福島県における小麦「きぬあずま」の品質向上のための収穫時期の判定
要約 小麦「きぬあずま」の外観品質・加工適性を高めるための収穫適期は、未熟粒・穂発芽粒の発生程度や加工適性から見て、子実水分を基準にした収穫適期より早く、成熟期から成熟期後4日頃であり、穂や子実の外...
要約 「ゆきちから」の収量確保のためには、地域の標準期に播種し、基肥窒素は1.0kg/a程度が必要である。幼穂形成期追肥により穂数が増加して増収し、出穂期追肥では蛋白含量が増加する。積雪地帯の会津では早播...
要約 小麦粉の製パン適性に深く関与する高分子量グルテニンサブユニット「5+10」の簡易的な共優性DNAマーカーを開発した。 背景・ねらい 最近、パン用国産コムギ品種に対する実需者の要望が全国的に高まっており...
要約 バスケット法を用いて幼植物の種子根の伸長角度を測定することにより、浅根性と深根性の実験系統を作出した。これらの実験系統は小麦の耐湿性研究において地下水位と生育や収量との関係を明らかにするための...
要約 小麦新品種「ミナミノカオリ」は、蛋白質含有率が高く製パン適性が良い硬質小麦で、醤油醸造にも適する。やや早生、短強稈で耐倒伏性が優れる。穂発芽性がやや易で赤かび病にやや弱い。大分県、広島県で奨励...
要約 大麦の加熱後の褐変は、銅や鉄の濃度が高いほど促進し、フィチン酸等でキレートすると低減する。亜鉛やカルシウムを添加すると、濃度が高いほど褐変は低減する。 キーワード 大麦、褐変、鉄、銅、亜鉛、カル...
小麦粉の生地物性を強める低分子量グルテニン遺伝子のPCR マーカー
要約 分子量約42kDaの低分子量グルテニンサブユニット(LMW-GS 42K)は小麦粉の生地物性を強める。また、このサブユニットは高分子量グルテニンサブユニット5+10(HMW-GS 5+10)と相加的に作用して生地物性を強く...
要約 飼料イネ「はまさり」の小麦あと湛水直播栽培では施肥水準は総窒素成分で8~9kg/10a、苗立数は平米当たりで条播は75本前後、散播は75~150本を確保することで、移植栽培並みの乾物収量1.2t/10aが確保できる...
要約 アミロース・フリーの四国裸97号の胚乳澱粉は、数%のアミロースを含む従来型のモチ性澱粉と比べ、膨潤度が大きいが、澱粉の側鎖長分布や熱的特性には本質的な違いが認められない。原品種であるウルチ性の四...
要約 収穫後早い時期に麦類種子の発芽率調査を行うには、休眠が深い場合(収穫後1ヶ月未満の「イチバンボシ」)は1%過酸化水素水処理、休眠が浅い場合(収穫後1ヶ月未満の「さぬきの夢2000」など)は5℃低温...
小麦「農林61号」の被覆尿素入り複合肥料を用いた全量基肥施肥技術
要約 小麦「農林61号」において、速効性化成肥料と、リニア型30日タイプおよびシグモイド型40日タイプの被覆尿素肥料を配合した複合肥料を用いた全量基肥施肥技術は、慣行施肥体系と同等の収量が可能で、子実蛋白...
酵母の種類および培養方法による粗飼料のin vitro乾物分解率向上作用
要約 小麦「ミナミノカオリ」は「ニシノカオリ」と比較して、製パン適性に優れる。成熟期は同程度からやや遅いが多収であり、準奨励品種に採用する。 キーワード 小麦、ミナミノカオリ、多収、製パン適性、準奨励...
中山間地における圃場整備後の経過年数による畦畔植生の変化の特徴
要約 小麦「ふくさやか」は「農林61号」に比べ早生、短稈で倒伏に強く栽培適性に優れる。また、製粉適性および製めん適性が優れており、一定の需要が見込まれることから、積雪の多い地帯を除く県内平坦部向け品種...
「あやひかり」品質に対する淡色黒ボク土における窒素・堆肥施用の影響
要約 堆肥連用や窒素施肥量の増加により「あやひかり」の子実タンパク質含量が増加し、粉色のa*値(赤み)が高くなる。また、a*値の変動はL*値(明るさ)やb*値(黄色み)の変動に比べて大きい。 キーワード コム...
要約 「タマイズミ」の収量は穂数との相関が高く、子実重40kg/a以上を確保するには穂数が400本/㎡以上必要である。収量確保のための生育量の指標値は、止葉抽出始期の草丈×1平方メートル当たりの茎数が27,000以上...
要約 「タマイズミ」の播種適期は11月上中旬であり、基肥に窒素0.7kg/a程度を施用し、6葉期に窒素0.2~0.4kg/a、止葉抽出始期及び穂揃期に各窒素0.2kg/a程度を追肥する施肥体系が、収量、品質の安定的確保に有効...
要約 地産地消向けの中華麺やパン加工に適し、農林61号よりやや早熟で高蛋白質含量の硬質小麦「タマイズミ」を奨励品種に採用する。 キーワード 地産地消、硬質小麦、タマイズミ、奨励品種
背景・ねらい 小麦...
要約 多収で耐倒伏性に優れ、タンパク質含量が高く、麦茶適正のある「さやかぜ」 を採用する。 キーワード 耐倒伏性、収量性、タンパク質含量
背景・ねらい 群馬県では、水田での米麦二毛作が中心であるが、...
要約 イワイノダイチの播種適期は、農林61号と同様標準播の時期である。播種量は標準量の200粒/m2で差がなく、基肥窒素施肥量は農林61号より6~7割程度の増肥がよい。 キーワード イワイノダイチ、窒素施肥量、...
要約 農林61号より栽培特性に優れ、アミロース含量がやや低く、麺(うどん)の粘弾性が改良された製麺適性が優れる小麦品種「きぬの波」を認定品種に採用する。 キーワード きぬの波、認定品種、やや低アミロース