自給粗飼料による肉用牛生産システム導入で環境影響を低減できる
要約 放牧を含む自給粗飼料による肉用牛生産で生じる環境への影響は、気候変動、酸性化、富栄養化およびエネルギー消費の各評価項目で、輸入濃厚飼料に依存する慣行生産システムでの値を概ね下回る。草地への化学...
要約 1-MCPの品質保持効果は、1-MCPを処理容器内に注入する際の容器内気圧が低いほど同等の処理効果を得るために必要な暴露時間が短い。リンゴでは20kPaで1分、ニホンナシでは10kPaで30分の暴露処理で貯蔵中の品...
要約 リンゴおよびニホンナシをMA包装用段ボール箱に入れ、H貼り、またはI貼りで封かんして1-MCPを処理することにより、果肉軟化や酸含量の低下等が抑制され、高い品質保持効果が得られる。 キーワード 鮮度保持...
リンゴ「ふじ」では収穫後冷蔵することにより1-MCPの処理適期を拡大できる
要約 リンゴ「ふじ」では、収穫後2℃で保管すると収穫後の品質低下が抑制され、収穫22日後に1-MCPを処理しても、収穫翌日処理とほぼ同等の品質保持効果が得られる。 キーワード エチレン、処理時期、鮮度保持剤、...
カンショ茎葉サイレージの品質は良好であり黒毛和種繁殖雌牛に利用できる
要約 細断型ロールベーラおよびスタックサイロで調製したカンショ茎葉サイレージの発酵品質は良好である。また、ビートパルプやフスマを添加することにより、発酵品質、可消化養分総量(TDN)、消化性および採食...
要約 8月上旬~9月上旬に、黒色化繊布でユズ果実を被覆すると、長期貯蔵中の果皮障害である 「こはん症」の発生を大幅に軽減できる。 キーワード ユズ、果皮障害、こはん症、黒色化繊布、果実被覆 背景・ねらい...
要約 ニンニクりん茎の長期貯蔵には-1℃以下の条件が必須である。貯蔵終了後の芽の伸長は、貯蔵温度が低いほど抑制されるが、-5℃以下では凍結の発生、-3℃以下では貯蔵葉表面のくぼみなどの障害が発生しやす...
1-メチルシクロプロペン処理によるカキ「平核無」果実の低温長期貯蔵
要約 脱渋のための炭酸ガスと1-メチルシクロプロペンの同時処理を行い、渋味消失確認後にポリ袋で密封包装し、予冷後0℃で貯蔵すると、果肉硬度は3か月維持できる。 キーワード カキ、「平核無」、1-メチルシクロ...
要約 富栄養化している霞ヶ浦の湖沼水を積極的に水田の潅漑用水として用いる無肥料での有用作物(イネ)栽培は,湖沼からの窒素の回収,その作物への変換及び水質浄化への貢献を目指す新たな発想でのシステムであ...
要約 2回刈り稲発酵粗飼料(飼料イネサイレージ)の栄養価は1番刈サイレージではDCP6.9%、TDN46.1% 2番刈サイレージではDCP3.9%、TDN52.9%であり、肉用繁殖牛は1番刈サレージなら体重比(DM)1.2%、2番刈サイレージな...
転換畑でのトウモロコシサイレージ生産における実態調査と作業時間の推定
要約 転換畑でのトウモロコシサイレージ生産の現地実態調査から、畦畔を有することや圃場区画の違いと作業時間、圃場の分散による生産物の運搬と機械移動時間等を推定し、転換畑におけるトウモロコシサイレージ生...
要約 スタイナーネマ クシダイはコガネムシ類幼虫に対して強い殺虫力を示す昆虫病原性線虫である。この線虫の液体培地による大量増殖法と増殖線虫の低温保存法を開発した。 背景・ねらい 1984年静岡県浜北市の樹...
要約 ハクサイ品種T741は、黄芯で品質に優れ、ハクサイ黄化病に対して耐病性を有し、本病の少~中発生条件の圃場では、実用的な防除効果が得られる。 背景・ねらい ハクサイ黄化病は、本県のハクサイ安定生産を図...
要約 イチビを原物重量比20%混合したトウモロコシサイレージを搾乳牛に1日当たり16kg給与し生産され生乳では、イチビ特有の異臭を官能検査によって有意に識別できない。 背景・ねらい 飼料用トウモロコシは畜産農...
乳牛への雑草(ワルナスビ)混合トウモロコシサイレージの給与が泌乳成績及び血液性状に及ぼす影響
要約 トウモロコシサイレージにワルナスビを現物の5~10%混合したサイレージを用いた混合飼料を乳牛に給与しても、ワルナスビ無給与の対照区に比べて採食量、乳量、乳成分、血中成分に有意な差は認められなかった...
青森県におけるブドウ「ノースレッド」、「ノースブラック」の貯蔵法と貯蔵期間
要約 ブドウ「ノースレッド」、「ノースブラック」の慣行収穫時期における普通冷蔵での貯蔵期間はそれぞれ40日、30日で、CA貯蔵のO23~7%、CO23%条件では、それぞれ75日、60日の長期貯蔵が可能である。 背景・ね...
強害雑草の混入がトウモロコシサイレージの発酵品質と嗜好性に与える影響
要約 イチビ、ショクヨウガヤツリ(キハマスゲ)、マルバルコウなどの強害雑草が混入したトウモロコシサイレージでは、発酵品質の低下は認められないが、乳牛の嗜好性が混入率が高まるとともに大きく低下した。嗜...
NIRSを用いた判別分析手法によるトウモロコシサイレージへの雑草混入の判別
要約 NIRSの定性分析手法の一つである判別分析により、トウモロコシサイレージへの数種の雑草混入(イチビ、ガガイモ、ワルナス)の有無を判別するモデルを作成した。 背景・ねらい 近年、トウモロコシを中心とし...
要約 日本ナシ「新星」は貯蔵性が高く、適熟果を収穫して直ちに0度C、RH90%以上の冷蔵庫で貯蔵することで、正月から3月頃までの出荷に向けての果実の商品性と貯蔵法の実用性が確認された。 背景・ねらい 日本ナシ...
成果の内容・特徴