水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
要約 圃場の緩傾斜による迅速な入排水、堆肥連年施用と深耕による地耐力及び根域環境の向上、高畦と深水管理、成苗移植により、大型機械体系で省力かつ品質の高い減農薬・減肥の水稲栽培が可能になり、水稲作中心...
要約 希少な野生生物が生息している場所であり、私たちの身近な自然環境ともなっている都市近郊林を、状況に応じて、市民が適切に管理していくためのポイントを冊子にまとめ、広く公開しました。 背景・ねらい 都...
要約 寒地型牧草オーチャードグラスの生育は、ネムノキの樹冠内が樹冠外よりも優れる。特に1番草では収量性が優れ、2番草では粗蛋白含量等は高く、難消化性繊維含量は低くなる等栄養特性が優れる。この樹冠内の良...
要約 採草地において、1番草は2~4番草や冬季と比べて年間の純生態系生産量に対する寄与が大きく、炭素蓄積にも重要な役割を果たす。牛糞堆肥の適切な連用により、生産量を確保しつつ採草地の炭素収支が改善でき...
要約 [ポイント]
要約 土壌中カドミウム濃度の低減、および生産段階における土壌中カドミウムの可食部への蓄積を抑制する技術に関する研究成果をとりまとめて提供します。 背景・ねらい 農作物中のカドミウム低減対策技術として、...
西アフリカサヘル地域におけるMother-Baby手法を用いた肥沃度管理技術の普及可能性の評価
要約 サヘル地域で普及確度の高い技術は、トウジンビエとササゲの間作、トウジンビエ脱穀残さ、家畜糞尿の利用や化学肥料との併用である。普及可能性は技術の有効性と投入資材の入手しやすさによって決定される。...
窒素付加牛ふん堆肥の窒素成分保持量の向上および窒素濃度推定技術
要約 堆肥脱臭システムにおいて、牛ふんに古紙を5%程度添加して製造した堆肥を脱臭用堆肥として使用すると窒素保持量が向上する。また、脱臭堆肥の窒素増加量はアンモニアモニターによって計測でき、pH又はEC(電...
タイヌビエの抑草を目的とした飼料用稲湛水直播栽培の播種方式と目標苗立ち数
要約 東北地域の湛水直播栽培においてタイヌビエの残草量を減少させるためには、散播方式を採用し、飼料用稲の目標苗立ち数を210本/m2程度とし、播種後の完全除草期間を3日間程度に設定すると良い。 キーワード ...
要約 酒造好適米を安定して生産する団地を形成するには、酒造業者からの産地指定が必須である。産地指定(率)を向上させるには、戦略を明確にして生産条件の整備や生産管理指導による品質改善を進める一方、酒造業...
牛ふん堆肥を用いたアールスメロン栽培において土壌養分を集積させない養分管理のための圃場カルテ
要約 作付前土壌および牛ふん堆肥の加里含量から土壌診断基準値以下になるように堆肥施用量を決定し、堆肥、土壌の可給態窒素および無機態窒素から施肥窒素量を求める圃場カルテを用いる施肥は、同一圃場で牛ふん...
ポインセチアの養分吸収量と肥効調節型肥料を用いた省力施肥管理技術
背景・ねらい 年末の鉢花を代表するポインセチア栽培では、かん水と施肥管理に労力を要し、省力化が課題となっている。そこで、5号鉢の規格品生産における養分吸収量を解明し、養分吸収特性に基づき肥効調節型肥...
砂質土壌でのピーマン栽培における溶脱窒素量低減のためのかん水施肥法
要約 砂質土壌における施設ピーマン栽培において、点滴かん水チューブによるかん水同時施肥や肥効調節型肥料の利用により、収量を維持しながら施肥窒素量と溶脱窒素量を低減することができる。 キーワード 施肥、...
要約 春芽栽培期間中のアスパラガスにおいて、1月20日から3月23日にかけて4回分施を行った場合、いずれの施肥時期でも肥料由来窒素は吸収されており、春芽に利用される窒素は前年貯蔵根蓄積分だけではない。立茎...
要約 深刈り更新直後に石灰窒素入り複合肥料を施肥窒素量で10kg/10a程度施用すると土壌中のアンモニア態窒素含量が高く推移し、翌年の生葉収量が増加する。また施肥量も窒素量で10kg/10a程度ならば、土壌中のpHや...
イチゴ高設栽培におけるフィルム型日射センサを用いた自動かん水制御
要約 イチゴの高設栽培で太陽光発電素子のフィルム型日射センサと日射比例制御コントローラーにより自動かん水制御ができる。積算日射量3MJ/m2を基準に給液すると、日々の日射量に比例して給液制御ができ、排液率...
窒素施肥量10a当たり50kgの茶園での土壌中無機態窒素の推移と生産性
要約 二番茶後浅刈りを行う年間窒素施肥量50kg/10aの茶園において、土壌中無機態窒素含量は4~5月に25mg/100g前後で最多となり夏期に減少後、秋冬期は低い値で推移し、一番茶は450kg/10a(全窒素含有率5.9%)、二番...
要約 大豆の浅耕栽培では、窒素成分を含む化成肥料の基肥施用によって出芽率の低下、初期生育の抑制、根粒活性の低下などを招く危険性があり、子実収量・品質の向上という観点からも慣行の耕起栽培より基肥窒素を...
キーワード シクラメン、肥効調節型肥料、マット底面給水 背景・ねらい シクラメン栽培では液肥を主体とした施肥法が普及しているが、より省力化を図るためマット底面給水栽培における肥効調節型肥料を用いた施肥...
要約 ハクサイの慣行施肥体系(基肥-追肥2回)において、結球開始期に施用する追肥窒素の10日以上の遅れは、結球重を減少させるだけでなく、結球中の硝酸イオン濃度の上昇をもたらす。特に、硝酸系肥料の使用は硝...