Erysipelothrix属菌の血清型別が可能なマルチプレックスPCR法の開発
要約 開発したマルチプレックスPCR法は、Erysipelothrix属菌の1から26型からなる血清型を識別可能な手法である。従来の血清型別法である寒天ゲル内沈降反応は、判定までに2日以上を要していたが、本法により、迅...
圧縮空気を間欠噴射することにより、ニラ下葉除去での空気使用量を削減できる
要約 圧縮空気を間欠的にニラの株元に噴射して下葉除去を行う装置で、連続的に空気を噴射する従来の機械と比較して、作業能率と下葉除去精度を維持したまま空気の使用量を約60%削減でき、コンプレッサの消費電力...
ニラのアポミクシスを構成する複相大胞子形成と単為発生の遺伝様式
要約 ニラのアポミクシスの構成要素である複相大胞子形成と単為発生は、作用力の大きな異なる優性遺伝子に制御される。単為発生には、その前提として複相大胞子形成が必要である。 キーワード ニラ、アポミクシス...
要約 ニラの収穫後に起きる遺伝子発現の変化を明らかにして、貯蔵に伴って発現が特徴的に変動する遺伝子を特定し、RT-PCRで半定量的に検出することにより、ニラの収穫後の鮮度評価を行うことができる。 キーワー...
要約 包装袋のシール部微細孔に加え、レーザー光により袋表面に微細穿孔を開けることで、これまで難しかった輸出など長期間にわたる鮮度保持が可能となった。その結果、ニラやネットメロン等を航空便と同等の品質...
要約 ハブソウ、らっかせい、かんしょ、アフリカンマリーゴールド、フレンチマリーゴールド、野生エンバクの6種植物は、約3ヶ月間栽培することで無処理に比べクマモトネグサレセンチュウの密度をより低減する。特...
施設栽培ニラにおけるニラえそ条斑病対策を目的としたネギアザミウマ防除体系
要約
ニラのネギアザミウマに対して、ベンフラカルブマイクロカプセル、クロチアニジン水溶剤、スピノサド顆粒水和剤の殺虫効果が高く、これら3薬剤を基幹とした防除体系により本種およ...
水稲育苗箱と底面給水用マットを用いたイチゴ底面給水育苗システム
要約
開発した底面給水育苗システムは、水稲育苗箱や底面給水用マット等市販の部材を用いるため、安価で組み立てが容易である。本システムにより、炭疽病の蔓延が抑制され、灌水回数と水...
アイリスイエロースポットウイルスによるニラえそ条斑病(新称)の発生
要約 栃木県で発生したニラの白斑症状は、アイリスイエロースポットウイルス(IYSV)による新病害である。IYSVは、ニラに全身感染するが汁液伝染の可能性は低い。 キーワード ニラ、えそ条斑病、IYSV 背景・ねら...
タマネギ栽培地周辺のIYSV保毒虫誘殺消長と防虫ネットによる施設への侵入抑制
要約 タマネギ栽培地周辺におけるIYSVの媒介虫であるネギアザミウマの誘殺数と保毒虫率は、タマネギ収穫後に著しく増加するが、近隣のトルコギキョウ栽培ハウスでは開口部を0.6mm目合い程度の防虫ネットで被覆す...
要約 粗飼料・葉菜中β-カロテン含量は、ミキサー抽出-アセトニトリル洗浄-吸光度測定により簡易迅速に推定できる。 背景・ねらい β-カロテンは牛の健康を維持し高品質な畜産物を生産するために重要なプロビタミ...
おがくず牛ふん堆肥を利用したニラにおける硝酸態窒素溶脱軽減栽培
要約 窒素無機化が遅い堆肥は、収量を低下させることなく硝酸態窒素溶脱を軽減させることができる。窒素無機化が早い堆肥は、土壌中の残存窒素量に応じて基肥窒素を減肥すると、目標収量(3t/10a)を確保しながら...
鶏の野菜類に対する採食行動と野菜類添加が飼料要求率に及ぼす影響
要約 鶏に、アスパラガス新芽と野草(メヒシバ)を同時給与すると、野草は採食しアスパラガスは 採食しない。他の野菜類でも採食行動に差を認める。鶏雛に乾燥野菜類を飼料添加給与すると、飼料要求率は 対照区に...
要約 ハウス栽培におけるニラの生産性と品質を向上させるための窒素施肥法(kg/10a)は、定植年は基肥10、分施8+8、収穫年は基肥8、分施6+6+6とする。 キーワード ニラ、ハウス栽培、窒素施肥、養分吸収特性 背景...
要約 京都府におけるネギハモグリバエの土着捕食寄生バチは、コガネコバチ科の Halticopter a circulus (Walker)、ヒメコバチ科のPnigalio katonis (Ishii)、イサエアヒメコバチ、Chrysocharis pentheus (Walke...
ネギ類由来のスルフィドよる褐変抑制及びアクリルアミドの生成抑制
要約 ネギ属野菜から生成するスルフィド類には、高温加工食品におけるアクリルアミドの 生成を大幅に低減する作用、カットレタスやカットリンゴの酵素的褐変を抑制する作用及び糖とアミノ酸による非酵素的褐変を...
要約 「パワフルグリーンベルト」において収量と葉幅の広さを維持できる栽植密度は,40~57本/㎡である。条間を35cmとした場合の株間と1株あたりの植えつけ本数は,株間15~21cmで3本植え,または株間20~25cmで4...
ポリプロピレンとポリエチレンを貼り合わせた野菜の鮮度保持包装袋
要約 ポリプロピレンフィルム(PP)を表面にポリエチレンフィルム(PE)を裏面とし、そのPEの面積と厚さを変えることにより、ガス透過性を制御でき、鮮度保持効果を持つ包装袋とすることができる。青ネギに適用し...
要約 ネギハモグリバエの殺虫剤感受性は、25℃長日条件(15L9D)下で各種薬液にネギ葉身部を浸漬処理することで室内で検定できる。その結果、幼虫が高い感受性を示した殺虫剤はCVP乳剤、チオシクラム水和剤、シロマ...
要約 基肥は、土壌の残存窒素量に応じて減肥し、冬どり前は追肥せず、翌年の夏どり前に肥効調節型肥料(70日タイプ)で施肥すると、目標収量(3t/10a)を確保でき、ニラの葉中硝酸イオン濃度は慣行栽培に比べて半減...