要約 これまで青い花色のキクは作出されていない。遺伝子組換え技術を用い、フラボノイド3′,5′-水酸化酵素とアントシアニン3′,5′-グルコシル基転移酵素の遺伝子2つをキクに導入して花弁...
重イオンビーム照射によるキク花色変異におけるカロテノイド酸化開裂酵素の関与
要約 白花輪ギク品種「神馬」に重イオンビームを照射して黄花に変異した系統において観察されるカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子(CmCCD4a)のホモログ数の減少は、CmCCD4aの発現量低下の要因のひ...
要約 キクの葉で合成され、花を咲かせないように働く情報伝達物質(花成抑制ホルモン:アンチフロリゲン)を作る遺伝子を発見。キクの場合、葉で日長条件に応じて花成ホルモン(フロリゲン)と花成抑制ホルモンを作る...
キクタニギクFT相同遺伝子CsFTL3はキクの花成ホルモンをコードしている
要約 キクタニギクFLOWERING LOCUS T(FT)相同遺伝子CsFTL3は、花成誘導条件で発現が上昇する。CsFTL3を過剰発現するキク組換え体は花成非誘導条件において開花がみられるこ...
要約 遺伝子組換えでカロテノイド酸化開裂酵素遺伝子(CmCCD4a)の発現を抑制することにより、キク「神馬」の白色花弁を黄色に改変出来る。 キーワード キク、カロテノイド、カロテノイド酸化開裂酵素(Cm...
要約 愛知県内でセルトレイで育苗中のキクに生育障害が発生したため、原因を調査したところ、Plectosporium tabacinumが病原菌であることが判明し、本病を「キク苗腐敗病」と命名する。 キーワード キク、...
EOD-FR処理はジベレリン応答性の変化を介してキクの茎伸長を促進する
要約 明期終了時の短時間遠赤色光照射(EOD-FR)処理は、キクの短日処理開始後の茎伸長促進に有効である。ジベレリン(GA)応答性の変化がEOD-FR処理による伸長促進の一要因である。 キーワード キク、EOD-FR、...
要約 輪ギクの二度切り栽培時に萌芽数が十分確保できる腋芽形成率50%以上とするための親株へのベンジルアミノプリンの処理濃度は、「神馬」では7.5ppm以上、「神馬2号」、「新神」、「晃花の富士」では15.0ppm程...
秋ギク「雪姫」、「秋華」の苗低温処理・再電照の方法および適日長
要約 年末出し栽培において、「雪姫」は、挿し穂または苗の低温処理により、切り花長が長くなり品質が向上する。また、「雪姫」では、消灯後12日目より3日間、「秋華」は5日間の再電照で切り花品質を改善できる。6月...
要約 愛知県が育成した白一輪ギク品種「白粋」について、市場に流通している主な白一輪ギク品種から、4種類のRAPDプライマーによる多型をDNAマーカーとして用いて識別できる。 キーワード 輪ギク、品種識別、DNA...
要約 レトロトランスポゾン配列からSTS化したDNAマーカーにより、鹿児島県育成の秋輪ギク品種「新神」と原品種「神馬」及び「神馬」の枝変わり品種等を迅速、簡便に識別できる。 キーワード 秋輪ギク、品種識別、...
超微小茎頂分裂組織培養法によるキクウイロイドフリー株作出技術の開発
要約 葉原基を含まない茎頂分裂組織をキャベツの根端部へ置床し、培養する超微小茎頂分裂組織培養法により、ウイロイドフリー株が作出できる。作出されたウイロイドフリーの「神馬」は産地で栽培されている株に比...
要約 秋ギク系電照ギクの白色品種として、収穫日が「神馬」と等しく、側枝が少なく草姿が優れる「02W2」、また黄色品種として、収穫日が「精興の秋」より約10日早く、濃黄色で草姿が優れる「02Y6」を育成した。 ...
要約 秋ギク「神馬2号」への消灯後の日長処理による草姿改善および舌状花増加効果は、再々電処理が最も優れ、次いで日長延長+再電処理が優れる。 キーワード キク、秋ギク、神馬、日長処理、再電照、草姿改善、舌...
要約 秋ギク「神馬」の現地収集個体「中野」系統は、無側枝性を有し、切り花品質は本県に普及している従来系統の「14号」と同等である。 キーワード 秋ギク、神馬、無側枝性 背景・ねらい 秋ギク「神馬」は、腋芽...
要約 秋ギクの「神馬」では、頂花の筒状花数が側花の2倍程度多く、それらの正常発達率も高い。舌状花を切り取って処理するよりも抜き取るほうが、下位の側花における筒状花の正常発達率は高い。電照打ち切り時期...
要約 輪ギク「神馬」に対して植物ホルモン異常様の障害を生じる家畜ふん尿堆肥を、生物検定により2週間以内に判定できる。対象堆肥を容量で10~20%混合した培地に茎の中位を切除した輪ギク発根苗を植えると、切...
輪ギク「神馬」の葉の黒変症は収穫後の的確な水揚げで防止できる
要約 白色輪ギク品種「神馬」でシェード栽培時の収穫後に発生する上位葉の黒変症状は、収穫後の水揚げによる影響が大きく、収穫後1時間以内に清潔な水で水揚げし、その後水揚げ貯蔵を行うことで発症を防止できる...
要約 白花一輪ギクの新品種「愛知秋1号」を育成した。「愛知秋1号」は秋ギクで、周年生産における10月から6月出荷に適しており、伸長性に優れ生育・開花が速い、花弁数が多く花も大きい、草姿・茎葉のバランス...
要約 茨城、富山、香川の各県でキクに発生した立枯症状を新病害、ピシウム立枯病とする。病原菌はPytium ultimum var. ultimum, P. sylvaticum, P. dissotocum, P. oedochilum, P. helicoidesの5種であり、それ...