要約 小麦「ユメセイキ」は、ゆでうどんの粘弾性が高く、滑らかで食感に優れ、色相が明るい白で官能評価が高い。また、耐倒伏性に優れ、多収、穂発芽性難で、外観品質が優れる。長野県で奨励品種(認定品種)に採...
要約 低アミロース系統で粘弾性に優れ、ゆでうどんの食感が極めて良好な早生・多収・良質小麦「ユメセイキ」を奨励品種に採用する。 キーワード 小麦、低アミロース、奨励品種 背景・ねらい 本県における小麦は、...
要約 イワイノダイチは、農林61号より出穂期で6日、成熟期で2日程度早い早生小麦である。また、秋播性で、10月下旬の早播きをしても凍霜害を受けることがなく、11月下旬播種の農林61号より10日程度の成熟期の前...
要約 酒米のとう精過程で生じるぬかはデンプン粒が損傷しており、加工利用が難しい。このぬかの有効利活用として、中ぬかは食感が良好で消費者に好評なクッキーへの利用が可能である。 キーワード 酒米、ぬか、中...
要約 小麦から、種子の休眠性やアブシジン酸感受性に重要な役割を果していると考えられているトウモロコシ等のVP1転写因子と相同のcDNAクローンを単離した。単離したcDNAは、全翻訳領域を含み、TaVP1遺伝子と命...
耐病性が強く、強稈・多収で、ブレンドに適したパン用小麦新品種「ハルイブキ」
要約 小麦「ハルイブキ」は耐倒伏性・耐病性が強く、多収で、製粉性がやや優れる。製パン適性はやや高く、他品種とのブレンドにより製パン適性の向上が期待できる。また、「白神こだま酵母」の使用により、優れた...
要約 アミロース合成のキー酵素である顆粒性澱粉合成酵素の遺伝子(waxy)に生じた欠失変異を利用して、普通系小麦の3種類のwaxy遺伝子のうち、1ないし2個の発現 を欠く部分的モチ小麦6タイプを選抜するための...
要約 ウルチ性2品種の小麦粉のブレンドでは、少なくとも片方にグルテニンサブユニット5+10(GS5+10)を持つものを用いると、生地物性・製パン性の改良効果が期待できる。ウルチ性品種にモチ性品種を10~30%をブ...
要約 パン用小麦は出穂後10日の窒素追肥により高蛋白質化し、小麦粉の生地物性が強くなり、パンの比容積と官能評価が向上する。 キーワード パン用小麦、窒素追肥、蛋白質、比容積、官能評価 背景・ねらい 近年、...
要約 春播小麦を根雪前に播種する栽培法において、播種した種子は積雪下においても100%の発芽に達するが、雪腐病の被害や種子養分の消耗により越冬性が低下する。越冬性を高めるには、雪腐病防除薬剤の種子粉衣...
要約 加熱変性小麦粉は、コロッケ用バッター、クッキーの食感改良に適している。変性粉特性は変性粉懸濁液の粘度測定によって評価でき、ペントサン含量が高く、粒度の小さい硬質小麦で良好である。 キーワード 小...
要約 小麦「イワイノダイチ」の早播栽培(11月上旬播)における播種量(苗立数)は収量性、耐倒伏性、製粉性からみて50~100本/m2が適する。 キーワード イワイノダイチ、小麦、耐倒伏性、収量性、製粉性、播種量、...
もち性系統「谷系A6599-4」(小麦中間母本農8号)のWx-D1遺伝子上の変異
要約 「谷系A6599-4」のもち性の原因はWx-D1遺伝子上の点突然変異によるタンパク質のアミノ酸置換である。ゲノムDNAをテンプレートとしたPCR産物を解析する方法で判定できる。 キーワード 小麦、もち性、アミノ酸...
要約 ホクシンにハルユタカをブレンドすると製粉歩留とファリノグラフの吸水率が、Wildcat(超強力小麦)をブレンドするとパンの生地物性が、それぞれ改善される。また、ハルユタカと北海257号のブレンドで製パン...
ドライケミストリー法による小麦α-アミラーゼ活性簡易迅速測定
要約 ドライケミストリー法によるα-アミラーゼ活性の測定システムは、既存の液体法(Ceralpha法)と高い相関性を有する。測定操作や装置の保守が簡単であるため簡易迅速測定が可能で、アミロ値等のデンプン粘度...
要約 「キヌヒメ」は良質で、茎立ちが遅く、耐寒性が強い。出穂期、成熟期は「きぬいろは」より遅いが、外観品質は優れ、収量が安定しているので、標高300m以上の中山間地域向き奨励品種として採用した。 キーワ...
要約 覆雪期間の大幅な延長と寒気暴露処理ができる積雪制御装置を用いて、秋播小麦の耐雪性と耐凍性の検定が可能である。 キーワード 秋播小麦、耐雪性、耐凍性、積雪制御、装置 背景・ねらい 寒地の小麦栽培にお...
要約 秋播小麦「勝系33号」は、「ホロシリコムギ」と比較して、耐雪性、耐穂発芽性は同程度で、うどんこ病抵抗性、赤さび病抵抗性は優れる。粗蛋白含量はやや高く、小麦粉生地物性は極めて強く超強力小麦の特性を...
中国中山間地域における域内加工販売のための小麦作成立の可能性
要約 中国中山間地域において「中国143号」や「イワイノダイチ」等の早生小麦品種を適期播種すれば、梅雨が本格化する6月20日以前の収穫が可能である。また石臼粉でポリフェノールの豊富な乾麺ができ、特産品と...
要約 秋播型早生小麦「イワイノダイチ」は、早播や地域によっては5月末に収穫が可能である。「イワイノダイチ」は「農林61号」に比べて幼穂凍死が極めて少なく、耐倒伏性、耐穂発芽性が優れ、外観品質も安定して...