トウモロコシにおけるアーバスキュラー菌根菌感染率の品種・系統間差
要約 トウモロコシの生育初期における菌根菌感染率には、大きな品種・系統間差が認められ、特に、十勝農試で育成された系統には感染率の高いものが含まれる。 キーワード トウモロコシ、アーバスキュラー菌根菌、...
幼苗期における在来品種の窒素反応は、改良品種よりも敏感である
要約 イネの相対乾物生産重率と吸収窒素あたりの乾物生産効率には、顕著な品種間差異が幼苗期で認められ、在来品種は改良品種よりも窒素に対する反応が敏感であり、効率的乾物生産が可能である。 キーワード イネ...
九州北部の水稲大麦二毛作飼料生産での土壌窒素供給を踏まえた窒素施肥法
要約 九州北部の水稲大麦二毛作で飼料生産する場合、水稲「タチアオバ」で2.0t/10a、大麦「ニシノチカラ」で1.4t/10aの乾物収量を目標にし、対応する吸収窒素量をいずれも15kgN/10aとする。窒素施肥量は土壌から...
要約 水稲「にこまる」の全量基肥栽培において、被覆尿素肥料と速効性窒素肥料を1:1で配合し施肥する場合の被覆尿素肥料は、100日タイプよりも120日タイプを用いた方が、千粒重、玄米収量が優れる。 キーワード ...
牛ふんたい肥の連用効果と地力窒素を考慮した「たい肥ナビ!水稲版」
要約 「たい肥ナビ!水稲版」を使うと、牛ふんたい肥の連用効果と水田土壌の地力窒素を考慮し化学肥料を効率的に低減する施肥設計が、短時間で簡便に計算できる。 キーワード 水稲、牛ふんたい肥の連用効果、地力...
飼料用稲「べこごのみ」の湛水直播栽培によるWCS全刈り乾物収量10t穫り体系
要約 寒冷地北部の日本海側に適した飼料用稲新品種「べこごのみ」を用いると、大区画圃場におけるWCS全刈り乾物収量は、湛水直播栽培技術による9月上旬から中旬の収穫で10t/haの生産を安定して得られる。 背...
要約 米検査時の玄米を想定し、玄米収量、屑米重、玄米タンパク含有率、千粒重を変数とする籾数推定式から生産者の籾数レベルを簡易に診断できる。この籾数診断値から、適正な籾数範囲を得るための次年作の基肥窒...
要約 キャベツの肥料制限苗は定植直後のシカによる被害が軽減できることから、侵入防止柵の設置を定植作業後に行える。常設柵に比べ、耕起や定植時の作業性が良くなるとともに圃場全体が有効に利用できる。 キー...
要約 ブロッコリーセル内の窒素施肥育苗では、葉の接触刺激により苗の発根促進や徒長抑制など苗質向上に関与し、エチレンを生成するが、品種によりその効果は異なる。 キーワード ブロッコリー、接触刺激、セル内...
穂揃期の葉色及び葉身長による硬質小麦品種「ミナミノカオリ」の子実タンパク質含有率の推定
要約 硬質小麦品種「ミナミノカオリ」について、穂揃期における上位第2葉のSPAD値に葉身長を乗じた値により、子実タンパク質含有率を推定できる。 キーワード タンパク質含有率、SPAD値、葉身長、ミナミノカオリ ...
食品残さのペレット肥料化及びそのマニュアル化による利用技術体系
要約 食品残さから製造した堆肥を原料として、ペレット肥料(堆肥ペレット)の製造技術と作物への利用技術を明らかにし、マニュアルを作成した。そのマニュアルを活用することにより、水稲、露地葉根菜類、花きに...
要約 ホウレンソウ露地栽培で、4月に良品を安定生産するには、前年の10月20日頃に播種し、融雪後の3月中旬に追肥、3月下旬にトンネルを被覆する。この作型に適する品種は「サンピア」である。 キーワード ホウ...
タイヌビエの抑草を目的とした飼料用稲湛水直播栽培の播種方式と目標苗立ち数
要約 東北地域の湛水直播栽培においてタイヌビエの残草量を減少させるためには、散播方式を採用し、飼料用稲の目標苗立ち数を210本/m2程度とし、播種後の完全除草期間を3日間程度に設定すると良い。 キーワード ...
トルコギキョウ促成栽培における覆輪着色面積率と花芽分化は施肥量の影響を受ける
要約 20℃一定条件において、生育を促進する範囲では施肥量が多いほど覆輪着色面積率が高まり、主茎節数が増加して開花が遅延する。 キーワード トルコギキョウ、覆輪花色、施肥量、花芽分化、促成栽培 背景・ね...
要約
「まりひめ」は「章姫」と「さちのか」の交配実生から選抜・育成した促成栽培向けの新品種で、上物率が高く、糖度(Brix)9以上で安定して高い。また、「さちのか」と比較して、収...
窒素肥効量14kg/10a施用による飼料イネ品種クサノホシの多収・低コスト栽培
要約
牛ふん堆肥と発酵鶏ふんペレットを用い、窒素肥効量を14kg/10aとした飼料イネ品種クサノホシの栽培は、乾物収量が化学肥料と同等以上の1.3~1.4t/10aを達成でき、倒伏を回避できる。...
要約 肥効調節型肥料(LPS200)を主体とする肥料をリンドウの定植時に施肥することにより、2年間の株養成期間の施肥回数を1回だけにすることができる。その場合の窒素施肥量は慣行比25%減が可能であり、肥料費...
要約 短節間かぼちゃ「TC2A」は、育苗に深型セルトレイを用い、施肥窒素量の30%程度を緩効性肥料(40日タイプ)とし、2条千鳥植えとすることで収量・品質の安定化と省力・低コスト化が可能である。また、機械定...
要約 植物プランクトンが濁りの原因となっているため池では、透視度から用水中の窒素含有量を推定できる。また、この用水中の窒素含有量から、水稲栽培における窒素減肥量が算出できる。なお、透視度10cm未満では...
要約 「飼料用稲「クサノホシ」を、苗立数50本/m2を超えないことを目標に、播種量2.0~2.4 kg/10aの条件で4月下旬に乾田条播直播すると、倒伏させずに移植栽培と同等以上の収量を安定して得ることができる。 キ...