要約 湛水土壌中に存在する各種イオンのうちFe++が最も鞘葉とメソコティルの伸長を促進する。この伸長促進作用は、イネ種子が湛水土壌中で苗立ちができることを説明する機構である。 背景・ねらい 水稲の種子は...
要約 湛水散播水稲のころび型倒伏に影響を及ぼす播種深度、穂揃い期株生育量、土壌の表面硬度と株支持力との関係を、水稲品種「どまんなか」を用いて解析し、耐ころび型倒伏性の診断技術の開発に有効なモデル式を...
要約 「大規模水田作経営」、「複合経営」、「地域資源管理型の地域営農組織」の3つの類型別に直播栽培技術導入のねらいと留意点を整理し、大面積の作業と稠密な管理との両立や、播種機等の共同・汎用利用による...
要約 「ひたち10号」は、中生、短稈、中間型品種で、耐倒伏性が高く、多収、良質・良食味、穂発芽性難で、直播栽培にも好適な品種である。 背景・ねらい 茨城県ではキヌヒカリを直播栽培向け適品種の一つとして推...
水稲「キヌヒカリ」、「あかね空」の大麦あと6月中旬散播湛直の安定栽培法
要約 大麦あと6月中旬播の散播湛直に適応する「キヌヒカリ」、「あかね空」の適正苗立数は100本/㎡程度、施肥は基肥0.4kg/a+出穂20日前穂肥0.3kg/aを基本とし、 苗立不足の場合には3葉期追肥0.2kg/aを行う。水管...
要約 麦あと湛直栽培での初期水管理方法に応じた雑草の効果的防除法は、播種後落水管理では稲1葉期に入水しノビエ 2.5葉期まで適用する薬剤を処理し、浅水継続管理では播種後から稲2葉期までの間でノビエの葉令に...
要約 「コシヒカリ」の湛水土中直播栽培に節水栽培を導入することにより、倒伏を軽減し栽培を安定化することが可能である。節水栽培は4月下旬に播種した場合、6月上旬の分げつ始期から間断灌漑を行い、6月中旬に...
早期栽培地帯の乾田直播栽培における「ひとめぼれ」の安定生産のための生育指標
要約 早期栽培における乾田直播の「ひとめぼれ」で530~560kg/10aの収量を得るには、苗立ち数150~200本/平方メートル、幼穂形成期の茎数470~600本/平方メートル、穂数400~500本/平方メートル、籾数28,000~30,...
早期栽培地帯の乾田直播栽培における「コシヒカリ」の安定生産のための生育指標
要約 早期栽培における乾田直播の「コシヒカリ」で500~540kg/10aの収量を得るには、稈長を90㎝以下とし倒伏を避け、苗立ち数100~150本/平方メートル、幼穂形成期の茎数450~500本/平方メートル、穂数330~360本...
要約 酵素発生資材被覆の水稲催芽種子は、0.5~2時間の陰干し後、5~10度で密封貯蔵することにより、土中出芽力が高く維持される。この場合、出芽率に品種間差異が認められるが、25日間程度の貯蔵でも出芽率の低...
連結ペーパーポットを利用した高温期のホウレンソウの移植栽培法
要約 連結ペーパーポットを用い4~7日程度育苗した苗を簡易移植機で移植する栽培法により、発芽が安定し、高温期のホウレンソウの生産安定が図られる。また在圃期間が短縮され、施設の有効利用が図られる。 背...
要約 大区画圃場において、播種時に田面の用排水溝を同時施工して畦上に播種をする作溝同時播種機を開発し、迅速な水管理と安定した苗立ち及び耐倒伏性強化に効果があるM字型潤土直播播種技術を開発した。 背景...
要約 砂質乾田の水稲湛水表面散播法において、代掻き後すみやかに播種し、播種直後および2葉期に落水処理を行うことにより、根の支持力が高まり、転び苗、浮き苗の発生を抑え、苗立率を高めることが可能になる。...
要約 移植栽培による規模拡大の限界にある大規模稲作経営は、水稲直播栽培を導入することによって、その限界を打破し、新たな規模拡大による農業所得の向上を図ることができる。 背景・ねらい 水稲直播栽培は、省...
要約 早生品種「ほほほの穂」を用いた湛水散播直播で、播種後60日目までに茎数を約630本/平方メートル以上とすることで、10a当たり500kg以上の収量を確保することができる。 背景・ねらい 低コスト・省力化をね...
要約 無代かき無粉衣湛水直播栽培において、現在直播に登録のある一発処理除草剤の除草効果が認められる。しかし、圃場により、後発の雑草がみられる場合があり、後期剤のベンタゾン粒剤や、シハロホップブチル・...
水稲直播適応品種「新潟30号」を用いた代かき湛水散播直播栽培法
要約 直播適応品種「新潟30号」の生育特性を明らかにし、直播栽培における生 産の安定化のための生育・収量及び肥培管理のめやすを示した。目標収量及び収量構 成要素は10a当たり収量500kg、平方メートル当たり...
要約 ゴムクローラトラクターとレーザープラウ、レベラー等を組み合わせた新たな均平工法であり、均平精度は区画の大小に関わらず±2cm以内の施工が可能である。均平作業時間はブレード幅5mの場合、作業前の田面高...
関東南部における水稲乾田直播栽培の定着に関与する要因と最適導入規模
要約 直播栽培を組み込んだ確率的多目的計画モデルを構築し、種々のシミュレーションを行うことにより、不耕起乾田直播栽培の最適導入規模は、単収水準や経営面積以外にも降雨条件、機械施設装備、投入労働力、転...
要約 水稲直播技術には規模拡大効果やコストダウン効果のほかに補助労働を省く効果があり、農外恒常勤務の増加や高齢化により補助労働を女子労働力に依存することが困難になった農家では省力化へのニーズが強い。...