3)熱帯・亜熱帯における重要病害虫に対する防除管理技術の開発
摘要 本中課題は、年度計画に沿って順調に進捗している。「グリーニング病」プロジェクトでは、ベトナム南部果樹研究所との共同研究が円滑に進められている。「ココヤシ害虫」プロジェクトでは、ハムシの人工飼育...
摘要 熱帯・亜熱帯地域におけるカンキツ類の最重要病害であるカンキツグリーニング病は近年我が国の南西諸島に侵入し、1994年には沖縄本島でも発生が確認された。本病害の蔓延を阻止するためには媒介虫である...
摘要 捕食・寄生性天敵の簡易大量累代飼育法の確立を目的とし、鱗し目昆虫の有力な天敵の一種であるブランコヤドリバエの人工飼育を行った。寄主アワヨトウ幼虫の体表に産みつけられたハエ卵を表面殺菌し、組織培...
主要害虫の防除技術の開発-捕食寄生性ハエ類による生物的防除に関する研究(82)
摘要 捕食寄生性ハエ類であるブランコヤドリバエの天敵としての有用性および生物的防除手段としての有効利用のため生活史パラメーターを調査した。産卵曲線は産卵前期間経過後(羽化後約2日)日当たり産卵数が急...
摘要 熱帯・亜熱帯において持続的農業生産を目指すには害虫類の生物的防除を積極的に取り入れる必要がある。本課題ではこのうち、捕食性のカメムシ類を生物学的防除体系に組み入れる場合の技術的な問題を抽出し、...
摘要 ヒエ類のみを特異的に加害するメイガ類を利用したヒエ属雑草の生物的防除法開発の基礎資料を得るため、この種の発生生態をマレイシア北部ムダ地区において1992年11月から約1カ月間調査した。本種の寄...
摘要 マレイシア農業開発研究所(MARDI)ジャラン・クブン試験場において、泥炭土壌の多様な微生物のうち、特に野菜の根圏に生息するシュードモナス属細菌の生態的特性を調査した。その結果、沖縄と同様にマ...
摘要 害虫の生物的防除は熱帯・亜熱帯における害虫管理に有効な手段であり、とくに捕食寄生性天敵を用いての生物的防除には天敵の安定かつ大量累代飼育法の確立が重要である。そこで、昆虫の組織培養の技術を利用...
主要害虫の防除技術の開発-補食寄生性ハエ類による生物的防除に関する研究(87)
摘要 害虫の総合防除・害虫管理といった考え方から、特に熱帯・亜熱帯地域では、天敵を用いた生物的防除およびこれに関する研究の重要性は近年ますます高まっている。にもかかわらず、捕食寄生性ハエ類の研究は飼...
東南アジアの二期作田の水稲直播栽培における雑草発生相の解明(120)
摘要 東南アジアのかんがい水田では二期作が多く行われているが,近年急速に直播栽培技術の導入が図られている。各国とも直播栽培では雑草害の発生が大きな障害となっている。有効な防除対策を確立するためには,...