簡易茎頂接ぎ木法によるパッションフルーツのウイルスフリー化技術
要約 簡易茎頂接ぎ木法により、トケイソウ潜在ウイルス(PLV)に感染したパッションフルーツ株からPLVフリー株を得ることができる。無菌操作や特殊な施設は不要なうえ、処理約2カ月後にはウイルス検定が可能で、現...
要約 新規に開発したカンキツグリーニング病原細菌(CLas)培地により、人工条件下でCLasを再現性よく高効率に培養できる。さらに、本培地にオキシテトラサイクリンを添加することで、CLasの増殖促進作用が認められ...
チャトゲコナジラミの天敵寄生蜂シルベストリコバチの累代飼育法と生態特性
要約 侵入害虫チャトゲコナジラミの天敵寄生蜂シルベストリコバチは、カンキツ実生に寄生させたミカントゲコナジラミを餌に累代飼育ができる。我が国に生息するシルベストリコバチに生態特性(雌雄の羽化パターン)...
要約 形質転換体由来の蛍光タンパク質をマーカーとして用い、キク植物体の培養葉切片の癒合と癒合部分からの植物体再分化を介して、キク周縁キメラ植物を作出できる。 キーワード 周縁キメラ、キク、組織培養、蛍...
SSRマーカーによる日本のパインアップル品種のDNA品種識別
要約 パインアップルで開発した18種類のSSRマーカーにより、沖縄県で育成された7品種を含む合計30のパインアップル品種・系統のDNA品種識別が可能である。 キーワード パインアップル、SSRマーカー、DNA品種識別 ...
カンキツ台木の枝内水分通導性を利用した樹冠拡大能力の早期予測法
要約 5か月齢の台木実生の枝内水分通導性は、その台木を用いたカンキツ樹の幹周と相関が高く、これにより台木として利用した場合の穂木品種の樹冠拡大程度を早期に予測することができる。 キーワード カンキツ、...
無病苗定植と圃場内および地域一斉防除によるグリーニング病の発生抑制
要約 カンキツグリーニング病常発地域において、無病苗の定植後に媒介虫ミカンキジラミの地域一斉防除と圃場内の慣行防除を継続すると、定植後5年経過してもシークワーシャーにおける同病の発生は低頻度にとどま...
要約
フジコナカイガラムシを芽出しソラマメで飼育した結果、雌のふ化から羽化までの発育零点は12.2℃、有効積算温度は331日度と推定された。これらパラメータを用いると発生時期が推測で...
要約 〔カンキツグリーニング病のベクターであるミカンキジラミは、蛍光顔料粉末を粉衣するダストマーキング法により標識できる。 背景・ねらい カンキツグリーニン...
ウイロイド類の無毒化によるカンキツ「不知火」の樹勢強化と品質向上
要約 カンキツ「不知火」は、ウイロイド・ウイルス類を無毒化した樹、または無毒化後トリステザウイルス(CTV)弱毒系統M16A接種した樹を用いることにより、樹勢が強化され、減酸良好な、高品質果実が生産できる。 ...
要約 カンキツ新品種「肥の豊」は、「不知火」を種子親に「マーコット」を花粉親に交配して育成した珠心胚実生変異である。果実の形状は「不知火」と大きく変わらないが、樹勢が強く、減酸が早い。 キーワード カ...
害虫の侵入定着を防止し所定の安全レベルを達成するための植物検疫強度の推定法
要約 繁殖可能な害虫の国内への侵入確率の推定式,及び侵入確率を所定のレベル以下に低下させるのに必要なサンプリング検査と検疫処理の組み合わせを決定するための式を導いた。これらの式と害虫の定着確率から,...
要約 カラタチのとげなし性の遺伝には一対の遺伝子が関与し、劣性ホモの個体はとげなしとなる。 背景・ねらい カンキツ類の実生苗には一般にとげがあり、台木養成や芽接ぎ繁殖を行う上で支障となる。特にカラタチ...