ニラのアポミクシスを構成する複相大胞子形成と単為発生の遺伝様式
要約 ニラのアポミクシスの構成要素である複相大胞子形成と単為発生は、作用力の大きな異なる優性遺伝子に制御される。単為発生には、その前提として複相大胞子形成が必要である。 キーワード ニラ、アポミクシス...
アイリスイエロースポットウイルスによるニラえそ条斑病(新称)の発生
要約 栃木県で発生したニラの白斑症状は、アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)による新病害である。IYSVは、ニラに全身感染するが汁液伝染の可能性は低い。 キーワード ニラ、えそ条斑病、IYSV 背景・ねら...
要約 ハウス栽培におけるニラの生産性と品質を向上させるための窒素施肥法(kg/10a)は、定植年は基肥10、分施8+8、収穫年は基肥8、分施6+6+6とする。 キーワード ニラ、ハウス栽培、窒素施肥、養分吸収特性 背景...
要約 「パワフルグリーンベルト」において収量と葉幅の広さを維持できる栽植密度は,40~57本/㎡である。条間を35cmとした場合の株間と1株あたりの植えつけ本数は,株間15~21cmで3本植え,または株間20~25cmで4...
要約 ネギハモグリバエの殺虫剤感受性は、25℃長日条件(15L9D)下で各種薬液にネギ葉身部を浸漬処理することで室内で検定できる。その結果、幼虫が高い感受性を示した殺虫剤はCVP乳剤、チオシクラム水和剤、シロマ...
要約 モンゴルで収集されたニラ遺伝資源‘94Mo13’、‘94Mo49’、および‘94Mo50’は二倍体であり、かつ両性生殖性である。通常は高いアポミクシス性を示すニラの交雑育種の素材として、これらの系統は有用である。 キ...
要約 バラ新品種「湘南 キャンディ レッド」は、スプレータイプで花色は赤、花形はカップ咲きで、やや大きめの花を咲かせる。1茎の花数は5輪程度、側蕾が少なく、花の高さが良く揃う。養液栽培において生産性は...
要約 セルトレイで育苗した「パワフルグリーンベルト」を1株当たり7本植えすると、慣行品種とほぼ同等の収量が得られ、抽だいしないことから夏どり用品種として有望。 キーワード ニラ、夏どり、抽だい 背景・ね...
要約 ニラのロックウール栽培における培養液濃度はEC1.2dS/m以上、1.8dS/m未満が適する。 背景・ねらい ニラは販売単価が比較的高く、長期間連続収穫を行うことからロックウール栽培への適応性が高い品目の一つと...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
要約 冬期におけるニラの伏込み・軟化栽培の適品種は、12~1月伏込みでは「海南」、2~3月伏込みでは「大連」である。連続2回収穫のための軟化温度・期間は、地温15度C・約1ヶ月である。株養成は、1株当たり植付...
要約 夏どりニラの抽だいを制御するには、10月下旬までに保温を開始し、昼温・夜温を高めに(昼温35℃夜温5~10℃)管理することにより、抽だい期の遅延や抽だい花茎の発生率及び花茎数が減少し、夏どりにらの生産...
積雪寒冷地におけるニラの休眠特性を利用した冬春どり(2月〜5月)栽培
要約 積雪寒冷地でハウスを利用したニラの冬春どり栽培は、休眠の深い品種を用い、11月下旬より保温、加温することで、翌2月下旬から5月上旬まで3回良質の収穫物を得ることができる。a当たり収量は、1年目400kg、...
要約 にらの1月上旬出荷のためには、株を十分養成した「たいりょう」あるいは「パワフルグリーンベルト」を12月1日頃から加温をする。温度は、初め15℃としその後下げる。品種により休眠特性が異なり、短日処理で...
要約 ニラのハウスを利用した秋どり栽培では、3月播種のセル成型育苗を行い、5月に定植すると1年目から収穫でき、a当たり収量は1年目2回収穫で200~260kg、2年目3回収穫で540kgである。刈捨て時期は1年目9月上、...
要約 抽だいの少ない夏どり用新品種「きぬみどり」を育成した。この品種は、グリーンベルトに比べて抽だい花茎数が半分以下と極めて少ないのが特徴である。また、高温期においても葉色が濃く、葉幅が広く、収量も...
要約 ニラ6品種を用い低温遭遇時間と休眠について調査した結果、休眠が浅い品種と深い品種群に分けることができた。前者は11月中旬ごろ(5度C以下50~100時間)に休眠が最も深くなり、後者は先の品種群より早くから...