露地野菜作の無機態窒素収支を用いる土壌溶液中硝酸態窒素濃度の推定
要約 レタス-ニンジン作付畑における深さ60cmまでの土壌及び有機質資材からの無機態窒素放出量を考慮した収支と深さ60cmの土壌溶液中硝酸態窒素濃度の実測値との間には密接な関係があり、この収支から年間平均土...
要約 カンショには葉部の総ポリフェノール含量が一般野菜を上回る系統が多数ある。カンショ葉部にはカフェー酸およびその誘導体5種類が含有されており、これら6物質の中で最も多く含まれている物質は3-O-,5-O-ジ...
要約 サンダーソニアの切花栽培においては、切花後の掘り取り球根の歩留りより養成の歩留りが重要で、後者が低水準になると、球根数を確保するために球根購入費用が増加し、経営が悪化する。したがって球根養成技...
要約 標高750mの高冷地では、ホウレンソウをはじめとする8品目が有機栽培可能で、有機質肥料を施用し適期に作付けすれば、害虫等の防除を行わなくても化学肥料や農薬を用いた慣行栽培の80%以上の可販収量を得...
対抗植物(ギニアグラス)を導入した輪作体系によるネコブセンチュウ被害回避技術
要約 秋冬ニンジン-春ダイコンの作付け体系の中で、ギニアグラス、秋冬ホウレンソウを導入した輪作体系を組むことで、秋冬ニンジンのサツマイモネコブセンチュウ被害を土壌くん蒸剤を使用した場合とほぼ同等に回...
要約 本機は、ニンジン等の大型トンネル支柱を運搬・設置することができる。機体の左右に支柱を挟持し打ち込む機構を有する。これにより、慣行に比べて約2倍の作業能率がある。 キーワード トンネル、運搬、支柱...
要約 種子が吸水し活性化した段階で発芽を停止させた乾燥種子 (活性化種子) は活力が高いまま保存されており、低温及び低酸素下でも発芽が速い。活性化種子を利用すれば浸種催芽時間を短縮でき、乾燥していても催...
太陽熱処理及び肥効調節型肥料の利用による秋冬にんじんの減肥・減農薬栽培技術
要約 秋冬にんじん作付前の透明プラスチックフィルムマルチによる太陽熱処理で、播種後約一ヶ月間は除草剤施用と同等の雑草抑制効果があり、資材の再利用により生産費は慣行技術に優る。また、肥効調節型肥料を太...
環境保全型露地野菜営農の作付体系と土壌消毒代替技術の導入可能性
要約 輪作に基づく環境保全型露地野菜営農の作付体系は収益を最大とする品目別面積と病虫害発生抑制等に配慮したいくつかの作付規則で決定され、また資材のリサイクル利用等により太陽熱処理等の土壌消毒代替技術...
窒素濃度の高い河川水かん水砂地ほ場でのニンジンの窒素施肥量削減
要約 硝酸性窒素濃度が約30mg/Lの河川水を砂地のニンジン栽培にかん水することにより、窒素施肥量を慣行(25.2kgN/10a)に対し、40%削減することが可能で、同時に河川の窒素流出負荷軽減が期待できる。 キーワー...
にんじんの乾腐病(Fusarium solani)の発生状況と発病要因
要約 にんじんの乾腐病は北海道道南地方で多発し、主な病原菌はFusarium solaniである。本病の発生は、にんじんの生育ステージと温度、土壌水分が関わっており、播種後60~83日の間に土壌水分が高く維持さ...
要約 慣行の作業体系にコート種子播種機、トンネル支柱打込・被覆機、にんじん収穫機を導入したにんじんの省力機械化体系は、10a当たりの労働時間を慣行栽培の半分以下の約24時間(普通栽培)、約27時間(トンネ...
野菜栽培における黒ボク土での交換性マグネシウムおよびカリウム含量の適正範囲
要約 野菜栽培における黒ボク土での交換性マグネシウムおよびカリウム含量の適正範囲は、MgO飽和度8~16%、K2O飽和度2~10%である。 背景・ねらい 千葉県内の土壌実態調査から、黒ボク土普通畑の交換性マグネシウ...
トンネルニンジン収穫直後のソルガム栽培による残存窒素溶脱低減技術
要約 トンネルニンジン収穫跡地では作土表層に硝酸態窒素が集積するが,ビニールトンネル撤去直後にソルガムを無施肥栽培すると,残存窒素が効率良く吸収され,降雨による溶脱を軽減できる。 背景・ねらい
ト...
要約 トンネルニンジンの窒素施肥量を10a当たり16kgに減肥しても農家慣行施肥量(30kg)や県施肥基準量(20kg)を施用した場合と同程度の収量,品質が得られる。さらに未利用窒素量も大幅に低下する。 背景・ねらい <...
ゴボウを指標としてキタネグサレセンチュウ密度とニンジンの線虫被害が推定できる
要約 キタネグサレセンチュウに加害されたゴボウの主根上には壊死斑ができ、その発生数は土壌中の線虫密度と相関する。この壊死斑を利用すると、キタネグサレセンチュウ密度と次作のニンジンの線虫被害が推定でき...
夏播きニンジンの重粘土壌地帯におけるシードテープ利用による無間引き栽培技術
要約 重粘土での夏播きニンジンのシードテープ栽培により、種子封入間隔は5cm1粒にすれば、潅水チューブで播種後発芽まで2回、計15mm程度を潅水することで、間引き作業無しで、間引きを必要とする慣行法とほぼ同...
要約 前作が豆類・スイートコーンの場合、後作の根菜類にさまざまな生育障害が発生する。前作の野菜の違いが後作の畑作物の生理障害や病害発生に与える影響は認められない。現地における根菜類のリゾクトニア病は...
乾燥豚ぷん連用野菜畑の「レタスーニンジン」作における無機態窒素供給量の評価
要約 レタスーニンジンの作付体系において豚ぷんを連用している農家野菜畑では、レタス作では豚ぷん、ニンジン作では土壌からの無機態窒素供給が主体となる。レタス作付前に豚ぷんを慣行の約3割削減の1.5t/10a(...
畑地の太陽熱処理及び土壌の加温処理による有害線虫密度及び雑草発生の抑制効果
要約 夏期に圃場を太陽熱処理すると、地表から10cmまでの線虫数及び処理後1ヵ月の雑草発生が顕著に抑制される。また、土壌の加温試験では、有害線虫密度は40℃で72時間以上、雑草発生数は45℃で7日以上の処理で明ら...