大麦の根伸長角度の品種間差異と関連するHvDRO1およびHvqSOR1の多型
要約 大麦のHvDRO1およびHvqSOR1の遺伝子多型が根伸長角度の品種間差異と関連している。排水性の劣る重粘土壌での栽培が一般的である北陸・長野の育成品種の多くが浅根型のHvDRO1を保有している。 キーワード 大...
水田転換畑でのプラウ耕体系とスナッパヘッダを用いた子実用トウモロコシの高速作業体系
要約 水田転換畑での子実用トウモロコシ栽培では、播種床造成をロータリ耕体系からプラウ耕体系に変えることで収量を維持しつつ高速作業が行え、倒伏による被害を軽減でき、収穫にトウモロコシキットを装着した国...
大規模温暖地水田作経営における長ネギの機械化栽培体系の導入効果
要約 大規模温暖地水田作経営における長ネギ栽培に、機械化による規模拡大および複数品種の栽培による出荷期間の延長を組み合わせた機械化栽培体系を導入することで、長ネギ部門の労働生産性が向上し、労働報酬の...
要約 子実を飼料利用する子実用トウモロコシの生産利用技術について解説した手引き書である。特に都府県での利活用を念頭に、現時点の品種選定、栽培・肥培管理、収穫・調製、給与技術や、現地取り組み事例を取り...
要約 東北および北陸地域におけるタマネギの春まき夏どり作型の開発により、これら地域での生産性が慣行の秋まき作型より向上し、端境期出荷も可能となる。公表した栽培マニュアルから、適品種選定等栽培技術情報...
生育後期重点施肥によるコムギの収量性の向上とその乾物生産過程
要約 基肥施用量を減らし、茎立期追肥を増施する生育後期重点施肥により、茎立期以降の葉面積指数、登熟後半の純同化率、有効茎歩合および収穫指数が高まり、コムギの収量を22~45%高めることができる。 キーワー...
「コシヒカリ環1号」を用いたヒ素とカドミウムの同時低減技術の開発
要約 カドミウムをほとんど吸収しない水稲品種「コシヒカリ環1号」を落水期間を長めにしながら土壌の乾湿を繰り返す節水法で栽培すると、玄米カドミウム濃...
要約 水稲の催芽種子を代かきと同時に浅層土中に散播することにより、無コーティングでも十分な苗立率が得られる。播種作業は一人で可能であり、播種時間は30aが約1時間である。全刈収量は同地域の鉄コーティング...
要約 春まきソバ「春のいぶき」の出芽および開花までの日数は気温が高いと短くなり、開花からは30日程度で種子黒化率は8割になる。窒素は0.6kg/aを基準とする。収量を重視すると種子黒化率8割が収穫適期になるが...
汎用コンバインとスワースコンディショナを用いた稲わらの乾燥・収集体系
要約 汎用コンバインのこぎ胴から排出される圧砕稲わらは、スワースコンディショナで反転させることで、ウィンドローの状態で迅速に乾燥する。乾燥後はレーキによる集草が不要で、そのままロールベーラで高能率に...
要約 沖縄においては、「さちいずみ」等のそばを3月播種、5月収穫すると、台風害を回避し、端境期の夏季に食味に優れる新そばを供給できる。極強酸性土壌で既存産地並の収量を得るためには1t/10aの堆肥施用を要す...
飼料イネ品種「クサノホシ」に由来する漏生イネの出芽率は秋耕で低下する
要約 「クサノホシ」を黄熟期に収穫して種子を圃場に散播すると、冬季や春季のみ耕起するよりも秋耕で漏生イネの出芽率は低下する。年内の有効積算気温100℃日(下限温度10℃)以上確保できる秋季に土中に埋没させた...
耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術
要約 飼料用トウモロコシは、生育期間中の地下水位が-40cm以上になる日数割合が増加すると収量が低下する。耕うん同時畝立て播種機で畝立て栽培を行うと、土壌水分が低下し、収量が増加する。湿害を受けて低収量...
要約 地下水位制御システムは大豆の出芽苗立ちの安定化や雑草生育抑制に有効であり、排水不良な粘質な土壌や土壌水分変動が著しい条件下で増収効果が高く、不耕起栽培にも適する。 キーワード 大豆、出芽苗立ち、...
要約 水田でのイタリアンライグラスの播種期が12月まで遅延した場合、弾丸暗渠や明渠を設置して圃場の排水性を高め、低温伸長性の高い品種を用い、5kg/10aで播種すると、スズメノカタビラ主体の雑草割合を最小限...
高香気性の根こぶ病抵抗性ヒロシマナ新品種候補「CR広島2号(仮称)」
要約 「CR広島2号」は、根こぶ病抵抗性を有する従来品種「CR広島1号」と産地の在来系統との交雑育種により育成した根こぶ病抵抗性品種で、「CR広島1号」と比べて約2倍の香気成分量を有する。 キーワード アブ...
要約 排水性の良い土壌で「太秋」を栽培する場合、根圏が発達するまで土壌の保水性を高めるため、適度な灌水、土壌改良を行い、施肥は控えめに行う。また、障害の発生しにくい他品種の苗木を植え、「太秋」を接ぎ...
道央水田転換畑における秋まき小麦「ホクシン」の大豆畦間ばらまき栽培法
要約 秋まき小麦の連作回避を目的とした大豆畦間ばらまき栽培技術について、道央地域の「ホクシン」に適応した栽培基準である。 キーワード 道央、転換畑、秋まき小麦、大豆畦間播種、連作 背景・ねらい 秋まき小...
要約 現地圃場における栽培事例から、播種時期の天候不良による播種精度の低下が問題り、その改善策として、播種に浸種籾が使えること、雑草防除方法として一発処理剤を用いた体系処理の効果が高いこと、新品種「...
早生ウンシュウのマルドリ栽培における高水圧剥皮機を利用した土壌改良
要約 早生ウンシュウのマルドリ栽培において高水圧剥皮機の水圧を利用するとかん水チューブを 切断することなく土壌改良用の穴が掘削でき、軽労化できる。さらに掘削した穴にバーク堆肥を 投入することで、慣行の...