キャベツ等の可食部カドミウム濃度推定に塩化カルシウム土壌抽出法が適する
要約 キャベツ、ハクサイ、ブロッコリー、レタス、エダマメ可食部カドミウム濃度は、土壌pHによって変動する。可食部カドミウム濃度推定には、土壌pHに関わりなく、塩化カルシウムによる土壌抽出法が適している。...
野菜可食部カドミウム濃度低減化におけるうね内部分施用による苦土石灰量削減
要約 苦土石灰と化成肥料を同時に、うね内に部分施用(幅20cm・深さ20cm)すると、エダマメ、ハクサイ、キャベツの可食部カドミウム濃度を従来の全面施用と同等程度に低減可能であり、全面施用と比べて資材施用量を...
露地野菜の市町村別生産統計と市況情報から詳細な生産実態が読み取れる
要約 市町村別季節別生産統計と青果物市況情報とを用いると、露地野菜産地の位置を市町村単位、出荷期を一週間単位で特定することができる。また、発育段階予測モデルを適用すると生育時の気象環境を特定でき、気...
1うね2条の平うね栽培で肥料施用量を削減できる「平うね内部分施用機」
要約 1つの平うねで2条の露地野菜を栽培する平うね栽培において、基肥を移植苗の近傍にのみ帯状に施用することができ、単位面積当たりの肥料施用量を30~50%削減できる。成形板を交換することによって、1うね1条...
要約
岡山県南部のハクサイ産地で収穫期のハクサイに発生した黄白色のモザイク症状は種子伝染性のTurnip yellow mosaic virus (TYMV)による新病害(黄化モザイク病)である。
キーワ...
ハクサイ軟腐病を防除する2種Lactobacillus属乳酸菌製剤
要約
発酵食品から分離した2種乳酸菌 Lactobacillus plantarum と “Lactobacillus kyotoensis”(新種)を供して試作した製剤は、ハクサイ軟腐病に対して既存の微生物農薬と同等の防除効...
要約 結球葉菜類栽培において、収穫後に残渣が大量に発生するが、胚軸部での切断収穫と収穫後の鋤き込みにより、土壌表面に露出する残渣を大幅に削減できる。また、年内最終の耕起を12月に行うことで、冬期の雑草...
野菜用中高平高畦はサツマイモ「コガネセンガン」の栽培に共用できる
要約 サツマイモ「コガネセンガン」の収量およびいも形状は畦幅120cmの野菜用中高平高畦と畦幅90cmのサツマイモ用高畦で変わらない。中高平高畦は野菜作とコガネセンガン作で汎用できる上、コガネセンガン作におい...
要約
要約 家畜ふんたい肥を活用するための施肥設計システム「たい肥ナビ!」を開発した。「たい肥ナビ!」を使うと、たい肥の適正施用量、および、低減した化学肥料施用量を簡易に短時間で算定できる。また、地域におけ...
速効性の窒素成分を多く含み、窒素とカリの養分バランスが良い窒素付加堆肥の特性
要約 窒素付加堆肥は牛ふんおがくず堆肥をベースとした硝酸態窒素を多く含む窒素とカリのバランス良い速効性の有機質肥料である。堆肥ペレットに成型することで貯蔵中の成分安定性が向上し、かつ、施用後の溶出は...
トルコギキョウにおけるネギアザミウマとえそ輪紋病の発生消長およびIYSV感染植物
要約 アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)を媒介するネギアザミウマは3月以降に誘殺が確認され、その後増加傾向で推移する。えそ輪紋病は本種の誘殺数増加に伴って多発する。また、これまでに報告のない作...
要約 乳用牛ふんたい肥では、K2O/N(カリと窒素の比。以下,KN比と定義する)によりカリ含量が高いたい肥を区分できる。KN比≧1.8の乳用牛ふんたい肥は窒素・リン酸に比べカリ含量が高く、化学肥料代替の施肥設...
葉菜類における固化培地利用によるセル成型苗の若苗定植の生育特性
要約 あらかじめ根鉢状に成型された固化培地を利用したセル成型苗は、従来培地育苗よりも若苗定植(本葉展開初期)でき、育苗日数の短縮や、春から盛夏季定植における活着及び生育促進などの効果がある。 キーワ...
要約 ハクサイの慣行施肥体系(基肥-追肥2回)において、結球開始期に施用する追肥窒素の10日以上の遅れは、結球重を減少させるだけでなく、結球中の硝酸イオン濃度の上昇をもたらす。特に、硝酸系肥料の使用は硝...
要約 育苗用土を入れた3号ポリポットを播種箱に並べて透明ビニルで全体を包み、小型ビニルトンネル内に 密閉すると、6~9月の晴天日には最高地温が60℃以上になり、晴天日1日の処理で苗立枯病菌、根こぶ病菌、...
要約 タマネギ残さ炭化物の育苗培養土への5~10%混合でレタスやタマネギ苗の生育が促進される。 本圃への100~400kg/10a施用で土壌容積重が減少、保水性が向上しタマネギの収量が増す。ハクサイ定植時 植え穴5~...
要約 ハクサイの慣行施肥(基肥ー追肥2回)体系において、結球中の硝酸イオン濃度に対して影響が大きいのは追肥であり、特に2回目の追肥の影響が大きい。 キーワード ハクサイ、硝酸イオン、追肥窒素 背景・ねらい ...
要約 深層の陰イオン交換容量が約50 mmolc kg-1と高い黒ボク土畑では、各種資材を10年連用すると、化学肥料区では施用窒素の約5割、豚ぷん堆肥区では約1/4に相当する1800∼2300 kg ha-1の硝酸性窒素が深さ4.5 mま...
家畜ふん堆肥による化学肥料代替は葉菜類のカドミウム濃度を低減する
要約 家畜ふん堆肥等による化学肥料代替率を高め、それに応じて化学肥料の施用量を削減する管理を続けると、土壌へのカドミウム(Cd)の投入量が抑制されるとともに、土壌中の可給態Cdが低濃度になり、葉菜類可...