リアルタイムPCRによるヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類の同定法
要約 カツオブシムシのミトコンドリアDNAの塩基配列から設計されたプライマー/プローブセットを用いて、リアルタイムPCR法によりヒメアカカツオブシムシおよびカツオブシムシ類を同定する。本手法は、迅速かつ正...
薬剤および草地・放牧管理技術を組み合わせた効果的なマダニ対策技術
要約 放牧場における放牧条件やマダニ生息数調査を通じたマダニ対策の問題点の整理・解析から、より効果的なマダニ対策には、薬剤投与において放牧地を集約化するなど放牧頭数、放牧地面積を勘案することが重要で...
根域制限下で細根の表面積や呼吸活性を維持する種子繁殖型イチゴ
要約 イチゴ実生苗の根系は太い不定根群とこれらから分枝した細い側根群からなる構造を有し、活発な側根の形成能力を持つことで、根域制限下においても表面積や呼吸速度の低下をきたさない。 キーワード 種子繁殖...
要約 繁殖雌豚について、かん骨、背骨を4段階で採点した触診スコア値の合計値は、豚の背脂肪厚と関係があり、繁殖雌豚の肥満度を判定する方法として利用できる。 キーワード 繁殖豚、ボディコンディションスコア...
要約 レトロトランスポゾン配列からSTS化したDNAマーカーにより、鹿児島県育成の秋輪ギク品種「新神」と原品種「神馬」及び「神馬」の枝変わり品種等を迅速、簡便に識別できる。 キーワード 秋輪ギク、品種識別、...
超微小茎頂分裂組織培養法によるキクウイロイドフリー株作出技術の開発
要約 葉原基を含まない茎頂分裂組織をキャベツの根端部へ置床し、培養する超微小茎頂分裂組織培養法により、ウイロイドフリー株が作出できる。作出されたウイロイドフリーの「神馬」は産地で栽培されている株に比...
弱毒ウイルスB-33株の予防接種によるわい性リンドウのウイルス病防除
要約 ウイルスフリー苗の配布体制をとっているわい性リンドウは、屋外圃場でインゲンマメ黄斑モザイクウイルスの再感染により著しく生育が抑制されるが、弱毒ウイルスの予防接種によりこのウイルス病を防止できる...
要約 ウマノアシガタ一重の偶発実生の中から花弁が八重の形状を示す変異個体を選抜し、花茎本数や花数が多く、花壇や畦畔の景観形成に利用できるラナンキュラス「ガーデンスター」を育成した。 キーワード 八重、...
要約 ウマ卵巣から採取した卵胞卵子を市販のウシ卵子用成熟培地を用いて成熟培養を行うことにより体外成熟卵子を得ることができる。さらにウマ精子をマイクロマニピュレータを用いて卵子細胞質内に顕微注入(顕微...
要約 ブナ林伐採跡地に放牧された牛は林床のササ植生を採食し、その高さや被度を低くする。その結果、ササ植生に混生するブナやスギの稚樹の生存率が高まり、また生育が促進される。 キーワード 生態、肉用牛、サ...
要約 馬の性ホルモンは季節を問わず定期的に動いており非繁殖期(秋)も充分受胎可能である。また、精液賦活剤(メチルキサンチン誘導体:ペントキシフィリン)を凍結精液融解時に添加することで、精液の活力と受...
要約 サラブレッド種 (せん馬)をチモシー単播草地へ連続放牧で、かつ全日放牧した場合の可消化エネルギー摂取量は繁殖雌馬の妊娠期の要求量を満たすが、繁殖雌馬の泌乳期および育成馬の要求量にはやや不足する。...
中国中山間地域の肉牛繁殖・稲作複合営農における里地放牧導入の経営的効果
要約 視覚的誘引効果だけでアブを誘引し炭酸ガスを使用しないボックストラップを適切に配置するための簡易な設置場所選定基準を作成した。この基準に基づいてトラップを設置することにより、多数のアブを捕殺でき...
公共牧場における食餌性条件反射を利用した黒毛和種親子放牧の実証
要約 黒毛和種放牧を促進するため、公共牧場に食餌性条件反応を利用した集畜技術を導入したことにより、看視・繁殖管理作業の省力化が図られるとともに、哺乳期間中の子牛の適正な増体量を確保することができた。...
黄化処理を利用した取木によるリンゴ極わい性台木JM5、M.27の根量増加法
要約 マルバ台に接木したリンゴ極わい性台木JM5、M.27の発根は、黄化処理を利用した取木法により通常の取木法に比べて著しく増加する。根系台木を除去すれば、十分に発根したわい性台木が得られる。 背景・ねらい...
シアル酸除去による妊馬血清性性腺刺激ホルモン(PMSG)の血中半減期の短縮
要約 妊馬血清性性腺刺激ホルモン(PMSG)の糖鎖末端に付属するシアル酸の生理的な役割を調べる目的で,シアル酸を除去したPMSGの生物活性について検討した。その結果,シアル酸除去によりPMSGの血中半...
要約 ホルモン製剤の1回投与により、複数黄体を形成させ、左右両子宮角に2胚移植を行ったところ、受胎率や双子生産率が向上した。 背景・ねらい 双子生産技術は肥育素牛の生産コスト低減や効率的改良のために有効...
低単位性腺刺激ホルモン投与による若齢雌豚の性成熟の促進と繁殖性の向上
要約 春機発動前の月齢6ヵ月の若齢雌豚に性腺刺激ホルモンの低単位投与により発情が誘起され,妊娠が成立し,正常な分娩及び離乳後の発情回帰がみられたことから,性成熟の促進が可能であることが明らかになっ...