摘要 熟化期をかなり過ぎても営繭しない不吐糸蚕が広域の養蚕現場で発生し、その原因として昆虫成長抑制剤である昆虫ホルモン活性物質に疑いがもたれている。これらの薬剤は養蚕地帯の近くで今後も使われる可能性...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-新用途繭の絹糸物性評価-(148)
摘要 「しんあさぎり」の1-4齢低コスト人工飼料5齢桑葉育を基礎とした革新的養蚕技術システムの開発が推進されている中で、得られた繭が絹需要の多様化に対応出来る特徴や性質を持っているか等を明らかにする...
摘要 人工飼料の組成改善は線形計画法の導入により急速に進展した。その結果、広食性蚕を対象とした低コスト人工飼料が開発され、1~4齢人工飼料育・5齢桑葉育を主体とする先進国型養蚕業を目指した技術体系の...
人工飼料育期間拡大による低コスト高品質生産技術の確立(108)
摘要 イミダゾ-ル系化合物混合飼料の保存期間について検討した。化合物はKK-42とKK-110の2種類とし,保存条件として5℃区と20℃区を設け,蚕品種は広食性蚕品種と普通蚕品種を用いた。広食性蚕品種...
摘要 広食性蚕品種の育成及び低コスト人工飼料の開発により、人工飼料による蚕飼育期間が拡大され、年間の飼育回数も大幅に増加可能である。しかし、それに対応できる技術は未確立であり、暖地の特性を生かした桑...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-細繊度・広食性蚕品種の育成(114)
摘要 絹新素材の原料である細繊度繭糸の安定供給をはかる目的で,細繊度でしかも広食性を具備する蚕品種の育成を行った。系統選抜(4~5世代)の結果,繊度は日本種3,中国種5系統が春蚕期で2.5d以下,晩...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-広食性多糸量実用蚕品種の育成-(120)
摘要 「しんあさぎり」はその後、中603号に不越年卵が出る等の欠点がみられたので、引き続き改良を行った。また、さらに繭糸質や産卵性等を改良した、より実用性の高い広食性蚕品種の育成を進めている。交雑適...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-広食性蚕用低コスト人工飼料の開発-(125)
摘要 線形計画法により人工飼料の組成を設計する場合、各種アミノ酸の必要量をどのように設計するかは、蚕の成長や飼料の経済性とも関連して極めて重要である。このため、タンパク質を純粋なアミノ酸に置き換えた...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-乗用・跨畦式桑収穫機及び葉・条分離装置の開発-(132)
摘要 乗用・跨畦式桑収穫機については、条桑の刈取り(刈高30cmに固定)と結束、畦間搬出、さらに株直しまでの一連の作業が同時に1人でできる機種を試作した。この収穫機による収穫作業時間は条桑1t当り1...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-高冷地における密植桑園の時期別収量変動の解明-(133)
摘要 一週間養蚕に対応した高冷地における桑栽培技術体系を確率するため試験を開始した。前年秋末に30,40,50,60,80cmの高さで伐採し,翌年の先枯率を調べたところ,本年度は暖冬で30cm残しの...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-超省力飼育技術体系の確立(134)
摘要 エクダイソンの上蔟への利用については5齢起蚕から日毎の投与試験を行い,それが幼虫の成長および繭の諸形質に及ぼす影響について全貌をほぼ明らかにした。また,エクダイソン標品中に微量に含まれるアナロ...
摘要 先進国型養蚕体系を構築するには安定した多回育大規模養蚕技術の確立が必要で,不安定要因でもあるカイコの核多角体病(膿病)の発病抑制技術の確立が重要な課題になっている。また一方,害虫の核多角体病ウ...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-新用途繭の絹糸物性評価-(160)
摘要 広食性蚕品種を軸とした革新的養蚕技術システムの開発が進められている。そこで広食性蚕品種による生糸品質や絹糸物性を明らかにすることを目的としている。今年度は低コスト人工飼料で飼育した広食性蚕品種...
「一週間養蚕」を軸とする低コスト繭生産技術体系の確立-「一週間養蚕・多回育」に対応する桑の栽培技術体系の確立-(131)
摘要 年間10回の多回育養蚕・一週間養蚕を前提として,多植桑園及び密植桑園に,春切,夏切,2年3回の輪収法など7種類の桑園を組み合わせて設定し,2年目の桑の生育と蚕期別の収穫量を調査した。その結果,...