冷害対策技術選択のための経営的意思決定基準と経営計画モデルの策定
摘要 多様な冷害対応技術の開発と早期警戒システムによる情報提供を受けて、冷害に対する合理的な経営対応(技術選択と経営計画の策定)方策を、地域特性、農家特性ごとに提示し、リスク軽減による水田作経営の安...
摘要 寒地水田土壌の理化学性や土壌環境の動態を、圃場条件で計測・モニタリングする技術を開発すると共に、データの解析と利用の方法について検討する。パソコンを利用したモニタリングシステムによって、水田土...
摘要 イヌホタルイの発生は5年度は代かき後5~70日、6年度は8~50日で、発生の時期は異なった。発芽個体数は両年ともほぼ同数であった。この原因として下記の気象条件が関与した。5年度は冷害年で、低温...
摘要 5年の大冷害を契機として、冷害発生機構の解明ならびに対策技術の開発が強く要請されている。本研究では、やませ気象災害軽減のため、新しい視点から対策技術を検討する。すなわち、(1)不耕起や部分耕と...
摘要 4年度に開発した水田の自動水管理装置について、冷害回避および水管理の省力化に対する有用性を試験してきたが、6年度は、宮城県の「次世代型モデルほ場整備事業」の中で引続き検討を加えてきた。その目的...
摘要 環境負荷軽減に役立つアルコール生産の原料として、てんさいの低コスト生産、安価供給が重要となる。従来製糖原料生産に用いてきた移植栽培に代わる無間引き直播栽培技術開発に向けた生育管理の技術的確立を...
摘要 水稲栽培において、適切な水管理は冷害回避の観点から非常に重要であり、同時に省力化をすべき管理でもある。このような観点から開発した診断型自動水管理装置は水稲の生育や品質によい効果を与え、冷害の回...
摘要 養分フローを定量的に予測するため、水田土壌中における窒素フローを表すシミュレーションモデルを開発する。富山モデルを基礎に改良を加えて、新モデルを組み立てたが、層別地温の推定などについては、今後...
摘要 漸増追肥法は、多収穫に有効であるが、多回数の追肥作業を伴うという問題があった。代替する手法を検討した結果、40日タイプ被覆尿素窒素6kg/10aを、幼穂形成期の約2週間前に追肥することにより、...
摘要 5年度は無機質表層低位泥炭土の美唄と褐色火山性土の羊ケ丘の2か所で試験した。美唄では、天候不良のため登熟歩合が低く、精玄米収量は10a当たり北海277号と北海273号が、それぞれ679Kgと6...
摘要 土壌の化学反応速度に最も大きな影響を与える地・水温に関し、用水温、湛水深、漏水、かん水量などの要因を含む簡易推定法を開発し、冷害条件における水管理との関係を検討した。式による推定値は、実測値よ...
摘要 水田の高い生産力を活用するためには計画的に田畑輪換を行うことが望ましい。そのためには輪換畑初年目の畑作物の作柄を安定させることが重要である。そこで畑作物への切り替え直前の水稲を無代かき栽培し、...
寒地の水稲折衷直播栽培における安定多収要因の解明と省力技術の開発
摘要 生育期間の短い寒地で大規模水稲折衷直播栽培による安定多収を得るために、極早生品種の利用、作期幅の拡大、栽植密度、施肥法及び土性の違い及び生育期の深水管理による生育調節及び冷害防止等の諸条件につ...
摘要 環境条件、栽培条件等が根粒の窒素固定に及ぼす影響を明らかにし、根粒の窒素固定能を活用しただいずの多収栽培技術作出のための資料を得ようとする。5年は北海道の主要16品種と根粒非着生の2系統を用い...
摘要 連作圃場における普通畑作物の耕種処理に対する反応を解析する。5年は連作14年目に当たる。5年は冷害年であり特に豆類の減収が著しく、他の作物も4年に比べると減収した。しかし、ばれいしょの澱粉収量...
土壌窒素動態及び水稲の窒素吸収・代謝と障害型不稔発生の関係解明
摘要 5年度は未曽有の大冷害に見舞われ、特に窒素施肥量の多い水田では障害型不稔が多発した。一方、水稲の障害型不稔に対する有機物施用の効果については、低温下における有機物からの窒素発現動態に未解明な点...
摘要 べたがけ下の地表面に深さ5cm、幅10cm程度の連続した溝を作り、この底にコマツナなどの葉菜類を播種する「べたがけ下の溝底播種法」を開発した。この方法で、厳冬期の無加温ハウスにコマツナを播種し...
摘要 三要素区の収量は極端な減収にはならず、三要素区を100とした各要素欠区の収量指数は昭和61年の場合と類似していた。冷害年には無リン酸区の収量低下が顕著であるという特徴が今回も認められた。一方、...
水田の大区画栽培法に対応した効率的機械利用技術の開発(246)
摘要 湛水散播直播用に開発した噴頭回転式広幅散布機を基幹作業機として2ha圃場で体系試験を行った。圃場内の労働時間は27.0人・h/haとなった。作業能率は、播種0.29h/ha、除草剤散布(2回)...
摘要 省力的な栽培が可能なため連作が多い秋播小麦の連作障害の実態を解明し、秋播小麦の安定栽培技術を明らかにする。5年は冷害年であり、小麦の開花期は連作年数が多いほど遅れる傾向にあったが、出穂期、成熟...