摘要 目的:果樹試験場で開発した新規囲いワナを活用し、捕獲機能を有する新たな防護柵「捕獲防護柵」を開発する。 成果:全長48mのHMPEネット柵に軽量化したゲート式囲いワナを設置し捕獲を試みたが、U字型に設...
農林水産業競争力アップ技術開発事業 エンドウさび病の発生生態の解明と防除対策の確立
摘要 目的:エンドウさび病は防除対策が確立されておらず、まん延し始めると病勢を抑えることが困難である。このため、有効薬剤の防除適期や防除効果を検討し、防除対策を構築する。 成果:①さび胞子堆、夏胞子堆...
摘要 目的:DNAマーカーを用いた優良個体の選抜技術を確立する。また、DNAマーカーを選抜に用いて県オリジナル品種を効率的に育成する。突然変異育種(枝変わり探索)により、ウンシュウミカンの優良個体を選抜す...
摘要 目的:土壌の母材(3種類:古生層・中生層・灰色低地土)と根域の深さの違い(2種類:50cm・100cm)がウンシュウミカンの樹体生育や果実品質に及ぼす影響について、また土壌の種類による肥料溶出パターンや...
摘要 目的:果樹病害虫の発生予察による的確な防除を行うため、主要病害虫の発生生態の解明と防除対策を検討する。 成果:①緑かび病に対する各種薬剤の残効期間は、ベノミル水和剤とイミノクタジン酢酸塩水和剤の...
摘要 目的:新害虫であるビワキジラミは、2018年より本県で生息が確認されており、本種の加害によりビワ果実にすす症状が発生し商品価値を低下させる。そこで、県内での発生地域および発生生態を解明するとともに...
摘要 目的:ウンシュウミカンの主要病害である黒点病とかいよう病について、集中豪雨が頻発する条件下でも効果的な防除対策を確立する。 成果:①黒点病防除におけるパラフィン系展着剤を加用したジマンダイセン水...
カンキツモザイクウイルスの遺伝子マーカーの開発と弱毒ウイルス利用のための基礎研究
摘要 目的:カンキツモザイクウイルスの弱毒株と強毒株の判別が可能な遺伝子マーカーを開発する。また、病原性が極めて低く強毒株の感染に対して干渉作用を示す弱毒ウイルスを開発する。成果:無病徴樹由来株と発...
傾斜地用農薬散布ドローンの開発と防除技術の確立(ドローンやセンシング技術を活用した果樹の病害虫防除管理効率化技術の開発)
摘要 目的:ウンシュウミカンに対して農薬散布用ドローンで濃厚少量散布できる薬剤が少ないため、既存の登録農薬から濃厚散布できる薬剤を選抜する。 成果:①そうか病に対するジチアノン水和剤のドローンによる濃...
摘要 目的:囲いワナに対して強い警戒心ををもつシカを生み出さないために、ワナの扉の落下音がなく、引き糸の取り付けやセンサーが不要で取扱が容易な囲いワナを開発し、捕獲効果を検証する。 成果:ワナ資材を...
摘要 目的:‘YN26’は和歌山県果樹試験場が育成した極早生ウンシュウミカンであるが、生育期間中に裂果や日焼け果の発生が多く、問題となっている。また、生産者の所得向上のために、ブランド果実である「紀のゆら...
摘要 目的:カキ・モモ等の重要病害虫について、発生生態に基づいた効率的な防除対策を確立する。 成果:クビアカツヤカミキリは、樹木保護資材を塗布した枝への選好性が低く、産卵数が減少した。モモの重要病害...
県オリジナルカキ新品種「紀州てまり」の産地形成に関する技術開発
摘要 目的:へたすき軽減の技術開発、接ぎ木更新による省力樹形の開発を行う。 成果:へたすき果発生軽減技術および省力的な接ぎ木更新技術をまとめてマニュアルを作成した。
摘要 目的:モモせん孔細菌病の多発要因の解明と防除技術の開発を行う。 成果:生育期の防除薬剤として酸化亜鉛水和剤は有望であると考えられた。過去の発病データと気象データから多発要因を解明した。
摘要 目的:カキ果実の低温遭遇と日持ち性の関係を明らかにし、‘刀根早生’の米国等への輸出時の鮮度保持技術および‘富有’の簡易貯蔵技術を開発する。 成果:輸送に適した条件が明らかになった。
摘要 目的:クビアカツヤカミキリの被害の早期発見技術と有効な防除手法を早急に確立する。 成果:シロアリ探知機を利用することにより幼虫の存在部位の検出が可能であると考えられた。
摘要 目的:‘つきあかり’の果実肥大を促進できる技術、果皮着色を抑制しながら適熟を判断できる収穫法について検討する。 成果:9年生‘紀の里白鳳’への高接ぎ更新により、高接ぎ3年目には収量が慣行栽培樹並に...
サクラ・モモ・ウメ等バラ科樹木を加害する外来種クビアカツヤカミキリの防除法の開発
摘要 目的:果樹園地を中心に広く樹幹調査を実施するとともに、圃場での防除実証試験を行う。 成果:令和3年11月30日現在、紀北地域の148園地467樹で被害を確認した。また、シペルメトリン水和剤は高い産卵抑制...
摘要 目的:カキにおいてドローンによる濃厚少量散布が有効な薬剤を選抜する。 成果:角斑落葉病に対するジフェノコナゾール水和剤、チャバネアオカメムシに対するジノテフラン液剤はドローンによる濃厚少量散布...
摘要 目的:カキ、モモの優良品種を育成する。 成果:カキでは85系統の果実品質を評価し、29系統を継続調査と判定した。モモでは57系統の果実品質を評価し、23系統を継続調査と判定した。