ALS阻害型除草剤抵抗性を付与した組換え芝草用トールフェスク
要約 イネ由来変異型アセト乳酸合成酵素(ALS)遺伝子を導入した組換え芝草用トールフェスクは、高濃度のALS阻害型除草剤に対して抵抗性を示す。 キーワード トールフェスク、遺伝子組換え、除草剤抵抗性、アセト...
バミューダグラスなど暖地型牧草・芝草の新病害およびその病原同定
要約 暖地で栽培される暖地型イネ科牧草および芝草に発生する糸状菌による新病害として、バミューダグラス斑点病、パラグラス斑点病、セントオーガスチングラス黒穂病を新たに病名登録し、ローズグラス褐点病の病...
塩分濃度の高い堆肥の施用時におけるイオンバランス評価としてのARK+Na
要約 塩分濃度の高い堆肥施用時にも対応できる土壌溶液の陽イオンバランス指標ARK+Naをミニトマトの温室ポット栽培に適用した。ミニトマト一段目果実の形成開始時期にARK+Na値が-1.25を下回ると尻腐果が発生する...
イタリアンライグラスのエンドファイト、Neotyphodium occultansを特異的に検出できるPCRプライマー
要約 イタリアンライグラスのエンドファイト(共生糸状菌)、Neotyphodium occultansのリボゾームRNA遺伝子の配列を近縁菌等と比較し、感染植物の全DNAから本菌の遺伝子を特異的に検出するためのPCRプライマーを...
AtNAR2.1の105番目のアミノ酸はシロイヌナズナの硝酸吸収能に関与する
要約 シロイヌナズナの突然変異誘起処理によりAtNAR2.1(AtNRT3.1)遺伝子に対して1塩基置換が生じた突然変異体は硝酸塩をほとんど吸収することができない。AtNAR2.1タンパク質の105番目のアミノ酸であるアスパラ...
サイレージ用トウモロコシ市販品種における種子の冠水抵抗性の品種間差異
要約 サイレージ用トウモロコシ市販品種における種子の冠水抵抗性には顕著な品種間差異が存在し、冠水抵抗性が弱~中程度の品種は冠水3日目で発芽率が50%以下に低下する。 キーワード 耐湿性、トウモロコシ、発...
硝酸態窒素を蓄積しにくいイタリアンライグラスの選抜手順と多面的選抜効果
要約 乾物あたりの硝酸態窒素濃度等を指標とした個体選抜を5世代繰り返すと、硝酸態窒素濃度が既存品種中最も低い「ワセアオバ」の約60%まで低下する。選抜集団では乾物率が向上し、カリウム濃度が低下するなど...
イタリアンライグラスのアクチン遺伝子からの新規プロモーター単離
要約 イタリアンライグラスのアクチン遺伝子から単離したプロモーターは、トールフェスクのカルス、葉、根において遺伝子を発現させる。また、本プロモーターは既存の構成的プロモーターと比較して、トールフェ...
アグロバクテリウム法に適したトールフェスク等牧草類の遺伝子型の獲得
要約 トールフェスク及びペレニアルライグラスのカルスをアグロバクテリウムに感染後、選抜、再分化を行うことにより組換え体が作出できる。さらに、組換え体作出のためにスクリーニングした個体(遺伝子型)を...
要約 東・東南アジアでは,人口増加と急激な経済成長に伴う肉消費の拡大により,食料生産・消費に起因する環境への窒素負荷が急増し,中国東部で深刻な水質の悪化が予測される。 背景・ねらい 東・東南アジアでは...
SSRマーカーによるギニアグラスの品種識別と系統間の類縁関係
要約 ギニアグラス品種「ナツカゼ」から開発した13個のSSRマーカーは、ギニアグラス品種・遺伝資源の識別に利用できる。またこれらのマーカーによる系統の類縁解析から、ギニアグラスおよび近縁種の96品種・系...
フレール型飼料イネ収穫機で調製した冬作飼料作物のロールベールサイレージ品質
要約 フレール型飼料イネ収穫機でイタリアンライグラスを調製すると、ダイレクト調製、予乾方式とも乳酸含量が高い発酵品質良質なロールベールサイレージができる。ライムギでは刈取り後、24時間予乾することで適...
不耕起播種トウモロコシ作付体系に適する冬作草種の選定と再生草処理法
要約 夏作トウモロコシの不耕起作付体系において、冬作草種としてライムギを選定し、再生草処理法として除草剤散布を行うことで、トウモロコシは収穫の遅延が防止され、増収する。 キーワード 不耕起播種、再生...
茎葉消化性、耐病性および耐倒伏性に優れたサイレージ用トウモロコシ新品種「タカネスター」
要約 「タカネスター」は早生のサイレージ用トウモロコシで、ごま葉枯病抵抗性、すす紋病抵抗性および耐倒伏性に優れる。茎葉のTDN含量が高く、推定TDN収量は同熟期の既存品種より高い。 キーワード 飼料作物育種...
縦型密閉発酵施設を用いた堆肥化におけるスクラバー方式による臭気低減化
要約 縦型密閉発酵施設から排出されるアンモニアガスは、スクラバー方式の水洗浄方法で90%以上削減することができ、洗浄後の水は窒素肥料として飼料作物生産に利用できる。 キーワード 家畜ふん尿、脱臭、スクラ...
草地酪農地帯の草地における衛星リモートセンシングおよびGISの活用場面
要約 マルチスペクトルバンド衛星データを用いたリモートセンシング技術は草地の生産性、湿潤性、越冬状態等の評価が可能で、草地整備事業等に応用できる。GISは飼料作物品種の適用範囲の解析や地域支援システム...
細断型ロールベーラを活用した高水分トウモロコシの排汁抑制技術
要約 高水分トウモロコシに配合飼料を混合して細断型ロールベーラでサイレージ調製すると、貯蔵中の排汁損失が大きく抑制され、高水分トウモロコシのみのロールベールサイレージと異なり冬季でも凍結しにくい。発...
SSRマーカーによるトウモロコシ自殖系統の遺伝子型のプロファイリング
要約
晩秋播きにおける飼料麦単播と飼料麦・イタリアンライグラス混播の多収要因
要約 11月、12月に播種する場合、単播ではエンバク「スーパーハヤテ隼」、ライムギ「春一番」、ライコムギ「ライコッコ」の収量が高く、混播では飼料麦にオオムギ「ワセドリ二条」、エンバク「スーパーハヤテ隼」...
寒地向き飼料用トウモロコシ育種母材における茎葉消化性の系統間変異
要約 寒地向きトウモロコシのF1親自殖系統における茎葉消化性の系統間変異は大きく、酵素法による高消化性分画含量(OCC+Oa)では30.4~48.9%の系統間変異がある。(OCC+Oa)含量に関し、F1と両親平均値との間に...