e.高収益な果樹生産を可能とする高品質品種の育成と省力・安定生産技術の開発
摘要 かんきつ品種の育成に関しては、1)12月中下旬に成熟し、栽培しやすいかんきつ、カンキツ口之津37号を「津之望」として品種登録出願した。「津の望」は、隔年結果性が低く、連年安定生産が容易である。果実...
摘要 消費が伸び悩むカンキツ産業を活性化するため,新品種の育成が望まれている。マンダリン(ミカンタイプ)は,12~1月に出荷できる高付加価値品種が極めて少ない。ハッサクは皮が剥きにくく,大玉になると種...
摘要 消費が伸び悩むカンキツ産業を活性化するため,新品種の育成が望まれている。マンダリン(ミカンタイプ)は,12~1月に出荷できる高付加価値品種が極めて少ない。ハッサクは皮が剥きにくく,大玉になると種...
摘要 1 12~1月出荷マンダリンの育成 12月から1月に樹上完熟でき果重200g以上,無核性で高糖低酸(糖度12度以上,酸1%以下)のマンダリンを育成する。今年度は13組合せの交配を行い約3,000個の雑種種子を得た...
摘要 カンキツトリステザウイルス(CTV)に免疫性で果実品質がやや良好なカラタチ雑種に、カンキツ属の品種を戻し交雑して得た実生のうち、CTV免疫性の約200個体を着果促進のために高接ぎし、養成中であ...
カンキツにおける細胞質雄性不稔とミトコンドリアDNAとの関係
摘要 従来の中晩生カンキツの主要品種であるナツミカン、ハッサク、イヨカン等は消費が低迷しており、新品種の育成が急務となっている。新品種は、栽培性、果実商品性共に優れたものでなければならない。含核数は...
カンキツにおける細胞質雑種作出による雄性不稔性の細胞質を持つ母本の育成
摘要 現在の中晩生カンキツの主力品種であるナツミカンやハッサクは、含核数が多く果肉の品質も劣ることから、無核で果肉の品質が優れた新品種を育成する必要がある。無核性品種を育成するためには雄性不稔性の利...
摘要 5年度は4年度に開発した分析法を用いて、カンキツ数品種の茎のリモノイドの経時的変化を調査した。ほとんど全品種で茎のリモニンは生長に伴ない低下した。品種間差異について検討すると、果汁のリモノイド...
摘要 CTV耐病性の育種素材の探索を行うため、カンキツ類16品種に2系統のCTVを接種して、CTV増殖の品種間差異を調査し、増殖程度が耐病性の指標として使えるか否かを試験した。その結果、品種及びCT...