要約 夏秋茶葉を食品加工等に利用するとき、ベルトコンベヤ式マイクロ波加熱装置に投入した後仕上げ乾燥するマイクロ波製茶は、35~60秒間に30%(DB%)程度まで乾燥することで、色沢や滋味における夏秋茶固有の欠...
要約 はさみ摘みてん茶としての収量性は、「やぶきた」が最も優れ、「さみどり」は摘採面当たりの収量が多い。てん茶品質は「さみどり」が最も優れ、葉厚の薄い「おくみどり」、「あさひ」も優れる。総合すると「...
要約 石臼で粉砕した場合、粒度が細かく、従来のまっ茶を添加した食品に向くと考えられる。ボールミルはざらつきがみられるため舌ざわりの影響のない食品への着色剤としての添加、ピンミルは粒度がさらに粗く、香...
要約 温度変色塗料を用いることにより、かまいり製玉緑茶製造に用いる炒り葉機第1円筒の水平方向の温度分布を知ることができる。熊本県農業研究センター・茶業研究所 背景・ねらい かまいり製玉緑茶の製造に用い...
要約 てん茶においては原葉の葉厚が200μm以下で、「さえ」のある品質の良い荒茶ができる。走査型電子顕微鏡で荒茶断面を見ると「さえ」のあるものは葉厚が薄く、ほとんど細胞間隙が見られない。 背景・ねらい 抹...
要約 てん茶の自然仕立て園では、縦型ノズルを使用して防除すると葉裏や茶樹の下部への薬液の付着が良くなり防除効果を高めることができる。さらにタンク、動力噴霧機を積載した自走散布機を使用した場合、薬液量...
要約 玉露、てん茶ともに、hexanal,(E)-2-hexenal,cis-3-hexen-1-ol,furfural, linalool,geraniolは蒸し工程で大きく減少する。覆い香の主体であるDimetyl Sulfideは、玉露では大きな変化はないが、てん茶では工...
要約 てん茶機下段コンベアにおける乾燥で、温度調節操作が乾燥条件に及ぼす影響は装置内の熱放射体温度から推定できる。また、時間あたり処理量が多く乾燥不十分な状態は、湿度、排気温度、排気風速の推移に現れ...
要約 まっ茶臼の温度は、20℃の室温で粉砕開始から8時間で約50℃まで上昇し、50℃前後がまっ茶臼の粉砕中の摩擦で起こる温度の上限と考えられ、連続粉砕でまっっ茶臼の温度が高いものほど品質は向上する。 背景・ね...
要約 遮光下における自然仕立て茶樹新芽の葉厚は、第1葉から第3葉までの同一葉位では着芽位や枝条の生育程度などによる差は小さく、ほぼ同程度の葉厚になる。また、第3葉の荒茶品質に及ぼす影響が大きいため、葉...
要約 自然仕立て茶樹の窒素吸収特性を考慮し、慣行の施肥体系を被覆尿素肥料を利用した施肥体系に置き換えることにより、同窒素レベルにおいては、一番茶新芽の全窒素含量を維持しつつ、硝酸態窒素溶脱量を1~2...
要約 覆い下茶園から摘採された生葉の保管時、保管装置内空気を冷却循環させ温湿度管理することで、茶含水率の均一性向上や重量減の縮小が図られ、製茶品質は生葉コンテナで保管したものと比べ明らかに優れる。 ...
要約 茶園の被覆棚に、目合1㎜以下の化学繊維網を全面被覆することによって、チャノミドリヒメヨコバイ、チャノキイロアザミウマ、チャノホソガの密度は減少し、被害を軽減できる。 背景・ねらい 玉露、てん茶...
要約 場内に保存している遺伝資源約2450点の萌芽期、耐寒性、樹勢、二番茶期の新芽の葉色、大きさ、先端長及び約440点の一番茶芽の主要化学成分含量特性を調査し、日本語データベースソフト「桐Ver.4」を用いてデ...
要約 生葉の葉厚は、てん茶品質及び呈味成分含量との間に高い相関が認められ、葉厚の薄い生葉ほどてん茶品質が高い傾向を示す。そのため、生葉品質の評価が葉厚によってできることが明らかになった。 背景・ねら...