メコンデルタにおける水稲・肉牛・バイオガス複合システムの環境影響
要約 ベトナム・メコンデルタ地域における、稲わらの飼料利用、肉牛ふんからのバイオガス生産、消化液の水稲作での肥料利用を組み合わせた複合システムは、専業システムと比較して温室効果ガス排出量、エネルギー...
要約 優良な苗木を早期に普及するためには、その育成期間を短縮することが重要です。それは、育林コストの低減にもつながります。スギの実生コンテナ苗を生産するためには従来2年から3年かかっていましたが、今...
我が国肥育豚の栄養素排せつ量原単位の改定および養豚用飼料中CP含量の推移
要約 我が国肥育豚の窒素・リン・カリウム排せつ量原単位を最新のデータに基づき推定したところ、従来の値と比較して窒素およびリンは高く、カリウムは低い。飼料成分の年次推移から、飼料中の粗蛋白質(CP)含量は...
要約 我が国ブロイラーおよび採卵鶏の窒素・リン・カリウム排せつ量原単位を最新のデータに基づき推定したところ、窒素排せつ量原単位は従来のものより29-33%小さく、鶏ふんに由来するN2O排出量の算定...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
カリフラワーのスプラウトはビタミンCが多く受光量に伴い含量は向上する
要約 カリフラワーのスプラウトは、ブロッコリーなど他のスプラウトと比較してビタミンC含量が1.4倍以上多い。蛍光灯を用いた試験では、強い光を6日間連続で当てて栽培することでカリフラワースプラウトのビタミ...
土地、労働生産性ともに高いダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系
要約 南九州地域を対象としたダイコン-サツマイモ畦連続使用有機栽培体系は、サツマイモ、ダイコンとも地域平均収量以上の生産量が得られる。本体系のサツマイモ作は単作の慣行より土地生産性が52%、労働生産性が...
「マルドリ方式」を導入するためのカンキツ高品質果実率の改善目標
要約 「マルドリ方式」導入による追加費用を償うための追加粗収益を、収量水準・品質格差・価格メリットによって算出することで、カンキツへ同方式を導入する際に必要な高品質果実率の改善目標を示すことができる...
要約 生産者と消費者が連携して地域の農業を支える仕組みであるCSAは、都市近郊地域において生産者と都市住民間の交流を促進しながら、援農や集配作業等の農場運営に都市住民の主体的な参加を得ることで持続的な...
要約 窒素付加たい肥は、たい肥化で発生するアンモニアを完熟たい肥に吸着させて製造する速効性窒素成分を多く含む有機質肥料で、野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られる。 キーワード ...
セメント製造燃料にするための豚ふんの固液分離処理および発酵乾燥処理
要約 セメント製造工場で家畜ふんを燃料利用するためには、家畜ふんの塩素濃度と含水率が低いことが重要である。このような条件を満たすためには、豚ふんを固液分離機で前処理したうえで、密閉縦型堆肥化装置で発...
資材管理や出荷管理機能などを強化した作業計画・管理支援システム「PMS」
要約 2007年度に公表した作業計画・管理支援システム「PMS」に対して、作付計画時の必要資材量積算機能、生産資材在庫管理機能、収穫以降の生産出荷管理機能、ユーザ定義によるデータ抽出機能などを追加し、実用...
農業生産システムの環境貢献・環境負荷を測るためのデータベース
要約 農業生産システムの環境貢献・環境負荷を定量的に測るためのデータベースである。農産物、化学肥料、有機肥料、農薬、農作業、農業機械・施設等の生産・管理に関する情報を、モジュール化して提供する。 キ...
夏季の花壇苗生産における気化冷却を活用した培地昇温抑制による生育改善
要約 固化培地を用いることでポリポットによる被覆を行わず、培地に向けて送風することで培地水分の蒸発が促進され、気化冷却効果により培地の高温化を抑制できる。この方法によりパンジーおよびミニシクラメンで...
要約 窒素付加堆肥の窒素肥効率は0.7で土壌中での窒素の溶出はナタネ油粕よりも速い。本堆肥を全面全層施用した野菜栽培では化学肥料主体の慣行施肥と同等の収量、品質が得られ、跡地土壌の交換性カリウム含量も...
要約 トルコギキョウのウイルス病対策マニュアルを活用することで長野県内に発生しているトルコギキョウの主要なウイルス病害が防除できる。 キーワード トルコギキョウ、ウイルス病、防除マニュアル 背景・ねら...
牛ふん剪定残さ混合堆肥は夏作前施用で秋冬期レタスに肥料効果が得られる
要約 牛ふん剪定残さ混合堆肥を夏作前に施用することにより、堆肥による土壌窒素の取り込み時期を避けてレタスの栽培できるため秋冬期レタスの生育が良好になる。ジャーガルにおける施用量は3.5t/10aとするが、未...
畝内表層施肥同時畝立て成型マルチャを用いるレタス施肥の減量・省力化
要約
畝立て成型マルチャに施肥機を搭載し、マルチ被覆と同時に表層5cmに肥料を混和する畝内局所施肥を行うと初期から生育が旺盛となる。施肥量は慣行の全面全層施肥の窒素成分30kg/10a...
トルコギキョウ促成栽培における覆輪着色面積率と花芽分化は施肥量の影響を受ける
要約 20℃一定条件において、生育を促進する範囲では施肥量が多いほど覆輪着色面積率が高まり、主茎節数が増加して開花が遅延する。 キーワード トルコギキョウ、覆輪花色、施肥量、花芽分化、促成栽培 背景・ね...
出荷時シクラメンの光合成能力は葉部TOC全量を測定することで推定できる
要約 底面給水中の施肥窒素濃度は、開花期までは葉数の増加に影響を与えるが、開花期以降は株の光合成量に大きな影響を与え、施肥窒素濃度が高いほど株の光合成量が高まる。この時、株の光合成能は葉部TOC全量を...