SCARマーカーによるカキ「太月」、「太天」の交雑実生の甘渋性識別
要約 非完全甘ガキ「太月」および「太天」と完全甘ガキとの交雑による実生個体の甘渋性はSCARマーカーにより識別できる。幼苗段階で選抜し完全甘ガキのみを圃場に植栽することで、完全甘ガキの交雑育種を効率化で...
オーラプテンを高含有するCTV免疫性のカンキツ新品種「オーラスター」
要約 カンキツ新品種「オーラスター」は、カラタチ、ハッサクおよび「晩白柚」に由来する品種である。生食には適さないが、オーラプテンを高含有し、カンキツトリステザウイルス(CTV)に免疫性であり、加工用また...
要約 DNAマーカー(ST48、ST49、ST64、ST72、ST82、ST89)は、それぞれイネ縞葉枯病抵抗性と感受性品種間において異なるDNA断片を増幅する共優性マーカーで、インド型イネ品種「Modan」由来の縞葉枯病抵抗性イネ個...
要約 モモ中生種「あかつき」に極早生種「はつおとめ」を交配し、早生で大果のモモ新品種「はつひめ」を選抜、育成した。福島県での熟期は7月上中旬であり、果重は220~300g、糖度は10~14%である。肉質は滑ら...
要約 雑種強勢育種法により、晩生で八重濃紫青色の「青フラDel交1号」及び晩生で八重浅青色の「青フラDel交6号」を、海外から導入した種子由来の実生から晩生で八重淡緑黄色の「青フラDel9号」を育成し、その特...
実ウメ品種の核重率の差異と梅干し用新品種育成のために適した交雑親
要約 実ウメ57品種の果実重、核重及び果実重に占める核重の割合(核重率)を調査したところ、品種による大きな差異が認められた。果実重の約1割を核重が占める傾向にあるが、果実重の割に核重率の低い品種もあり...
要約 イネの葯を10℃10日間低温処理し、6~10日間純水に浮遊させたのち、花粉を単離して培養することにより、葯培養と同程度の培養効率で緑色再分化植物を得ることができる。 キーワード イネ、花粉、培養 背景・...
要約 高級酒用酒米新品種「佐香錦」を育成した。「五百万石」よりも5日程度晩生で、多収である。玄米品質は「五百万石」並みで良質である。醸造適性は「五百万石」を上回り、きき酒評価は「山田錦」と同程度であ...
要約 イチジクの腋芽を利用した茎頂培養系と植物体の増殖・発根条件を確立し、その培養系を用いて腋芽にコルヒチン処理を行うことにより、根端細胞の染色体数を倍加させた4倍体イチジクを作出した。 背景・ねら...
要約 新しい切花用バラ品種「ロゼヴィアン」を交雑育種により育成した。新品種の花色、花形は親品種「ローテローゼ」に類似する。「ローテローゼ」に比べ、花首長や葉長・葉幅が短いことから、草姿はコンパクトに...