自給粗飼料による肉用牛生産システム導入で環境影響を低減できる
要約 放牧を含む自給粗飼料による肉用牛生産で生じる環境への影響は、気候変動、酸性化、富栄養化およびエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値を概ね下回る。草地への化学...
カンショ茎葉サイレージの品質は良好であり黒毛和種繁殖雌牛に利用できる
要約 細断型ロールベーラおよびスタックサイロで調製したカンショ茎葉サイレージの発酵品質は良好である。また、ビートパルプやフスマを添加することにより、発酵品質、可消化養分総量(TDN)、消化性および採食...
要約 稲発酵粗飼料をトウモロコシサイレージが不足しがちな夏~秋季の粗飼料として利用する場合、泌乳前期牛では、オーツヘイとの代替が可能である。また、泌乳中後期の牛へ給与する場合、トウモロコシサイレージ...
細断型ロールベーラで調製・長期貯蔵したトウモロコシサイレージの飼料特性と泌乳効果
要約 細断型ロールベーラで調製したトウモロコシサイレージは、約1年間貯蔵しても発酵品質、各飼料成分消化率および栄養価が良好な状態で保存される。また、給与期間中の乳量の変動が少ない。 キーワード 細断...
トウモロコシ−アルファルファ輪作体系で高泌乳牛向け高蛋白質自給飼料供給が可能
要約 都府県における高蛋白質自給飼料生産を目指したトウモロコシ-アルファルファ短期輪作体系では、10a当たり676kgの可消化養分総量(TDN)と132kgの粗蛋白質(CP)が生産され、搾乳牛群(経産牛頭数27頭)への...
要約 自給粗飼料の代謝エネルギー含量は、トウモロコシサイレージが高い。自給粗飼 料給与時における乾乳牛の維持に要する代謝体重当たりの代謝エネルギー要求量は、596K J/kg0.75と推定される。 キーワード 自給...
要約 自給粗飼料の代謝エネルギー含量は、トウモロコシサイレージが高い。自給粗飼料給与時における乾乳牛の維持に要する代謝体重当たりの代謝エネルギー要求量は、596KJ/kg0.75と推定される。 キーワード 自給粗...
乳牛の反芻胃を通過する粗飼料粒子の大きさは草種によって異なる
要約 アルファルファとトウモロコシサイレージはイネ科牧草に比べ、大きな粒子で反芻胃を通過する。消化パターンはアルファルファが反芻胃内で細胞内容物が速やかに消化されるのに対し、イネ科牧草では細胞内容物...
泌乳初期乳生産における食品製造副産物に由来する繊維の有効利用
要約 TMR中に食品製造副産物を6割混合した場合でも、NDF含量、非分解性蛋白質割合および粗脂肪含量に留意して、製造副産物中の繊維を活用することにより、牛の消化生理を損なうことなく低コストな乳生産を実現で...
近赤外分析による粗飼料NDF(中性デタージェント繊維)の検量線
要約 北陸4県の試験場所がNDF分析用のサンプルセットを共同で作成し、各場所の近赤外分析計で検量線を作成した。これにより北陸地域においてイネ科牧草乾草、イネ科牧草サイレージ、トウモロコシサイレージ、...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した場合,冬期間は成長期であっても増体は期待できず,また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低い。一方,この増体時期において増体量に応じたTDN...
舎飼い環境下のニホンジカの飼料消化性と維持・増体に要するTDN量の推定
要約 ニホンジカを舎飼い環境下で飼養した結果、冬期間は成長期であっても増体は期待できず、また増体する春~秋においても飼料中の繊維消化率はメン羊より低かった。一方、この増体時期において増体量に応じたTD...
混合飼料(TMR)に用いる粗飼料の違いが泌乳前期の乳生産に及ぼす影響
要約 混合飼料中の主な粗飼料を、チモシー乾草、アルファルファ乾草、トウモロコシサイレージとアルファルファ乾草の混合のいずれかとする給与メニューを比較した。その結果、粗飼料の違いは飼料摂取量、乳成分に...