タマネギ直播栽培において溝底播種とリン酸直下施肥が畝立てと同時に行える作業機
要約 本作業機は、耕うん、畝立て、畝の上に溝を成型、溝底に施肥、播種および施薬を1工程で行うことが可能で、出芽や生育を促進することができる溝底播種技術とリン酸直下施肥技術を畝立て栽培下で同時に活用す...
融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時浅層土中播種栽培
要約 融雪水を利用した水稲の無コーティング種子代かき同時播種栽培は、一般的な播種期より1ヶ月以上早く播種可能である。播種量を多くし、被覆尿素肥料を用いて基肥量を多くすることで、一般的な播種期より出穂...
要約 優良な苗木を早期に普及するためには、その育成期間を短縮することが重要です。それは、育林コストの低減にもつながります。スギの実生コンテナ苗を生産するためには従来2年から3年かかっていましたが、今...
間断灌漑技術(AWD)によるライフサイクル温室効果ガス削減効果
要約 ベトナムのメコンデルタにおける間断灌漑技術導入(AWD)農家は、収量を維持しつつ、播種量、窒素施肥量、リン酸肥料施用量を減らし、ライフサイクル温室効果ガス(LC-GHG)を削減させる。 キーワード 間断灌漑...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
水稲作の省力化と高品質化の両立可能な圃場基盤の改良と生産管理技術
要約 圃場の緩傾斜による迅速な入排水、堆肥連年施用と深耕による地耐力及び根域環境の向上、高畦と深水管理、成苗移植により、大型機械体系で省力かつ品質の高い減農薬・減肥の水稲栽培が可能になり、水稲作中心...
拍動灌水装置による夏秋トマト栽培で尻腐れ果発生を抑制する施肥方法
要約 日射量対応型自動灌水装置(拍動灌水装置)と肥効調節型肥料(CRF)を組み合わせたトマト養液栽培において、アンモニア態窒素が少ないCRFを分施することにより、夏秋期に多発する尻腐れ果の発生を大幅に抑制でき...
小麦カバークロップ不耕起栽培は大豆のアーバスキュラー菌根菌相を変化させる
要約 小麦カバークロップ不耕起栽培は、大豆のアーバスキュラー菌根(AM)菌感染を促進するだけでなくその群集構造にも影響を及ぼし、慣行体系で栽培される大豆とは異なるAM菌相を形成する。 キーワード カバークロ...
植物資材の細断同時すき込み機を用いた土壌還元消毒とその殺菌作用
要約 新たに製作した小型細断同時すき込み機は、土壌還元消毒でカラシナを有機質資材としてすき込む際の揮発性抗菌物質の揮散を抑制できる。土壌還元消毒時に土壌中で増殖するクロストリジウム菌は、各種有機酸を...
サツマイモネコブセンチュウの増殖を抑制するstrigosaエンバク「テララ」
要約 「テララ」は、キタネグサレセンチュウの密度低減効果を持つとともに、サツマイモネコブセンチュウの増殖を抑制する。暖地では、9月上旬播種で年内に出穂し、出穂程度は夏播き用極早生エンバク品種と同程度...
車速連動ブロードキャスタの播種作業への適用による水稲乾田直播栽培の省力化
要約 車速連動ブロードキャスタを水稲乾田直播栽培での播種作業に適用できる。適正な作業幅は約8mであり、一般的なグレーンドリルによる播種作業に比べて所要時間を約1/3に短縮できる。表面散播での苗立ち率は砕...
水稲、麦、大豆、牧草などに対応し、高速点播が可能な高速高精度汎用播種機
要約 1台で水稲、麦、大豆、そば、トウモロコシ、牧草など様々な作物に対応可能な播種機である。水稲、麦、そばでは5~10km/hの高速播種が可能で、乾田直播では点播を実現する高精度な播種が可能である。 キーワ...
要約 一般の乗用トラクタで除染作業が困難とされている15~30°の急傾斜草地を無線操作の低重心トラクタで草地更新を行う。牧草の放射性セシウムは未除染の37~78%に低減する。実証地における一連の草地更新の...
ガーナの河川氾濫原が畔のない天水条件でも生産性の高い稲作適地となる
要約 ガーナで未利用の河川氾濫原は、畦畔および灌漑設備のない天水条件においても、土壌炭素量の高い土地の選定と、欠乏する硫黄成分の施用を組み合わせることで、施肥窒素の利用効率に優れ、最大5.4 t ha-...
草地更新に伴う土壌攪乱が更新作業期間中のCO2放出量に及ぼす影響
要約 草地更新に伴う土壌攪乱は、採草地や放牧地において一時的に大きなCO2放出を引き起こすものの、反転耕起から鎮圧までの間の正味CO2放出量には有意な影響を及ぼさない。 キーワード CO...
水田輪作体系乾田直播栽培における収量マップを用いた基肥可変の施肥増収効果
要約 大区画圃場の水田輪作体系乾田直播栽培において収穫情報マッピングシステムの収量マップを利用して基肥窒素を可変施肥することにより水稲収量が7~17%増収する。基肥窒素の可変施肥による単収の増加により60...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
FOEAS導入圃場で不耕起播種機を用いた低コストな水稲・小麦・大豆輪作体系
要約 FOEASを導入した大規模営農において、高能率な大型不耕起播種機の使用、事前の耕起・整地による水稲乾田直播、小麦の追肥重点施肥、大豆の不耕起播種等を用いた技術体系により、全算入生産費を慣行対比で稲...
要約 吸収リン量に対する乾物生産量を示す一つの重要な指標であるリン利用効率(PUE)に関する量的形質遺伝子座(QTL)は、イネゲノムの第1および11染色体上にある。 キーワード イネ, リン利用効率, ゲノムワイド連...
苦土石灰のうね内部分施用と低吸収性ダイズ品種による子実カドミウム濃度低減
要約 深さ20 cmまでの平均カドミウム濃度が1.4 mg kg-1と高い水田転換畑の場合、土壌pHが6.5に近づくように全面施用の苦土石灰量の50%をうね内に部分施用とし、低吸収性ダイズ品種・系統を用いれば、子実カドミウ...