要約 ムギ類に深刻な被害を与える黒節病では、採種圃場での種子の病原細菌汚染が次年度の多発生に影響する最大の要因である。圃場での発病推移はコロニー拡大モデルに適合し、播種後に生育した感染茎から病原が隣...
無菌条件下でイネ稲こうじ病菌の厚壁胞子をイネ根に接種する方法
要約 人工培養したイネ稲こうじ病菌の厚壁胞子懸濁液を無菌育苗したイネ根に浸漬接種する。本接種法は、根への感染過程を指標に、防除資材のスクリーニングや各種物質の作用を評価するために活用できる。 キーワ...
要約 ムギ類黒節病の防除には、種子消毒剤2剤、生育期散布剤1剤による薬剤防除、ハウス栽培、遅播き栽培による耕種的防除が有効である。これらの組み合わせにより、種子生産の段階に応じた防除体系が構築できる。...
要約 六条大麦(裸麦)に対する薬剤の開花期散布と開花10~20日後頃の追加散布により赤かび病菌によるかび毒蓄積の低減が期待できる。 キーワード 赤かび病、かび毒、六条大麦(裸麦)、デオキシニバレノール、ニバレ...
麦類における出穂後尿素葉面散布は赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない
要約 蛋白質含有率向上を目的とした出穂後の硬質小麦および二条大麦への尿素の葉面散布は、赤かび病の発病とかび毒蓄積に影響しない。また、尿素を赤かび病防除薬剤と混合散布しても、薬剤の効果は低下しない。 ...
要約 六条大麦の幼穂長から出穂期に達するまでの日平均積算気温が推定可能で、その推定値と日平均気温の平年値を用いることで出穂期の予測が可能であり、赤かび病防除等の作業計画作成に活用できる。 キーワード ...
二条大麦の赤かび病防除適期は穂揃い10日後頃の葯殻抽出期である
要約 国内の二条大麦は閉花受粉性で、開花期(ほぼ穂揃い期)に葯が抽出しないが、開花10日後頃に葯殻が穎花の先端から押し出されてくる。この時期が赤かび病およびかび毒蓄積に対し急激に感受性が高まる時期であ...
要約 六条大麦の止葉と上位第2葉との葉耳間長と幼穂長には高い相関関係があり、葉耳間長から幼穂長の推定が可能で追肥時期の判定に活用できる。また、葉耳間長から出穂期までに必要な日平均積算気温、日数も推定...
要約 チルト乳剤25のオオムギ穂揃い期の散布によって、裸黒穂病子実保菌率が低減し、それを種子として用いると発病が抑制される。トリフミン水和剤、ベンレートTコートによる種子消毒は、裸黒穂病保菌率が高い種...
要約 チオファネートメチル(商品名:トップジンM)水和剤では散布後30分以降の降雨ならば防除効果の低下は少ない。粉剤では降雨強度が防除効果に強く影響し、弱い雨が2~3時間程度ならば再散布は必要ないが、強...
アビジン遺伝子を導入したイネの玄米は貯穀害虫の成育を阻害する
要約 鶏卵の糖タンパク質であるアビジンの遺伝子を導入した形質転換イネの玄米は、貯穀害虫であるヒラタコクヌストモドキに対して虫害抵抗性を示す。 キーワード アビジン、米、貯穀害虫防除、遺伝子組み換え 背...
コレマンアブラバチを用いたバンカー法による施設ナスのアブラムシ防除
要約 促成栽培ナスでの春期アブラムシ対策として、11月にムギ類を播種し、2週間後にムギクビレアブラムシを接種し、さらに2週間後にコレマンアブラバチを放飼するバンカー法により、モモアカアブラムシとワタア...
要約 重粘土転換畑の本暗渠の中間に浅層暗渠を施工し、畝下深耕型の耕うん同時畝立て作業機と搬出や薬剤散布等の汎用作業が行えるクローラ運搬車を導入する作業システムである。排水性の改善等により収量が増加し...
コレマンアブラバチを用いたバンカー法による施設ナスのアブラムシ防除
要約 促成栽培ナスでの春期アブラムシ対策として、11月にムギ類を播種し、2週間後にムギクビレアブラムシを接種し、さらに2週間後にコレマンアブラバチを放飼するバンカー法により、モモアカアブラムシとワタア...
コレマンアブラバチを用いたバンカー法による施設ナスのアブラムシ防除
要約 促成栽培ナスでの春期アブラムシ対策として、11月にムギ類を播種し、2週間後にムギクビレアブラムシを接種し、さらに2週間後にコレマンアブラバチを放飼するバンカー法により、モモアカアブラムシとワタア...
要約 重粘土転換畑の本暗渠の中間に浅層暗渠を施工し、畝下深耕型の耕うん同時畝立て作業機と搬出や薬剤散布等の汎用作業が行えるクローラ運搬車を導入する作業システムである。排水性の改善等により収量が増加し...
要約 オオムギ網斑病菌により、大麦子実に褐色の病斑が形成される。出穂期にプロピコナゾール乳剤を散布することにより穂の発病を抑制できる。 キーワード オオムギ網斑病、子実の病徴、防除薬剤、プロピコナゾー...
要約 オオムギ網斑病の種子伝染による発病を防止するには、薬剤による種子消毒が有効である。また、発病後の病勢進展を防止するには、出穂期以降の薬剤の茎葉散布が有効である。 背景・ねらい 近年、オオムギ網...
要約 麦あと湛直水稲栽培でのイチモンジセセリ(イネツトムシ)第2世代幼虫の発生量は同時期の移植水稲に比較して多く、6月上旬(大麦あと)より6月下旬(小麦あと)では更に多い。実測孵化日は、湛直栽培などの...
要約 オオムギ斑葉病の防除法として、出穂期20~30日後の殺菌剤散布により、種子感染を防止することができ、本病に対する種子消毒を省略できる。また、出穂期20日後頃(4月下旬)の散布ではうどんこ病との同時防...