要約 ジャガイモシロシストセンチュウ発生圃場において、くん蒸剤(1,3-ジクロロプロペン油剤)処理を2回、捕獲作物(トマト野生種「ポテモン」)栽培を1回実施することにより、線虫密度を検出限界以下にできる。 キ...
要約 従来の「カレンダー防除」に代わる土壌病害対策として、病害発生のしやすさの診断と評価および対策を支援するためのマニュアル、「土壌の病害の発生ポテンシャルの評価に基づく土壌病害管理(ヘソディム)」...
要約 2012年12月31日で全廃となった土壌くん蒸用臭化メチル剤の代替技術として開発した国内8地域4品目対象の産地適合型マニュアルによる栽培は、同剤使用時の慣行栽培に対し何れも90%以上の収量を確保することが...
ピーマンモザイク病を予防する生物農薬「弱毒ウイルスL3-163株」
要約 ピーマン・トウガラシ類のモザイク病を予防する弱毒ウイルスL3-163株は、臭化メチル剤が全廃された後も収量を損なうことなくピーマン・トウガラシ類を安定生産できる生物農薬である。 キーワード 弱毒ウイル...
要約 トルコギキョウに発生するトルコギキョウえそ萎縮ウイルスは媒介者を要しない物理的な接触伝染により土壌伝染する。 キーワード トルコギキョウ、トルコギキョウえそ萎縮ウイルス、LiNSV、土壌伝染 背景・ね...
トウガラシマイルドモットルウイルスワクチン接種ピーマンの圃場での干渉能と収量
要約 トウガラシマイルドモットルウイルスから開発した植物ウイルスワクチン(弱毒ウイルス)は強毒ウイルスの感染に対して高い干渉効果を示し、また、本ワクチンを接種したピーマンの一作を通した果実収量は無...
要約 キャンバスホース法による蒸気土壌消毒は、トウガラシマイルドモトルウイルスによる ピーマンモザイク病の土壌伝染防除に有効である。 キーワード 蒸気土壌消毒、キャンバスホース法、PMMoV 背景・ねらい ト...
くん蒸処理が畑の土壌線虫の種数および密度に及ぼす影響と回復の内容
要約 クロルピクリン,D-D,臭化メチルによる土壌くん蒸処理後,約12ヵ月で土壌線虫の密度は処理前の水準に回復するが,種数は回復しない。くん蒸処理後は土壌線虫の群集構造が変化し,微生物食性で増殖率が高...
要約 イチゴ疫病菌は本圃土壌中で越夏生存するとともに、苗によって本圃へ持ち込まれる。本伝染源に対し、クロルピクリンくん蒸剤(錠剤)、ダゾメット微粒剤、メチルイソチオシアネート・D-D油剤による土壌くん...
施設トマトにおける線虫のリサージェンスを回避する微生物資材と植穴くん蒸の併用技術
要約 初作にパスツリア菌を全面処理し、次作以降クロルピクリン・D-Dくん蒸剤の植穴くん蒸処理およびパスツリア菌の植穴少量処理と菌根菌定着苗の定植を行う体系は、施設トマトの線虫害を速やかに終息させ、体系...
トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒効果向上のための有用微生物の利用
要約 トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒の効果は、シュードモナス・フルオレッセンス剤の育苗培土処理、または非病原性フザリウムF13菌株の本圃混和処理を組み合わせることで向上する。 キーワード トマト、萎凋...
輪作およびヘアリーベッチのライブマルチを利用したカボチャ立枯病の耕種的防除
要約 カボチャ栽培においてトウモロコシやダイズ(エダマメ)を導入した輪作およびマメ科牧草の一種、ヘアリーベッチのライブマルチとして利用するとカボチャ立枯病発病抑制効果が得られる。 キーワード カボチャ...
施設トマトにおける線虫のリサージェンスを回避する微生物資材と植穴くん蒸の併用技術
要約 初作にパスツリア菌を全面処理し、次作以降クロルピクリン・D-Dくん蒸剤の植穴くん蒸処理およびパスツリア菌の植穴少量処理と菌根菌定着苗の定植を行う体系は、施設トマトの線虫害を速やかに終息させ、体系...
トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒効果向上のための有用微生物の利用
要約 トマト萎凋病に対する熱水土壌消毒の効果は、シュードモナス・フルオレッセンス剤の育苗培土処理、または非病原性フザリウムF13菌株の本圃混和処理を組み合わせることで向上する。 キーワード トマト、萎凋...
要約 ゴウシュウアリタソウの生育適期は7~8月で、高温条件下では出芽後3週間で稔実する。種子には休眠性がなく、適条件下では直ちに発芽、生長する。防除法として土壌処理除草剤や土壌くん蒸剤の防除効果が高い...
ピートモス成型ポット移植によるトウガラシマイルドモットルウイルスの土壌伝染防止
要約 根が直接ウイルス汚染土へ触れないように、ピーマン苗をピートモス成型ポットごと移植すると、土壌伝染によるモザイク病の発生が抑えられる。 キーワード ピーマン、トウガラシマイルドモットルウイルス、ピ...
対抗植物(ギニアグラス)を導入した輪作体系によるネコブセンチュウ被害回避技術
要約 秋冬ニンジン-春ダイコンの作付け体系の中で、ギニアグラス、秋冬ホウレンソウを導入した輪作体系を組むことで、秋冬ニンジンのサツマイモネコブセンチュウ被害を土壌くん蒸剤を使用した場合とほぼ同等に回...
土壌消毒とヤシ殻炭微生物資材施用の併用によるユウガオ台木スイカつる割病の防除
要約 土壌消毒後のヤシ殻炭微生物資材の育苗培土混用施用と定植時植穴施用を組み合わせた処理では、ユウガオ台木スイカつる割病の発病が抑制される。 キーワード 土壌消毒、ヤシ殻炭、微生物資材、ユウガオ台木、...
内生細菌Pseudomonas sp. FPH9601によるトマト根腐萎凋病防除
要約 内生細菌 Pseudomonas sp. FPH9601を培土に混和し、育苗したトマト苗は、トマト根腐萎凋病(Fusarium oxysporum f.sp. radicis-lycopersici )に対して発病抑制効果が認められる。 背景・ねらい トマト栽...
土壌くん蒸剤と土壌混和殺菌剤(粉剤)の体系処理によるジャガイモそうか病の防除法
要約 暖地バレイショ連作栽培地帯では,土壌くん蒸剤(クロルピクリンくん蒸剤)と土壌混和殺菌剤(フルスルファミド粉剤,フルアジナム粉剤)の体系処理でそうか病の発生を効果的に制御できる。長崎県総合農林試験...