水田系の害虫・天敵相の発生生態ならびに薬剤感受性調査(104)
摘要 環境調和型の水稲害虫防除技術の基礎知見を得るために,水稲害虫の発生生態調査を実施した。水稲害虫ニカメイガにはイネとマコモを加害する2系統が存在するが,この2系統それぞれにイネとマコモを与えて産...
水田系の害虫・天敵相の発生生態ならびに薬剤感受性調査(115)
摘要 環境調和型の水稲害虫防除技術確立の基礎として、水稲害虫と各種天敵生物の発生生態と薬剤感受性を調べた。水稲害虫ニカメイガでイネとイネ科のマコモを加害する2系統間の交配試験を行った結果、2系統の雄...
摘要 平成9年までにトリプシンインヒビターの遺伝子導入によりイネに害虫ニカメイガに対する抵抗性を付与することが出来ることが判明したので、この遺伝子をより実用的なイネ品種「どんとこい」等に導入し、耐虫...
ニカメイガの殺虫剤抵抗性の現況調査と抵抗性機構の解明(109)
摘要 稲作の主要害虫であるニカメイガが山形県で多発しているため、山形県産ニカメイガの薬剤感受性試験を行った。その結果、山形県内の2地点(櫛引町,羽黒町)から採集した個体群が東北地域のニカメイガの防除...
摘要 稲作の主要害虫であるニカメイガが東海・中国地域で多発する原因の一つに、ニカメイガが既存の殺虫剤に抵抗性化したことが明らかにされている。一方、東北地域においてもニカメイガが多発する事例が近年増え...
摘要 水稲の重要害虫の一つであるニカメイガの有機リン剤抵抗性機構について検討した。薬物結合活性を示すアリエステラーゼを硫安分画,クロマトフォーカシング等により精製し,アリエステラーゼ(AHE)活性を有する...
摘要 有機リン殺虫剤抵抗性ニカメイガの体内に存在する有機リン殺虫剤無毒化結合タンパク質の本体であるカルボキシルエステラーゼの精製・単離を行った。まず5齢幼虫の中腸から作製した上清画分を40%硫安で処...
摘要 殺虫性タンパク質BTトキシンやプロテアーゼインヒビターの遺伝子を導入したイネを順化し、ニカメイガ幼虫に対する耐虫性試験を実施したが、全てのクローンで生存率、成長速度とも対照と差が認められなかっ...
摘要 イネ(日本晴)のプロトプラストにBTトキシン(殺虫性タンパク質)およびプロテアーゼインヒビター(消化酵素阻害タンパク質)の遺伝子を高発現プロモーターに連結し、除草剤(ビアラフォス)耐性の遺伝子...
摘要 稲作害虫ニカメイガの細胞質上清中から見いだされた有機リン殺虫剤の一つであるフェニトロオクソンと瞬時に結合してこれを無毒化する薬物結合性蛋白質(フェニトロオクソン結合性蛋白質と呼ぶ)の機能とその...
摘要 本研究は、昆虫体内に合成殺虫剤等の低分子性異物が侵入した場合の昆虫の生体防御発現機構の解明を目的とした。3年度は、イエバエのピレスロイド剤抵抗性に関与する酸化酵素P-450が、イエバエ以外の昆...