要約 「励広台1号」は、イチジクとイヌビワの種間雑種であり、イチジク株枯病に真性抵抗性である。休眠枝や緑枝挿し木によって容易に繁殖でき、「桝井ドーフィン」および「蓬莱柿」との接ぎ木親和性は高い。 キー...
イチジク株枯病抵抗性をもつイチジクとイヌビワの種間交雑体の獲得
要約 イチジク花のうにイヌビワの花粉を受粉することによって、交雑種子を多数獲得できる。種子の発芽率は高いが、生存率は数%である。種間交雑体は、イチジク株枯病に対してイヌビワと同程度の強い抵抗性をもつ...
要約 主要イチジク品種「桝井ドーフィン」の台木として品種「Ischia Black」を用いると、 イチジク株枯病汚染圃場でも枯死を回避できる。この接ぎ木苗は自根樹に比べていや地現象の影響も 受け難いため、本病による...
要約 磁性シリカビーズ吸着法でDNA抽出しsemi-nested PCRを行うことで、土壌やイチジク組織からイチジク株枯病菌を高感度に検出することができる。 キーワード イチジク株枯病、Ceratocystis fimbriata、PCR検出 ...
強勢台イチジク「桝井ドーフィン」の挿し木接ぎによる育苗と幼木管理法
要約 強勢台木を使用したイチジク「桝井ドーフィン」栽培において、迅速な育苗には挿し木接ぎが有効である。また、接ぎ木当年に新梢を摘心して発生させた副梢で主枝を整え、結果枝をより多く確保することで、自根...
要約 クワの葉がカイコ以外の昆虫に対して強い毒性と耐虫性を持つことと、その原因がクワの葉から滲出する白い乳液に高濃度で含まれる糖代謝の阻害剤として知られる3種の糖類似アルカロイド物質や高分子物質など...
イチジク「桝井ドーフィン」栽培におけるイチジク株枯病およびいや地の発生に応じた台木の選択
要約 いや地被害を受けにくい「Zidi」及び「King」を台木とするイチジク「桝井ドーフィン」苗は、イチジク株枯病が発生していない圃場に定植する。一方「Celeste」台「桝井ドーフィン」苗はイチジク株枯病の被害...
要約 ショ糖濃度6%のMS培地にイチジク「桝井ドーフィン」の葉片を明条件下で葉片の上辺部位を表に置床して培養すると、短期間で高頻度に不定芽を誘導することができる。 キーワード イチジク、不定芽、糖濃度、...
要約 イチジクの交雑実生を、発芽直後から双葉展開後にコルヒチン0.01%水溶液に8~16時間浸漬すると、実生は効率よく四倍体となる。 キーワード イチジク、交雑実生、コルヒチン、四倍体 背景・ねらい イチジク...
要約 フロログルシノールの添加によってイチジク葉片から効率よく不定根と不定芽を形成させ、不定芽から植物体を再生できる。 キーワード イチジク、不定根、不定芽、フロログルシノール、植物体再生 背景・ねら...
要約 イチジク「桝井ドーフィン」のいや地被害を軽減するには、ネコブセンチュウの寄生に関わらず、樹の衰弱を抑制できればよい。選抜品種「Zidi(ジディー)」はネコブセンチュウ感受性ながら強勢であるため、い...
要約 7月に夏果の収穫が可能なイチジク品種のうち、「キング」は栽培が容易なことに加え、収量、品質ともに優れる。慣行の一文字整枝を基本とし、主枝上に結果枝と予備枝を交互に配置することにより、10a当たり...
要約 イチジクの腋芽を利用した茎頂培養系と植物体の増殖・発根条件を確立し、その培養系を用いて腋芽にコルヒチン処理を行うことにより、根端細胞の染色体数を倍加させた4倍体イチジクを作出した。 背景・ねら...
要約 イチジク果実は、下位節に比べて中~上位節の方が果重は小さくなるが、着色が優れて糖度も高まりやすく、また糖組成比に占めるショ糖の割合が高くなる。下位節の果実では重量と水分の増加に伴って水溶性ペク...
要約 イチジクの雌品種であるサンペドロ型及び普通型品種には、夏果に雄ずいを着生するものがあり、その花粉は稔性があって、雌品種間の交配が可能である。 背景・ねらい イチジクは雌性雌雄異株で単性花しか着生...
要約 イチジク果実は、果糖、ブドウ糖含量が多く、ショ糖含量は少ないが、品種間差はショ糖で大きい。果糖、ブドウ糖は成熟に伴って急激に増加し、その際、果糖の比率が高まるとともに小果の部位では糖含量が多く...
要約 イチジクを無加温ハウスで栽培することによって、「ホワイトゼノア」、「名取在来種」、「丸森在来種」の収穫開始期を露地栽培に比べて20日程度早めることができ、収量の増加と品質の向上が可能である。 背...