水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
要約 圃場の緩傾斜による迅速な入排水、堆肥連年施用と深耕による地耐力及び根域環境の向上、高畦と深水管理、成苗移植により、大型機械体系で省力かつ品質の高い減農薬・減肥の水稲栽培が可能になり、水稲作中心...
ハウス内を局所冷却するトマト2次育苗装置「作物育成システム」による果実増収効果
要約 「作物育成システム」は、農POフィルムによって仕切られた枠内を簡易設置型パッドアンドファン装置(簡易PF)で冷却するシステムである。本システムはハウス内で使用し、このシステム内で約2週間2次育苗したト...
耕種農家主体の地域資源を活用した堆肥づくりシステムの形成と運営の要点
要約 耕種農家を主体とした地域資源活用による堆肥づくりシステムの形成・運営には、堆肥づくり技術の普及や堆肥材料の収集を促す工夫による農家の活動意欲向上、農家が満足する堆肥の品質と販売価格の維持、一般...
ペレニアルライグラス混播による耐湿性草種の導入は遊休水田の草地化が早い
要約 遊休水田に耐湿性の高いレッドトップ、リードカナリーグラスをペレニアルライグラスと混播して導入すると、牧草群落の形成が速やかで、雑草の侵入も少ない。この混播草地の植生は経年化に伴いレッドトップ・...
要約 水稲「にこまる」の全量基肥栽培において、被覆尿素肥料と速効性窒素肥料を1:1で配合し施肥する場合の被覆尿素肥料は、100日タイプよりも120日タイプを用いた方が、千粒重、玄米収量が優れる。 キーワード ...
クラウン部冷却によるイチゴ「さがほのか」据え置き2年株の秋季花房出蕾・収穫時期の早進化
要約 標高400mの中山間地域において、イチゴ「さがほのか」据え置き株を利用して2年目連続栽培を行う場合、クラウン部冷却を行えば、新たな花房が8月下旬から出蕾し、9月下旬から収穫開始できる。また、11月下旬...
中山間地黄色土での家畜ふん堆肥を活用した水稲の減化学肥料栽培
要約 中山間地黄色土水田での水稲「ヒノヒカリ」栽培において、基肥に家畜ふん堆肥を1t/10a施用し、施肥は化学肥料による穂肥のみとすることで、慣行の分施体系と遜色ない収量が得られ、化学肥料による窒素施肥量...
要約 中山間地域における有機質肥料栽培では、100%有機肥料、特栽用50%有機肥料やペレット牛糞堆肥を用いても化成肥料並みの収量が得られる。穂肥を出穂前20日および30日に施用しても収量は同程度である。米ぬか...
中山間水田における害虫総合防除等による高品位野菜生産システム
要約 防虫ネット、天敵、太陽熱処理、簡易天窓設置と送風、有機質資材の合理的施用等により、中山間水田でのアブラナ科野菜等の露地および雨よけハウス栽培において、化学合成殺虫剤80%以上削減、化学肥料50%以上...
要約 ワサビの畑栽培におけるセル成型育苗法は、秋播きの場合128穴セルトレイを使用し、市販の葉菜類用育苗培地に緩効性肥料を1L当たり2.5~5.0g混入した培地を用い、約70日間育苗する。本育苗法は慣行育苗に...
要約 水稲「ヒノヒカリ」の全量基肥栽培では、シグモイド型100日タイプの被覆尿素肥料の配合割合を増やすか、窒素溶出開始の遅いシグモイド型120日タイプの被覆尿素肥料を使用することで千粒重が向上する。 キー...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
要約 収穫・調製機械利用を通じた集落営農連携は初期投資の負担軽減と固定費の共同負担により、31%の費用節減効果を生む。連携を構築する中で技術対策(高収量・省力化)、実需者対策(高単価)を併用することで...
地理情報システムによって評価される熊本県農耕地土壌の有機物分解能
要約 地理情報システム(GIS)上でデジタル土壌図データと国土数値情報を結合し解析を行うことで、熊本県農耕地土壌における有機物分解能分級マップの作成が可能である。県下の有機物分解能は平坦部水田では低く...
要約 夏秋トマトの養液土耕栽培において、セル成型苗を直接定植し、有機液肥の単用又は30%の混用で窒素40kg/10a施用、225L/株潅水による栽培で、化学肥料の単用と同程度の収量・品質が得られる。 キーワード 養液...
傾斜ハウス及び傾斜地対応型養液供給システムによる夏秋トマト栽培体系
要約 通常ハウスの建設が困難な傾斜地で、均一な給液により畝間の収量差を解消した養液供給システムを構築し、傾斜ハウスを利用した夏秋トマト栽培体系を開発した結果、慣行雨よけ栽培に比べ、殺虫剤使用量が削減...
要約 覆複合肥料を全量基肥施肥し、5月中旬に打込み式代かき同時土中点播機で乾籾換算4kg/10a程度を播種し、落水出芽法による栽培体系により、耐倒伏性、収量、品質において安定した結果が得られ、春期の労働時...
要約 打ち込み式代かき同時土中点播栽培「ひとめぼれ」「コシヒカリ」において、市販の被覆尿素複合肥料、又は溶出日数の異なる被覆尿素肥料の混合物を基肥時に一回施用すれば化成分施体系と同等~8割相当の窒素...
丸亀扇状地型平野における浅層地下水の灌漑水としての反復利用の実態
要約 「吟の夢」では速効性の高度化成肥料を用いた基肥、穂肥体系とし、基肥は窒素成分(/10a)で5kg、穂肥は3kg施用する。これより、m2当たり籾数が24,000粒以下に制御され、玄米千粒重が24g以上でタンパク質含有...