寒地におけるイネ圃場苗立ち性に関するQTL のマッピングと集積
摘要 目的: 高度な苗立ち性および低温発芽性を示す外国稲「Arroz Da Terra(ADT)」および「Italica Liborno(IL)」に由来する苗立ち性に関するQTL(qSES11、qSES7-1、qSES10)と低温発芽性に関するqLTG11について...
摘要 目的:加工適性、耐冷性およびいもち病抵抗性に優れる良質なもち品種の開発を促進する。、成果1)高品質もち米品種の選抜強化、冷水田で個体選抜した6組合せは達観による不稔歩合によって耐冷性に優れる個...
摘要 目的:農家の高齢化や米価の低迷により、水稲栽培においては規模拡大および省力化が求められており、直播栽培はそのための有効な栽培技術である。今後、直播面積を拡大していくためには苗立性の安定が重要で...
摘要 1. インド型イネ品種由来のトビイロウンカ抵抗性遺伝子BPH26の配列と機能を解析した。BPH26は、NBS-LRR構造を保有するタンパク質をコードしていた。BPH26タンパク質は、イネのいもち病抵抗性遺伝子と類似の...
摘要 1. BTHなどの抵抗性誘導剤は、MAPキナーゼ・カスケード(OsMKK10-2、OsMPK6)を活性化し、その結果、WRKY45がリン酸化されて活性化し、病害抵抗性が誘導される。しかし、低温などの環境変化やアブシジン酸...
摘要 1. 日本で育成された多収の飼料イネ品種のゲノム構造を識別するSNPセット(1,152 SNPs)を作成してゲノム構造を調査した結果、同品種群は温帯日本型、インド型、中間型に分類された。中間型品種群における温...
摘要 抵抗性候補遺伝子の構造解析及び抵抗性遺伝子等の発現パターンの解析に関しては、 a) 水稲のいもち病抵抗性反応に関与する候補遺伝子として、パーオキシダーゼの1種であるPox3とセロトニン生合成遺伝子群を...
摘要 稲発酵粗飼料用多収イネ品種に関しては、 a) 東北中部以南向けの耐塩性に強い稲発酵粗飼料用系統「関東飼265号」は、黄熟期乾物重が高くTDN収量は1.2t/10aを示すことから品種登録出願することとした。 b) 縞...
米粉等加工用・業務用水稲品種の育成及び米の未利用成分利用技術の開発
摘要 米粉パンなどの新規需要用品種の育成に関しては、 a) 米粉パン用品種では、「こなだもん」について加工適性に優れるデータが蓄積し、兵庫県で米粉パンの製品化と産地化の見通しが立った。また、製粉性に優れ...
自然変異を利用したイネ実験系統群の作出 (受託課題名 いもち病圃場抵抗性遺伝子の同定とDNAマーカー開発、ゲノムプロ)
摘要 温暖地における遺伝子解析材料のいもち病圃場抵抗性評価
摘要 育成地から依頼された17品種・系統について、真性抵抗性遺伝子型および圃場抵抗性程度を推定した。
多収でいもち病抵抗性・耐冷性・識別性を有する飼料用米品種の育成 (関東以西向けの多収飼料用米品種の育成)
摘要 今年度の多肥移植栽培において、近中四農研では「中国217号」が83.2kg/a、作物研では「関東飼271号」が97.7kg/aと多収であった。「関東264号」は現地試験においても「タカナリ」より多収であり、新品種候補...
多収でいもち病抵抗性・耐冷性・識別性を有する飼料用米品種の育成 (東北地域中北部向けのいもち病抵抗性評価と多収性飼料用米系統の選抜)
摘要 系統選抜により早晩性、草姿、特性に優れる25系統を選抜した。また、生産力検定予備試験供試20系統のうち、早生を中心に、多収の5系統を選抜。生産力検定本試験供試5系統のうち収量性およびいもち病圃場抵抗...
多収でいもち病抵抗性・耐冷性・識別性を有する飼料用米品種の育成 (東北地域中北部向けの耐冷性評価と多収性飼料用米系統の選抜)
摘要 供試全個体・系統の耐冷性を恒温深水法により検定した。個体選抜では、2組合せ176個体を選抜した。単独系統は、1組合せ8系統を選抜した。生産力検定予備試験では、2系統、本試験では2系統を選抜し、このうち...
多収でいもち病抵抗性・耐冷性・識別性を有する飼料用米品種の育成
摘要 今年度の多肥移植栽培における最多収は「奥羽421号」の86.2kg/aであった。「いわいだわら」は、栽培方法や栽培地域によらず安定多収であった。
多収で寒地で必要とされる低温耐性を備えた飼料用米・稲発酵粗飼料用品種の育成
摘要 いもち病抵抗性と耐冷性が「きたあおば」、「たちじょうぶ」より優れる4つの配布系統について、本年度も収量性ならびに栽培特性を調査し、「北海327号」、「北海328号」、「北海329号」の3系統が多肥条件...
トビイロウンカ抵抗性、いもち病圃場抵抗性、縞葉枯病抵抗性等を備えた暖地向き複合病害虫抵抗性品種の育成
摘要 関東IL16号は、qBP4およびbph11の領域が小さく不良連鎖の解消が完了しており、有望なトビイロウンカ抵抗性系統と考えられた。 室内検定試験については,Bph25bを持つ「NIBS5」とbph11およびqBP4を持つ「...
いもち病圃場抵抗性、縞葉枯病抵抗性、ツマグロヨコバイ抵抗性等を備えた温暖地向き複合病害虫抵抗性品種の育成
摘要 Grh3導入系統の育成に関して、稈長等が改善した個体の選抜、Grh5導入系統の育成に関して、遺伝背景を改善しGrh5遺伝子が固定した系統の選抜を行い開発に目処をつけた。pi21導入系統の育成の際に粒重が低下...
摘要 QoI剤抵抗性いもち病菌未発生地域におけるQoI剤および代替剤を取り入れた防除法の効果を確認し、抵抗性菌株の伝搬ルート推定に関するデータが得られた。
摘要 QoI剤抵抗性いもち病菌低密度発生地域における防除体系の構築に必要な代替薬剤の実用性検定、抵抗性菌株率の変動に関するデータが得られた。