極晩生ギニアグラス「うーまく」の乾物収量および第一胃内分解性
要約 極晩生ギニアグラス「うーまく」は、ローズグラス「カタンボラ」と比べると、栽培日数が60~90日の間、第一胃内の分解性では同等な数値を示すが、乾物収量が大きく上昇するため、九州地域で夏季に安定的に栽...
極短穂茎葉型イネWCSの飼料特性を活かして黒毛和種胚回収での正常胚率を向上させる
要約 非繊維性炭水化物(NFC)が高く、粗蛋白質(CP)が低い極短穂茎葉型イネWCSの飼料特性を利用して、給与飼料中のNFCとDIP(分解性蛋白質)の比率(NFC/DIP値)を5.8に設計した飼養管理により、残存卵胞数と変性胚数が...
要約 木材チップ由来のクラフトパルプ飼料をトウモロコシの一部と置き換えることにより、泌乳牛の反芻胃pHの日内変動における低下を抑制する。可消化養分総量(TDN)水準を維持したまま飼料中デンプン含量を下げら...
イアコーンサイレージの給与は乳牛の夏季における乳生産性低下を緩和する
要約 飼料の栄養含量を変えずに配合飼料を節減した飼料設計でイアコーンサイレージ(ECS)を給与すると、305日乳量10,000kg水準の酪農家では、6月から9月におけるECS給与時の乳量低下が無給与時の約50%となる。ECS...
キャッサバパルプは肉牛用飼料に適し、成分の季節・工場間変動も小さい
要約 タイ東北部のキャッサバデンプン抽出工場から排出されるキャッサバパルプの化学成...
要約 飼養管理技術の進歩、家畜栄養学に関する研究の進展、環境問題、飼料を取り巻く情勢等が変化していることから、日本飼養標準・乳牛を改訂し、2017年版として公表する。 キーワード 日本飼養標準、乳牛、養分...
黒毛和種繁殖牛に対する「たちすずか」WCSの飼料特性を活かした飼料設計
要約 「たちすずか」WCSは非繊維性炭水化物(NFC)が高く、粗蛋白質(CP)が低い飼料である。要求量に対するCP不足を補った上で、飼料全体のNFCと分解性蛋白質(DIP)の比率(NFC/DIP)を5.0~6.0程度にすると、分娩後に...
アミノ酸バランス改善飼料の給与による豚舎汚水中の「硝酸性窒素等」低減効果の実証
要約 アミノ酸バランス改善飼料の豚への給与は、現有の汚水浄化処理施設のままで豚舎汚水処理水中全窒素を、慣行飼料給与時に比べて約35%低減することが可能である。水質改善効果に加え、温室効果ガスも低減する...
高温下における乳用種育成前期牛の維持要求量および成長に対する利用効率
要約 ホルスタイン種育成前期雌牛における維持に要する代謝エネルギー量に環境温度(18~33°C)の影響は認められない。一方、代謝エネルギーの成長に対...
TMRセンターにおける飼料原料としてのイアコーンサイレージの経済性
要約 TMRセンターがイアコーンサイレージ(ECS)を60ha生産する場合、生産費は約51円/TDN1kgとなる。飼料原料として利用すると飼料費は搾乳牛1頭当たり年間3千円~1.3万円程度低減する。原物収量が概ね1,200kg/10a...
国産ダブルローナタネ粕は大豆粕の代替として泌乳牛に給与できる
要約 圧搾での搾油後に生じる国産ダブルローナタネ粕は、カノーラ粕より脂肪含量が高く蛋白質含量は低いが、栄養価は大豆粕並みに高い。蛋白質のルーメン内分解は大豆粕より速い。脂肪含量が適切となる飼料設計で...
自給飼料利用型TMRセンターからみたコントラクターとの連携効果
要約 北海道で平均的なTMR供給頭数1,000~1,200頭で飼料作面積500~600haのTMRセンターでは、おおむね供給頭数1,200頭で飼料作450haを下回る場合にはコントラクターへ作業委託を行う方が飼料作物の収穫経費は低下...
高刈りがとうもろこしホールクロップサイレージの飼料特性に及ぼす効果
要約 黄熟後期の飼料用とうもろこしを高刈りすると、通常刈りに比べて乾物率が増え、繊維含量が減り、繊維の消化率が高まり、栄養価は向上する。収量の損失は黄熟前期に比べ著しく小さい。硝酸態窒素は少なく、発...
要約 標準泌乳曲線は5次のLegendre多項式とWilminkの指数式を併せたモデルを用い、全国を北海道、東北、関東・北陸・中部・中国、近畿・四国・九州の4区、産次を初産、2産、3・4産、5・6産の4区に分け、分娩月ご...
要約 粗蛋白質と粗脂肪が豊富に含まれる醤油粕は、乳牛用飼料として10%程度を飼料中に配合できる。 キーワード 醤油粕、ウシ、飼料利用 背景・ねらい 醤油の製造過程で排出される醤油粕は、乳牛用飼料として広く...
ペレニアルライグラス主体放牧草の栄養成分および蛋白質利用特性の季節変化
要約 ペレニアルライグラス主体混播放牧草の乾物消化率およびTDN含量は春に高く夏にやや低下するが、従来飼料設計に用いられている生育期別生草の値より高く季節変化も小さい。一方CP含量の増加に伴いCP摂取量が...
インドシナ半島地域における肉用牛飼養標準と飼料資源データベース
要約 インドシナ半島熱帯地域に特有な在来種及びブラーマン種肉用牛のエネルギー及びタンパク質要求量に基づいた肉用牛飼養標準と、同地域固有の飼料資源の一般成分及び栄養価を収載した飼料資源データベースであ...
要約 汎用コンバインにより圧砕処理された稲わらを黒毛和種繁殖雌牛或いは日本短角種去勢肥育牛に飽食量給与した場合、通常稲わらに比べて採食時間は短くなるが反芻時間は同等であり、粗飼料価指数は通常給与で60...
要約 製造副産物のような単味のものや、類型化して分別を行った食品残さの飼料成分に関するデータベースを構築し、飼養標準のデータと組み合わせることで、安定した成分の豚用エコフィード生産を支援するために作...
黒毛和種肥育牛の仕上げ期における玄米と食品残さによる配合飼料代替給与法
要約 玄米、カンショ焼酎粕濃縮液、乾燥豆腐粕などを混合した発酵飼料を大型の黒毛和種去勢牛の仕上げ期5ヵ月間に乾物ベースで配合飼料の60%程度代替給与しても、良好な枝肉成績が得られる。 キーワード 黒毛和...