飼料用セイヨウアブラナと飼料イネを併用した繁殖牛の冬季放牧技術
要約 飼料用セイヨウアブラナは冬季でも枯れることなく、また蛋白質成分が高いため、繊維源の飼料イネとの併用により、補助飼料なしで維持期の繁殖牛を冬季間に放牧飼養することができる。この冬季放牧に要する繁...
メコンデルタにおける水稲・肉牛・バイオガス複合システムの環境影響
要約 ベトナム・メコンデルタ地域における、稲わらの飼料利用、肉牛ふんからのバイオガス生産、消化液の水稲作での肥料利用を組み合わせた複合システムは、専業システムと比較して温室効果ガス排出量、エネルギー...
稲WCSとイタリアンライグラスを組み合わせた水田飼料作拡大による酪農経営の収益性
要約 畑飼料作拡大の難しい水田地帯における酪農経営では、耕種経営との連携による稲WCS収穫・利用及び、その裏作イタリアンライグラス生産により、経産牛1頭当たり8万円/頭以上の年間所得向上効果が期待できる。...
耕作放棄地等における周年親子放牧のための「牧草作付け計画支援システム」
要約 耕作放棄地等の農地を集積して周年親子放牧を開始する際の、牧草作付け計画の策定を支援するシステムである。各牧場の条件(気象、圃場面積、土地条件、家畜飼養頭数等)を考慮して、年間を通じて総合的に低コ...
いもち病抵抗性で年内安定収穫が可能なイタリアンライグラス極早生品種「Kyushu 1」
要約 イタリアンライグラス「Kyushu 1」は極早生で、いもち病抵抗性が既存の抵抗性品種「さちあおば」より強い。暖地で9月播種した場合の年内草と春1番草の合計乾物収量が「さちあおば」より多い。年内草は高栄養...
要約 子実を飼料利用する子実用トウモロコシの生産利用技術について解説した手引き書である。特に都府県での利活用を念頭に、現時点の品種選定、栽培・肥培管理、収穫・調製、給与技術や、現地取り組み事例を取り...
WCS用稲「たちすずか」の高品質サイレージ調製には黄熟期以降の収穫が良い
要約 「たちすずか」を乳熟期にサイレージ調製すると、材料草の乾物率・単少糖類含量が低いため、乳酸菌を添加しても不良発酵するが、黄熟期以降は材料草の乾物率・単少糖類含量が高まるため良好に発酵し、窒素多...
放牧方式等を反映した肉用牛繁殖経営の評価モデル構築と経営成果の比較
要約 肉用牛繁殖経営の評価モデルを構築し、放牧方式別の経営成果を比較すると、妊娠牛の季節移動放牧による子牛生産のコスト低減効果は、周年舎飼の10%程...
イネホールクロップサイレージを給与した乾乳牛の維持に要する代謝エネルギー
要約 イネホールクロップサイレージを給与した乾乳牛の維持に要する代謝エネルギーは121.6kcal・kgBW-0.75/dayであり、日本飼養標準・乳牛(2006年版)に示されている乾乳牛の維持に要する代謝エネルギ...
飼料用玄米の破砕粒度を細かくすることにより泌乳成績は向上する
要約 飼料用玄米の破砕粒度を粗挽き(粒度2mm以下の割合が全体の37.0%)または粉砕(粒度2mm以下の割合が73.3%)とし、発酵TMR中に乾物で20%混合して、泌乳中期の乳牛に給与すると、TMR摂取量は差が認められないが、...
耐塩性が強く茎葉が多収な稲発酵粗飼料用新品種「ソルトスター」
要約 「ソルトスター」は耐塩性が強く、塩害発生地域で利用できる茎葉多収の稲発酵粗飼料用系統である。「ソルトスター」は「リーフスター」と比較し出穂が6日遅く、黄熟期が9日遅い極晩生である。 キーワード 稲...
飼料用稲麦二毛作体系によるホールクロップサイレージの生産技術
要約 水田を活用したダイレクト収穫による飼料用稲麦二毛作体系において、地域に適した品種を用い、乳苗移植栽培や堆肥と液肥を活用した栽培技術、作業競合回避技術等の導入により、年間実乾物収量で1.8t~2.0t/1...
水田を利用した省力・低コスト肉用子牛生産に活用できる「水田放牧の手引き」
要約 水田放牧に適した牧草や飼料イネの栽培と放牧利用技術、放牧飼養による繁殖への影響、放牧に伴うリスクとその低減方策、環境への影響、営農への導入効果を解説した手引書である。水田を利用した省力・低コス...
要約 牧草と飼料イネを組み合わせ、1頭当たり約33aの水田で、妊娠牛の約7か月間の放牧が通年可能なモデルである。このモデル導入による繁殖成績は良好で、肉用牛経営では飼養管理の省力化と飼養頭数の拡大がはか...
要約 小規模稲単一経営の多い中山間地域では、年金生活者の家計を維持できる所得確保の可能な放牧畜産経営により、農地管理と家畜飼養管理作業を低減しながら農地の活用と肉用牛の増頭が可能となり地域全体の所得...
要約 我が国に分布するアレチウリの全遺伝的変異の9割が地域内に存在すること、河川敷集団の遺伝子型組成の変化と飼料畑からの推定種子流入地が一致していることから、アレチウリは全国の飼料畑に一次侵入集団を...
収益性と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる肉用牛経営計画モデル
要約 肉用牛繁殖経営において、水田の飼料利用による所得と環境影響の評価が可能な営農計画モデルである。各種の水田の飼料利用に対応して、最適な所得と環境影響の関連性を農場レベルで評価できる。 キーワード ...
要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
要約 水田放牧には、放牧管理者の怪我等のリスク、家畜自体のリスク(転落等の事故、栄養低下、熱射病等)、地域農業や地域社会に影響を与えるリスク(牛脱柵による農作物盗食や交通事故等)があり、各リスク顕在化の...
TMRセンターを核とする飼料イネ、焼酎粕濃縮液等の調製・利用システム
要約 飼料イネ、焼酎粕濃縮液等をTMRセンターで発酵TMRに調製し、乳用牛や肉用牛に給与して飼料自給率を向上するシステムである。TDN自給率は泌乳牛で26ポイント、肥育牛(仕上げ期)で40ポイント以上向上できる。 ...