西ジャワ高原野菜生産で、入手の容易な馬糞堆肥施用により減収せずに化学肥料施用を半減できる
要約 インドネシア西ジャワ州高原地帯の火山灰土壌地域の野菜生産では、馬糞堆肥を 10 t/ha施用することで、収量を維持したまま化学肥料施用量を施肥基準の半量に節減できる。 キーワード 堆肥、未利用資源、火山...
要約 輪ギクで切花長60cm程度を目標とした短茎栽培で、「神馬」と「岩の白扇」を組合せた作型では、茎長20cmまで育苗する大苗育苗と、短日条件の本ぽに定植する本ぽ直接短日法を利用した栽培方式で年5作の周年栽...
根域制限下で細根の表面積や呼吸活性を維持する種子繁殖型イチゴ
要約 イチゴ実生苗の根系は太い不定根群とこれらから分枝した細い側根群からなる構造を有し、活発な側根の形成能力を持つことで、根域制限下においても表面積や呼吸速度の低下をきたさない。 キーワード 種子繁殖...
要約
畝立て成型マルチャに施肥機を搭載し、マルチ被覆と同時に表層5cmに肥料を混和する畝内局所施肥を行うと初期から生育が旺盛となる。施肥量は慣行の全面全層施肥の窒素成分30kg/10a...
背景・ねらい 畦畔法面の除草管理は崩壊防止のため、ほとんどが草刈機を使用しており、多大な労力を要している。そのため、植生で法面を覆い雑草の発生を抑制する技術が確立されているが、外来草種が使用されてお...
青果用サツマイモ「ベニサツマ」の食味(甘さ)に及ぼす増肥の効果
要約 いものβ-アミラーゼ活性が高いとマルトース含量が増加し、食味(甘さ)が向上する。施肥量が増加するとβ-アミラーゼ活性は高まる。また、生いものでん粉含量が高いと蒸しいものマルトース含量が増加する。...
砂地露地畑におけるニンジン、カボチャの灌水同時施肥栽培による窒素溶脱量の大幅な削減
要約 砂地露地畑におけるニンジン、カボチャの灌水同時施肥栽培において、窒素吸収量に基づいた施肥をすることにより施肥効率が高まり、窒素溶脱量を慣行栽培より削減することができる。 キーワード 砂地、露地野...
要約 ロングマット苗は、通常養液を常時循環する方式で育苗するが、ベッドの一端から液肥を1回ないし2回加えて養液を溜めておくだけの簡易な「流し込みプール育苗」方式でも、草丈などはやや劣るものの、均一な苗...
輪ギク「神馬」の葉の黒変症は収穫後の的確な水揚げで防止できる
要約 白色輪ギク品種「神馬」でシェード栽培時の収穫後に発生する上位葉の黒変症状は、収穫後の水揚げによる影響が大きく、収穫後1時間以内に清潔な水で水揚げし、その後水揚げ貯蔵を行うことで発症を防止できる...
要約 国産ナス品種を素材として、葯培養により高知ナスF1系統「ナス高育交2号」を育成した。促成栽培において、「ナス高育交2号」は80~100gの果実を収穫でき、良好な果実品質と多収性を示す。 キーワード ナス...
建設発生木材リサイクル資材「植生マット」の屋上緑化における利用
要約 建設発生木材を加工した「植生マット」についてヒメイワダレソウを用い被覆資材としての利用の可能性を検討したところ、植生マット上の接地部分から発根し、良好な被覆面を形成するため、屋上緑化に活用でき...
要約 秋輪ギク「神馬」の潅水同時施肥栽培により、良品質の切り花を得るために必要な1日当たりの施肥窒素量は3.6mg/株である。また、潅水開始点をpF1.8からpF2.3として土壌水分を管理することにより品質は向上す...
家畜ふん堆肥混合培養土における輪ギクのかん水施肥による窒素施肥管理
要約 輪ギクにおいては、1日当たり窒素吸収量が多い消灯~発蕾の時期の窒素施肥割合を高めることによって、総窒素施肥量を2割削減しても、2L率を高めることが可能である。 キーワード 輪ギク、かん水施肥、隔離ベ...
要約 黒ボク土壌とバーク堆肥、牛ふん堆肥を4:4:1の容積比に混合した培養土を用いることで、窒素だけの施肥で輪ギク栽培が可能である。この時の施肥窒素量は17g/m2、液肥濃度は200mgN/Lが適当である。 キーワー...
要約 秋ギク「神馬」の点滴かん水施肥栽培では、1日・1株当たりの適正窒素施用量は定植4日後~消灯10日前が5.3mg、消灯10日前~発蕾が2.6mg、発蕾~開花が5.5mgである。この施肥管理は、慣行に比べて切り花長、切...
黄化処理を利用した取木によるリンゴ極わい性台木JM5、M.27の根量増加法
要約 マルバ台に接木したリンゴ極わい性台木JM5、M.27の発根は、黄化処理を利用した取木法により通常の取木法に比べて著しく増加する。根系台木を除去すれば、十分に発根したわい性台木が得られる。 背景・ねらい...