摘要 11年度は降雨流出量が、作業道を舗装したり、マルチを敷設することにより、整備・敷設前に比べ増加し、小雨でも流出が生起するようになることが明らかとなった。この結果は、作業道整備やマルチ敷設等によっ...
摘要 11年度は園内作業道の設計担当者が1時間程度で1園地の園内道の設計が可能となるように、設計支援シミュレータの操作性を改良した。本支援シミュレータの適応性を聞き取り調査したところ、3次元鳥瞰図表示...
摘要 11年度は作業道整備が土壌流亡に及ぼす影響を調査した。一雨ごとの降雨流出率は作業道整備前後で大きな差異はなかったが、一雨雨量100mm以下の雨量での降雨流出率は、作業道整備後に大きな値を示すことを明...
摘要 急峻傾斜地カンキツ園における省力的管理作業化を図るため、片排土ロータリを装備し、低速で造成作業ができる狭幅作業道造成機を開発し、モノレールに接続する作業道の造成方法について検討した。造成機は小...
摘要 本研究では、軽労型高品質果実生産技術、急峻傾斜地における軽労化技術および園地保全技術を導入し、中山間カンキツ地域の活性化に生かすことのできるように、各技術開発を体系化し、営農システムを確立する...
摘要 本研究では、通年マルチ及び潅水と同時に施肥を行う方法による高品質果実安定生産を行うための潅水基準を策定するため、カンキツ水分生理機構を解明する。12~13年度は、分光反射特性や葉気温差測定により、...
摘要 12年度は客土や土壌改良材添加により細根量が多く発生することを明らかにした。堆肥処理では、果実の着色が良く糖度が高く、収量が増加した。11年度細根増加効果の見られたマルチ下点滴潅水同時施肥法に...
摘要 現在稼動している非破壊型選果機では、糖度測定においては、選果機間の差があるものの、従来からの破壊検査と比較し、0.9以上の高い相関が見られたが、酸度の測定精度については0.4~0.5と相関が低...
摘要 急峻傾斜地カンキツ園における管理作業の労働負担の低減を図るため、幅30■の片排土ロータを歩行型管理機に取り付けた狭幅作業道造成機を開発し、最大傾斜30度の斜面畑に適用したところ、2人組作業で道...
摘要 近畿・中国地域で生産される小麦の蛋白質含量は一般に低い傾向があり、今後蛋白質含量を上げることを主体に、その量を制御する土壌管理技術が必要とされている。晩期追肥によって蛋白質含量が上昇する傾向に...
摘要 10年度は根群域を簡易に改善するために、根群制限栽培、マルチ栽培、点滴灌水、通気装置を組み合わせた試験区に苗を移植し、土壌環境をモニタリングした。土壌水分吸引力は日変動し、日の出から午前9時頃...
摘要 10年度は非破壊型選果機を利用することによって、農家間、園地間、樹体間の品質差が明らかとなった。また、平均値や抜き取り検査では混入してしまう低品質果実の存在が明白となった。アンケート調査により...
カンキツ果樹水分生理制御技術による高品質果実生産技術の開発(16)
摘要 10年度はプロピルデヒドロジャスモン酸とジベレリンとを組み合わせた散布及び浸漬処理でカンキツ果実の浮皮軽減効果が見られた。浮皮防止効果の現場での応用をめざした処理時間、処理方法、濃度の組み合わ...
摘要 カンキツ栽培における立地条件等(標高、傾斜、方位角、日照時間、土壌硬度、レキ含有率、葉色および結果量)を説明変数とし、収穫時の糖度および酸度を予測するモデルをニューラルネットワークにより開発し...
摘要 10年度には雨水保留量特性から、一雨雨量が20mm程度までは降雨流出が小さいことが明らかとなった。園内の既設排水路から降雨流出時に雨水を取水する技術について実験し、水路内の流れを取水する方法に...
摘要 10年度は園内作業道設計支援シミュレータの開発見通しを得た。すなわち、m単位で地形の3次元データx、y、z及び果樹の代表直径dの4変数を、地形情報入力データとして入力する。ついで、正方格子の地...
摘要 10年度はカンキツ園における侵食実態について検討し、水の集中する箇所や園内作業道の流出水による侵食など降雨流出水の処理が侵食に大きく影響することが確認された。具体的には、排水路周辺の水道侵食、...
摘要 中山間のカンキツ作における果実の品質向上のためには、土中の養水分等を制御し、根群域の物理・化学的環境の改善を図ることが重要である。そこで、本研究では、地中灌水装置などを利用した軽労型の根群域改...
摘要 我が国の急峻傾斜地カンキツ園(傾斜25度以上)は、排水・日照・風通しが良く、高品質果実生産適地である。しかし、基盤整備と機械化が立ち後れ、生産者は収穫果実の運搬、安定生産のための土壌改良作業お...
摘要 四国中山間急傾斜地カンキツ園地では、土壌侵食防止及び土壌流亡抑制技術など、生産基盤の保全管理技術の開発が不可欠である。そこで、雨量、土壌侵食量及び土壌流亡量などの観測より、法面及び畑面における...