萎凋細菌病抵抗性カーネーション実用品種「花恋(かれん)ルージュ」
要約 「花恋ルージュ」は、DNAマーカー選抜により開発された赤色のスタンダードタイプの萎凋細菌病抵抗性カーネーション実用品種であり、野生種Dianthus capitatus由来の強抵抗性を有する。 キーワード カ...
ミツバカイドウに認められる腐らん病抵抗性と育種素材としての有用性
要約 リンゴ腐らん病菌液を点滴接種して病斑長を測定することでリンゴ属植物の抵抗性を評価すると、ミツバカイドウの4系統は強い抵抗性を示す。ミツバカイドウ「サナシ63」、「早成サナシ1」とリンゴ品種との種間...
リンゴの斑点落葉病と黒星病に対する複合抵抗性育種に有用な育種母本
要約 リンゴ切離葉に斑点落葉病菌液を噴霧接種することで、斑点落葉病の抵抗性検定ができる。この方法によってリンゴ黒星病抵抗性品種の斑点落葉病抵抗性程度を評価したところ、「Freedom」、「Orlovim」等が抵抗...
「Modan」以外のインド型品種に由来するイネ縞葉枯病抵抗性選抜マーカー
要約 DNAマーカーST48およびST64を用いることで、飼料用稲品種の縞葉枯病抵抗性選抜が可能となり、抵抗性遺伝子Stvb-iの由来を「Modan」と「Modan以外の品種」に判別することができる。 キーワード イネ、...
水稲「コシヒカリ」のいもち病抵抗性同質遺伝子新品種候補系統「関東IL9号」
要約 水稲品種「関東IL9号」は、いもち病国際判別品種「IRBL9-W」が持ついもち病抵抗性遺伝子Pi9を、戻し交配とDNAマーカー選抜により「コシヒカリ」に導入したいもち病抵抗性同質遺伝子系統である。 キー...
シナリオベースの比較LCAによる地域バイオマス利用モデルの評価
要約 シナリオ(地域の将来方法)を組み入れたLCAによって、バイオマス利用モデルの総合的評価が可能である。現状と将来のモデルをLCAによって比較することにより、バイオマスの他産業との相互利用による環境負荷低...
要約 「あきめき」はマーカー選抜と戻し交雑により3つの根こぶ病抵抗性遺伝子を集積したF1品種で、4つのグループの根こぶ病菌すべてに抵抗性を有する。播種後約75日で収穫可能な中早生品種であり、外...
キュウリ黄化えそ病中程度抵抗性のキュウリ系統27028930と山胡瓜~1
要約 キュウリ系統27028930および山胡瓜~1は、メロン黄化えそウイルス(MYSV)を病原とするキュウリ黄化えそ病に対して中程度抵抗性を示す。本抵抗性は温度依存型で、ウイルス分離株に特異的である。 キーワード ...
要約 いもち病ほ場抵抗性遺伝子pi21を単離し、既知の抵抗性遺伝子とは異なる構造と機能を持つこと、この遺伝子は我が国の陸稲など、ごく一部のイネのみが持つことを明らかにした。また、pi21は食味...
アフリカイネ(Oryza glaberrima)の中には長期完全冠水において地上部を伸長させ成長できるものがある
要約 アフリカイネO. glaberrimaは、冠水中に地上部が伸長することで冠水から逃れる性質いわゆる冠水抵抗性を示す。その洪水被害軽減のメカニズムは、冠水中の高伸長速度、水面上に抽出した葉の光合成機能...
だいず「フクユタカ」よりハスモンヨトウ抵抗性が強い新品種「フクミノリ」
要約 だいず「フクミノリ」は、ハスモンヨトウ抵抗性遺伝子をDNAマーカーを利用して「フクユタカ」に導入した系統である。成熟期、収量、子実の外観、成分は「フクユタカ」と同等であり、豆腐に適する。 キーワー...
要約 だいず「すずかれん」は葉焼病と食葉性害虫のハスモンヨトウに抵抗性を有する。「すずおとめ」より晩生で、百粒重がやや大きい納豆向けの系統である。 キーワード ダイズ、葉焼病、ハスモンヨトウ抵抗性、納...
要約 DNAマーカー(ST48、ST49、ST64、ST72、ST82、ST89)は、それぞれイネ縞葉枯病抵抗性と感受性品種間において異なるDNA断片を増幅する共優性マーカーで、インド型イネ品種「Modan」由来の縞葉枯病抵抗性イネ個...
要約 ライグラスいもち病は温暖な気候で発生が増加し、気温25~31℃で病斑拡大速度および胞子形成数が最大となり、発生北限は9月の日平均気温22℃境界線とほぼ一致する。オリサストロビン剤などの種子粉衣により、...
要約 「フユヒカリ」は、レタスビッグベイン病に対して従来の抵抗性品種よりも強い抵抗性を示す、冬どり用のレタス品種である。 キーワード レタス、レタスビッグベイン病、ウイルス病、抵抗性品種 背景・ねらい ...
萎凋細菌病抵抗性のカーネーション新品種「花恋ルージュ」の育成
要約 カーネーション「花恋ルージュ」は、野生種Dianthus capitatus由来の強抵抗性を有し、DNAマーカー選抜により育成された、世界で初めての萎凋細菌病抵抗性カーネーション品種である。 キーワード カー...
要約 キクわい化病発病株は、電照による開花調節が不可能で切り花栽培ができず、次作でも100%発病する。また、外観が健全な株でも発病が確認された品種ではキクわい化ウイロイドが検出される。 キーワード コギ...
病虫害複合抵抗性品種「みなみさやか」を利用した減化学農薬防除体系
要約 病虫害複合抵抗性品種である「みなみさやか」とBT水和剤、チャハマキ顆粒病ウイルス・リンゴコカクモンハマキ顆粒病ウイルスを組み合わせた防除体系では、化学農薬の年間使用回数は6回程度でよく、10aあたり...
ワラビー萎縮症発生地域における飼料用夏播きトウモロコシの播種適期
要約 飼料用夏播きトウモロコシのワラビー萎縮症は、植物が若い時期に加害を受けるほど激しく発症する。減収を防ぐためには、感受性品種では播種適期のなるべく早い時期に、抵抗性品種でも8月第1半旬までに播種す...
イネ抵抗性遺伝子解析に利用できる品種加害性の異なるイネウンカ類飼育系統
要約 1966年~2005年に採集したトビイロウンカ飼育系統は、それぞれ採集時における品種加害特性を保持している。セジロウンカ飼育系統の品種加害特性も採集年次によって異なる。これらのイネウンカ系統はイネ抵抗...