春まき小麦のデオキシニバレノール(DON)汚染低減に向けた当面の総合的対策
要約 DON汚染低減のためには抵抗性品種の利用と早期播種が有効である。また、薬剤散布は開花始から1週間間隔での4回散布が有効である。粒厚選別、比重選別は製品中のDON汚染を低減する。 キーワード 春まき小麦、...
要約 小麦「ふくさやか」は「シラサギコムギ」より成熟期が1~2日早く、稈長が約10cm短く、耐倒伏性が強い。粉色のくすみが少なく、ゆで麺の色・食感が優れる。赤さび病に弱い。広島県で奨励品種に採用された。 ...
要約 現奨励品種「シラサギコムギ」に比べ早熟、多収で、品質も同等に高い「チクゴイズミ」を奨励品種に採用する。 キーワード 小麦、チクゴイズミ、奨励品種、早熟、多収 背景・ねらい 現在の小麦奨励品種「シラ...
要約 秋播型小麦品種の早播栽培における踏圧処理は、収量に対する効果は明らかでないものの、耐倒伏性を向上させる。粒および粉の特性では、播性とは関係なく、最高粘度やフォーリングナンバー等の糊化特性が改善...
要約 平坦地で「イワイノダイチ」を早播する場合の早限は、11月3半旬である。これにより寒害を回避でき、標準播と同程度の収量・品質が得られ5月中の収穫が可能である。標高の高い地域では幼穂凍死型寒害の被害は...
要約 暖地水田作経営において,5日間収穫時期が早まる大豆新品種の導入は,小麦および大豆の作付可能面積の増大,大麦の不適期播種の減少などにより,作付可能上限規模において,過去6年間の気象条件のもと年平均...
要約 牛ふん堆肥と油粕を混合した成分調整成型堆肥を利用すると、収量、品質を低下させずに大豆と小麦の減化学肥料栽培ができる。また、牛ふんおよび豚ぷん堆肥と油粕を混合した成分調整成型堆肥は大豆の無化学肥...
黒ボク土バイオマスリンを測定するためのクロロホルムくん蒸改良抽出法
要約 クロロホルムくん蒸抽出法において土壌と抽出液の比率を従来の1:20から1:40に変えると安定して高い無機リン回収率が得られ、バイオマスリンの測定精度が高くなるため、黒ボク土への適用が可能になる。 キー...
製パン適性が優れる秋まき小麦新品種候補系統「北海257号(キタノカオリ)」
要約 秋まき小麦「北海257号(キタノカオリ)」は「ホクシン」と比較し、収量性がやや劣るが、赤さび病抵抗性、うどんこ病抵抗性および耐倒伏性は優れる。粉質は硝子質であり、小麦粉は黄色みが強く、製パン適性...
要約 小麦の製粉特性は、生産年次、播種時期および品種により影響され、その影響度は製粉特性の項目ごとに異なる。製粉歩留と灰分含有率は生産年次に、タンパク質含有率は播種時期と品種に、アミロース含有率は品...
無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営への稲麦大豆2年3作導入効果
要約 米価下落への対応策として無農薬米栽培に取り組む大規模水田作経営に立毛間播種技術を導入することにより、稲麦大豆2年3作の作付拡大と無農薬米の作付維持が可能となり、一層の所得向上がはかられる。 キ...
中国中山間地域における域内加工販売のための小麦作成立の可能性
要約 中国中山間地域において「中国143号」や「イワイノダイチ」等の早生小麦品種を適期播種すれば、梅雨が本格化する6月20日以前の収穫が可能である。また石臼粉でポリフェノールの豊富な乾麺ができ、特産品と...
要約 飼料イネ用ロールベーラの年間利用頻度を高めるための裏作麦類の導入において、草丈130cm以上の長稈草種は作業機械の構造から成形精度が悪く発酵品質が劣る傾向にある。その他、作業性だけでなく飼料特性、...
要約 小麦品種「あやひかり」は、播種期を11月10~25日、播種量を8kg/10a、施肥量は基肥窒素として8~10kg/10a、2月下旬に窒素2kg/10aを追肥すると、安定した栽培が可能である。 キーワード 小麦、あやひかり...
要約 春播小麦を根雪前に播種する栽培法において、播種した種子は積雪下においても100%の発芽に達するが、雪腐病の被害や種子養分の消耗により越冬性が低下する。越冬性を高めるには、雪腐病防除薬剤の種子粉衣...
要約 イワイノダイチは、農林61号より出穂期で6日、成熟期で2日程度早い早生小麦である。また、秋播性で、10月下旬の早播きをしても凍霜害を受けることがなく、11月下旬播種の農林61号より10日程度の成熟期の前...
要約 「農林61号」の栽培において、速効性窒素、リニア型30日タイプ被覆尿素及びシグモイド型30日タイプ被覆尿素の3種類を同一窒素量配合した肥料を全量基肥施用することで、慣行施肥に匹敵する収量を確保でき、...
要約 秋播型早生小麦「イワイノダイチ」は、早播や地域によっては5月末に収穫が可能である。「イワイノダイチ」は「農林61号」に比べて幼穂凍死が極めて少なく、耐倒伏性、耐穂発芽性が優れ、外観品質も安定して...
要約 「イワイノダイチ」の粉の色相は登熟後期の気象により大きく影響され、最高気温が高く、降水量が少ないほど優れる。粉の色相は容積重が重いほど優れ、適期刈取の励行、穂揃期追肥により向上する。 キーワー...
暖地の小麦早播き栽培におけるスズメノテッポウの発生消長の特徴と生産された種子の発芽能力
要約 小麦早播き栽培におけるスズメノテッポウの発生は普通期播き栽培に比べて早く、小麦播種後31~44日目に累積出芽率が90%に達する。小麦の播種時期にかかわらず、2月中旬までに発生した個体で生産された種子...