要約 タイ東北部における在来種去勢牛の維持に要する代謝エネルギー要求量は, 477 kJ/kgBW0.75である。これらは日本飼養標準における黒毛和種去勢牛の維持に要する代謝エネルギー要求量の470 kJ/kgBW0.75とほ...
耕作放棄地に造成したイタリアンライグラス草地における冬季放牧
要約 耕作放棄地にイタリアンライグラス草地を造成すると、黒毛和種繁殖牛を12月から4月までの150日間冬季放牧できる。放牧開始時草量が235.4kgDM/10aの場合の必要面積は62a/頭である。4月に放牧利用しない牧...
コムギの分岐型フルクタン蓄積に関わる新たなフルクタン合成酵素遺伝子
要約 ハードニング中のコムギから新規のフルクタン合成酵素遺伝子が単離され、これはフルクタンにβ(2→1)結合でフルクトースを転移する1-FFT遺伝子であり、特にβ(2→6)結合を含むフルクタンにフルクトースを付加し...
ペレニアルライグラスのCBFホモログ遺伝子の単離と遺伝子座の同定
要約 ペレニアルライグラスから複数の新規なCBFホモログ遺伝子が単離でき、これらは低温で発現誘導される。4つのCBFホモログ遺伝子がクラスターを形成し5番染色体に座乗する。この領域は他のイネ科作物のCBF遺...
小規模移動放牧における放牧期間延長と耕作放棄地の管理面積の拡大
要約 小規模移動放牧において、肉用繁殖牛を春季は牧草地化された耕作放棄地に放牧し、夏季は牧草地化されていない耕作放棄地等に移すことにより、秋季の牧草が備蓄でき、放牧期間を延長できる。また、耕作放棄...
寒地向き飼料用トウモロコシ育種母材における茎葉消化性の系統間変異
要約 寒地向きトウモロコシのF1親自殖系統における茎葉消化性の系統間変異は大きく、酵素法による高消化性分画含量(OCC+Oa)では30.4~48.9%の系統間変異がある。(OCC+Oa)含量に関し、F1と両親平均値との間に...
要約 膜分離活性汚泥法によってパーラー排水とパドック排水の混合汚水を処理した場合、処理水のBOD、浮遊物質、大腸菌群数は低温時でも安定的に小さくなる。曝気槽と嫌気槽とのあいだを循環させる汚泥の日総量と...
SSRマーカーによるトウモロコシ自殖系統の遺伝子型のプロファイリング
要約
要約 北米で用いられている標準品種を用いた秋季休眠性に基づくアルファルファの群別法は北海道にも適用できる。従来ひとつの群にまとめられていた寒地向け品種は4つの群に詳細分類できる。今後育成される品種系...
マメ科植物「シロバナルーピン」の寒地重粘土地への緑肥作物としての導入
要約 マメ科植物「シロバナルーピン」のいくつかの系統はオホーツク沿岸寒地重粘土地において生育可能で、分枝により繁茂し雑草を抑制するため、緑肥として活用可能である。また強固な茎を持つため、土壌の物理性...
要約 短節間カボチャの栽植密度は133株/aが適当であり、育苗法は72穴セル成型苗が省力的で優れている。 キーワード カボチャ、短節間、セル成型苗、省力、栽植密度 背景・ねらい
カボチャは北海道における...
オーチャードグラス黄さび病(仮称)の新発生と抵抗性の系統間差異
要約 北海道、岩手、宮城、福島、栃木各県の牧草地、道路法面等のオーチャードグラスにおいて、本邦未報告のさび病の一種、黄さび病(仮称、英名:Yellow Rust)が発生している。本病への抵抗性には品種・系統...
要約 膜分離活性汚泥法によってパーラー排水とパドック排水の混合汚水を処理した場合、処理水のBOD、浮遊物質、大腸菌群数は低温時でも安定的に小さくなる。曝気槽と嫌気槽との間を循環させる汚泥の日総量と日処...
要約 「長・野35号」は、根腐病と斑点細菌病に対する耐病性に優れ、商品性に優れた初夏どり向きの新品種である。 キーワード レタス、根腐病、斑点細菌病、初夏どり 背景・ねらい 長野県のレタスは全国一の栽培面...
要約 西南暖地の里山におけるシバ草地造成期において、ワラビ優占状態からシバ優占状態へと遅滞なく誘導するためには、年3回程度の強度の刈払い処理を2年程度繰り返すのが効果的である。 キーワード シバ草地、ワ...
雌穂重割合が高い根釧地域向けサイレージ用トウモロコシ新品種「ぱぴりか(北交62号)」
要約 寒地向きサイレージ用トウモロコシの新F1品種「ぱぴりか(北交62号)」は、“早生の早”の熟期で、栽培限界地帯である根釧地域を適地とする。本品種は、初期生育に優れ、多収で、乾物中の雌穂の割合...
春・秋の収量性と越冬性に優れるオーチャードグラス新品種「はるねみどり(北海29号)」
要約 オーチャードグラス「はるねみどり(北海29号)」は、早生で越冬性に優れる。1番草と4番草が多収で、早春から晩秋まで利用できる。3年目収量は高い。北海道および東北北部に適応し、採草・放牧に利用できる...
要約 ペレニアルライグラスから3種類のフルクタン合成酵素(6G-FFT、1-FFT、1-SST)の遺伝子が単離でき、これらの遺伝子は連鎖群3と7に座乗する。このうち,1-FFT遺伝子は低温馴化過程で発現が増加する。6G-FF...
耐倒伏性が強く多収な"中生の早"のサイレージ用トウモロコシ新品種「きたちから(北交64号)」
要約 寒地向きサイレージ用トウモロコシの新F1品種「きたちから(北交64号)」は、“中生の早”の熟期で、北海道の道央北部、十勝中部および網走内陸部の気象条件が良好な地域を適地とする。本品種は、耐...
越冬性に優れたオーチャードグラスのロシア遺伝資源の育種への利用
要約 オーチャードグラスのロシア遺伝資源とロシア遺伝資源から育成された系統は、耐凍性および耐雪性に優れる。いずれも秋季は休眠開始が早く、越冬後の糖の残存量が多く、春の萌芽が良好である。 キーワード オ...