摘要 本課題はルーメン内における飼料エネルギーとタンパク質の供給を同調化させた高度な飼料給与技術基盤を確立することを目的としている。今年度は一般に流通しているビール粕および自給のトウモロコシサイレー...
寒冷地の土地資源を活用した自給飼料の省力・省資源・生産利用技術の開発
摘要 寒冷地における省力・省資源自給飼料生産技術に関しては、a) 飼料用トウモロコシ栽培について、土壌の可給態リン酸が250mg/kg以上であれば、リン酸施肥量を標準施肥量(20kg/10a)の半量(10kg/10a)にまで...
繊維性農産副産物および食品製造副産物のTMR発酵飼料の調製利用技術の開発
摘要 水分が高く腐敗しやすいため、これまで廃棄処分されることが多かった緑茶飲料製造副産物(緑茶粕)において、発酵TMRの素材としての安定貯蔵技術を確立した。さらに、ウシに対する嗜好性が劣ることから利用...
摘要 1)滴定NMR法による 15N-1H HSQC スペクトル解析で、R-typeレクチンファミリーに属する血球凝集能を持つレクチンC末端ドメイン(EW29Ch)のαサブドメインの糖結合部位は、単糖と二糖に対して非常に強い糖結...
摘要 (1)fNIRSを用いた食品認知に関わる脳活動解析手法の最適な計測法として、被検者頭上に、より高密度に電極配置が可能となる10/10システム基準点と標準脳座標系上の対応を可能とするシステムを構築した。(2)緑...
自給粗飼料のエネルギー含量の定量とアルファルファの給与技術の開発
摘要 i)トウモロコシサイレージの代謝エネルギー含量はイネ科牧草やアルファルファよりも10-20%高く、またトウモロコシサイレージ給与牛ではふん尿量が減少した。ii)十勝地域のアルファルファ導入農家において...
予乾アルファルファの低水分サイレージ調製貯蔵技術の開発(54)
摘要 アルファルファの葉部割合はマットメーカ処理区がテッダ処理区より多かったことから、マットメーカ処理により粗蛋白質含量の高いサイレージが調製できた。分娩後のサイレージの反芻胃内滞留時間はアルファル...
ラップ乾草の格付け基準策定のための品質評価指標の確立(188)
摘要 11年度はアルファルファラップ乾草について、牛の嗜好性と飼料成分、栄養価、発酵品質及び香気成分との関係を調査した。その結果、嗜好性は酢酸含量及びアルコール類等の香気成分と関連のある可能性が示唆...
果実成熟期に発現する植物ホルモン等外部要因応答性遺伝子の単離
摘要 果実の成熟制御や生理障害発生防止に関する技術開発に役立てるため、植物ホルモン等の外部要因応答性遺伝子を単離しようとした。生理障害は多くが、低温による障害であるが、低温がどの程度関与しているのか...
摘要 調製方法の異なるアルファルファサイレージ給与では、牛からのメタン発生量に調製方法による差異はなかった。乾乳牛と妊娠牛の試験では、乾物摂取量が増加するとメタン発生量が増加した。
摘要 乳牛の飼料利用性および生産性に関与する重要な要因である反芻胃通過機構を明らかにする目的で、微細化および繊維消化と反芻胃通過との関係を検討した。その結果、生草舎飼と放牧時では通過速度に有意差が認...
予乾アルファルファの低水分サイレージ調製貯蔵技術の開発(44)
摘要 摩砕処理によりアルファルファの葉の脱落は防止できたが、アルファルファサイレージの第一胃内分解率と代謝エネルギー含量には摩砕処理による影響は認められなかった。アルファルファサイレージ給与牛では繊...
ラップ乾草の格付け基準策定のための品質評価指標の確立(173)
摘要 12年度は水分40%以下のアルファルファラップ乾草について、飼料成分、発酵品質、消化率及び採食性を調査した。その結果、原料草が同一であれば水分含量が異なっても上記成分に差は認められないこと、発...
予乾アルファルファの低水分サイレージ調製貯蔵技術の開発(48)
摘要 アルファルファのタンパク質、非タンパク質含量は生育の進行とともに減少したが、カルシウム含量には経時的変動は認められなかった。アルファルファサイレージはマットメーカ処理がテッダ処理より水分低下が...
摘要 高品質粗飼料利用による雌牛からのメタン発生抑制技術を開発するために、わが国の主要な粗飼料であるイネ科・マメ科・トウモロコシサイレージの刈り取りステージ、調製方法等の相違によるメタン発生量並びに...
放射線照射による粗飼料等の流通化のための品質保持・向上技術の開発(152)
摘要 高い栄養価を有すると予想される細切アルファルファと食品製造粕類との混合サイレージについて、その発酵品質を高めるためにγ線照射が有効な方法であることを、小型(パウチ)サイロによる調製試験および羊...
粗飼料評価のための音響解析による採食行動モニタリング手法の開発(167)
摘要 アルファルファの裁断音を周波数解析し、水分及びADF含量と周波数成分との関係を調査した。その結果、周波数はADF含量と一定の関係が認められたが、水分含量との関係は不明確であった。
摘要 アルファルファを飼料化する場合もっとも困難なことは、刈り取り後予乾中に、水分の低下とともに葉部の脱落が増加することである。そこで葉部脱落を最小限に留めるために従来の予乾方法に変わる、新しく開発...
アルファルファ低水分ベールラップサイレージの安定貯蔵法と評価基準の開発(165)
摘要 サイレージ調製中の被雨の影響について検討した。ロールベール開封時の乾物ロスは被雨による差はなかったが、茎の割合は良質区の36%に対し、被雨区は44%と約8%多く、被雨の影響で葉部の脱落が顕著に...
摘要 ロールベールラップ乾草調製体系において、慣行法では予乾が困難とされているアルファルファをフォーレージマットメーカーを用いて調製し、できあがったラップ乾草の飼料価値を検討した。その結果、アルファ...