露地野菜栽培圃場における被覆硝酸肥料の施用による一酸化二窒素排出削減
要約 被覆硝酸肥料の施用によって、施肥直後の硝化による一酸化二窒素の生成が抑制され、慣行のアンモニウム肥料の施用よりも一酸化二窒素排出を削減できる。 キーワード 一酸化二窒素、硝化、脱窒、被覆硝酸肥料...
有機栽培転換期と慣行の土壌及び堆肥施用の有無の土壌酵素活性による判別
要約 レタス・ニンジンの有機栽培開始3年目に、6種類の土壌酵素活性を変数に有機/慣行と堆肥/無堆肥の判別関数を求め、同一圃場の異なる転換後年次に適用すると、1年目では、有機と慣行、堆肥と無堆肥を判別でき...
要約 野菜から分離した3種類のシュードモナス属ACC分解細菌(エンドファイト)を個別にニンジン種子に接種すると、幼植物の葉の揮発性成分濃度を減少させる効果がある。この現象は(E)-2-ヘキセナールで最も顕著であ...
夏期湛水によるリン酸供給能の向上と湛水後のニンジン栽培におけるリン酸減肥
要約 中・南九州の畑地かんがい整備地域において夏期湛水を行うことで土壌の保水性が高まり、ニンジンの初期生育が確保され、リン酸供給能も高まる。リン酸3割減肥でも減肥しない場合と同等以上の収量が得られる...
要約 窒素の無機化が速やかな市販有機質肥料を用いた有機栽培では、転換初期でも窒素不足による作物収量の低下がみられない。これにより栽培した転換期のニンジン収量は、主に虫害等で低下し、レタス収量はリン酸...
要約 窒素付加堆肥の窒素肥効率は0.7で土壌中での窒素の溶出はナタネ油粕よりも速い。本堆肥を全面全層施用した野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られ、跡地土壌の交換性カリウム含量も...
食品残さのペレット肥料化及びそのマニュアル化による利用技術体系
要約 食品残さから製造した堆肥を原料として、ペレット肥料(堆肥ペレット)の製造技術と作物への利用技術を明らかにし、マニュアルを作成した。そのマニュアルを活用することにより、水稲、露地葉根菜類、花きに...
要約 砂地畑ニンジン栽培において、基肥に被覆肥料を施用し、追肥を有機入り化成肥料で1回行うことにより、4回追肥を行う慣行に比べて減肥が可能で、省力化が図られるとともに、窒素の溶脱も抑制できる。 キーワ...
飼料イネ・ニンジン二毛作における家畜ふん堆肥及び尿液肥の施用効果
要約 水田(水稲または飼料イネ)の裏作にニンジンの作付が行われている二毛作地域において、家畜ふん堆肥、尿液肥を施用することにより、飼料イネ及び裏作ニンジンの収量を維持・向上することができる。 キーワ...
要約 白川中流域の営農の一環として行われる転作田への夏季の水張りにより落水後は土壌肥沃度が増大し、夏まきニンジンを無肥料で栽培できる。脱窒により地下浸透水の硝酸態窒素濃度は低下する。 キーワード 白川...
砂地露地畑におけるニンジン、カボチャの灌水同時施肥栽培による窒素溶脱量の大幅な削減
要約 砂地露地畑におけるニンジン、カボチャの灌水同時施肥栽培において、窒素吸収量に基づいた施肥をすることにより施肥効率が高まり、窒素溶脱量を慣行栽培より削減することができる。 キーワード 砂地、露地野...
要約 ペレット化した鶏ふん堆肥と牛ふん堆肥および尿素を組み合わせた成分調整型堆肥を利用した、秋まきマルチニンジンは、化学肥料単用と同等の収量が得られ、化学肥料を削減できる。なお、成分調整型堆肥の利用...
要約 諫早湾干拓地の初期土壌において、緑肥作物との輪作及び堆肥施用により熟畑化を促進することで窒素施肥量を1.5kg/a(基肥1.2kg/a+追肥0.3kg/a)まで減しても営農計画の目標収量(600kg/a)を確保することが...
要約 データベース化した収穫物及び収穫副産物の窒素吸収量、平均収量、施肥基準などから、作物ごとにほ場に残る窒素量、すなわち農地に対する窒素負荷量を算出できる。 キーワード 肥料、たい肥、窒素負荷量、作...
要約 夏まきニンジン連作黒ボク土壌では、pHが高く、交換性塩基(石灰、苦土、加里)及び可給態リン酸が集積している。 キーワード ニンジン、土壌pH、交換性塩基、可給態リン酸 背景・ねらい 黒ボク土壌における...
要約 取り扱いが容易なペレット豚糞は露地野菜の窒素肥料として利用できる。施肥窒素量の全量をペレット豚糞で代替することはできないが、キャベツで20%程度、ニンジンで40%程度を代替することができる。 キー...
要約 露地野菜栽培において日常行われる個々の農作業が環境へ及ぼす窒素負荷の程度によってランク分けし、それを基に作成した点検表は、各野菜栽培における農作業管理別の窒素負荷を評価するために有効である。 ...
要約 にんじん、だいこんでは施肥窒素の100%が、キャベツ、はくさい、ブロッコリーでは50%が、化学肥料に対し魚かす等無機化の速い有機質肥料で代替できる。また、キャベツ、はくさいでもマルチを利用すること...
太陽熱処理及び肥効調節型肥料の利用による秋冬にんじんの減肥・減農薬栽培技術
要約 秋冬にんじん作付前の透明プラスチックフィルムマルチによる太陽熱処理で、播種後約一ヶ月間は除草剤施用と同等の雑草抑制効果があり、資材の再利用により生産費は慣行技術に優る。また、肥効調節型肥料を太...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...