂莢性を導入した大豆新品種「えんれいのそら」
要約 「えんれいのそら」は、北陸地域の主力品種「エンレイ」に難裂莢性を導入した品種であり、収量損失が少なく実質的に増収する。それ以外の生態・形態的特性および品質特性は「エンレイ」とほぼ同じであるが、...
要約 大豆品種「シュウリュウ」は、東北地域における成熟期が中生の早でダイズモザイクウイルスに強く、収量が安定して多く、しわ粒が少ない白目大粒で豆腐などの加工に適する。 キーワード ダイズ、中生の早、ダ...
要約 ダイズの選別工場等で利用されている研磨機の、研磨網突起形状を改良し、研磨部を通過したダイズの種皮表面に10μm程度の凹みをつけることによって、石豆(硬実)ダイズを吸水可能にする装置である。ダイズ組...
大豆品種「サチユタカ」子実のしわや裂皮は豆腐の加工適性に影響しない
要約 同一圃場で収穫された「サチユタカ」の子実を整粒、しわ粒、裂皮粒に分別して加工した各豆腐の豆乳収量及び破断応力値間には有意な差はなく、しわ及び裂皮は豆腐加工適性に影響しない。 キーワード 大豆、し...
要約 ダイズ「タチナガハ」に発生した硬実(石豆)は、種皮表面の微細な孔隙構造が極端に少ないため、正常粒に比べて吸水性が劣る。硬実種皮表面に深さ20マイクロメートル程度のキズを1平方ミリメートルあたり約...
要約 リュウホウのちりめんじわ粒は作付条件に関わらず、子実水分が急激に低下する成熟期2~5日前から増加する。播種期を遅くすることで子実水分低下は緩慢となるため、晩播栽培による抑制効果が認められる。 ...
要約 亀甲じわは単粒子実水分が13%未満に乾燥した後に、種皮が吸湿すると子葉から種皮が剥離し、立毛中に吸湿と乾燥の繰り返しによって、発生と消滅を繰り返しながら増加する。そのため、従来より早い時期に収穫...
要約 ちりめんじわの発生には子実肥大盛期前後の作物体の老化が関係し、施肥等による生育後半の栄養状態の改善が発生低減に有効である。亀甲じわは成熟期後の乾燥過程において発生するが、収穫時期を早めることに...
要約 エンレイの子実水分は電気抵抗式の水分計を用いて測定できる。子実をサンプリングし、単粒の水分を測定して平均した後、換算表を用いて平均子実水分を推定する。水分計は携帯式なのでほ場でも測定でき、コン...
大豆「サチユタカ」の高品質安定生産に向けたコンバイン収穫技術
要約 品質向上のための大豆「サチユタカ」のコンバイン収穫適期は、成熟期後7日から25日頃までである。収穫時刻は10時から16時、莢水分20%以下を目安とし、結露する日は、莢の露が消えて概ね2時間後に作業を開...
要約 大豆「タチホマレ」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生品種である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
耐倒伏性で加工適性に優れるだいず新品種候補系統「東山199号」
要約 大豆「東山199号」は「タチナガハ」よりやや早熟で、耐倒伏性に優れ青立ちが少ない中生系統である。ウイルス病抵抗性で褐斑粒が無く良質で、蛋白質含量が「タチナガハ」よりやや多く豆腐加工に適し、味噌加...
要約 岩手県において、大豆「リュウホウ」は「スズカリ」より倒伏が多く、収量は並~やや少ないものの、豆腐への加工適性に関する評価は高い。県南部では6月上旬播種でやや疎植(7千~1万本/10a)、同中旬播種で...
ダイズ品種サチユタカにおける種皮ミネラル成分としわ粒発生との関係
要約 サチユタカの種皮では、フクユタカ、タチナガハに比べカルシウム含有量が低くカリウム含有量が高い。サチユタカの種皮に含まれるカリウムは結合強度の低い状態で存在することから、降雨や結露などによるカリ...
要約 循環型の穀物遠赤外線乾燥機を使い、汎用コンバイン等で収穫される大豆を大量に、品質を低下させずに乾燥できる。 背景・ねらい 大豆の作付面積が大幅に増加しており、汎用コンバイン等で収穫される大量の大...