要約 ペパーミント、オレガノ、レモングラスを3年間連続栽培した。収量は施肥量による差がみられるが、いずれも2年目が最高で、3年目は大きく低下するため株の更新が必要である。収量・栄養価から、飼料作物と...
硝酸態窒素濃度を低減できる秋作エンバクの栽培技術と導入地域の推定
要約 極早生エンバクを11月初旬に出穂するように播種し、収穫時の乾物率を50%以上にすることで硝酸態窒素濃度を0.2%以下にできる。そのためのエンバク播種日を求めた。また、本技術をトウモロコシと組み合わせる...
イタリアンライグラスの葉色診断に基づく収量判定と部分追肥効果
要約 イタリアンライグラスの収穫時乾物収量は4月上旬追肥前の生育スコア(葉身の葉緑素計の読みSPAD値と草丈の積値)と正の相関関係がある。生育スコアの低い(カラー写真の緑度の薄い)ところに部分追肥を行うこ...
イタリアンライグラスサイレージ風乾物中のカリウム含量の簡易測定技術
要約 イタリアンライグラスサイレージ風乾物中のカリウム含量は、小型反射式光度計により、相関係数0.96の高い精度で測定できる。 キーワード イタリアンライグラスサイレージ風乾物、カリウム、小型反射式光度計...
牛・豚尿液肥の水田水口施用による稲発酵粗飼料用イネの生産特性
要約 稲発酵粗飼料用イネの栽培において牛・豚尿液肥の水田水口施用は、増収効果が非常に高く、大量1回施用よりも少量複数回施用が肥効が良く、施用窒素は土壌にほとんど蓄積しない。栄養成分では粗蛋白含量が増...
品種選定によるトウモロコシのミネラルバランスの改善及び窒素吸収量の向上
要約 飼料用トウモロコシのK、Ca、Mg、N、P濃度においては品種間差が認められる。CaあるいはMg濃度の高い品種の選択によりミネラルバランス(K/(Ca+Mg)当量比)の改善、乾物収量の高い品種の利用により窒素吸収量の...
要約 少量播種できるように改良した播種ロールを装着した、作溝型の播種機ではギニアグラスやスーダングラスを播種できる。ロータリ・播種・施肥・覆土等の工程をほぼ同時に作業でき省力的である。 キーワード 作...
要約 耕耘幅20cm、深さ10cmの条を、条間60cmで3条を同時に耕耘しながら施肥・播種・覆土・鎮圧ができる部分耕型の省力的播種機を用いて、冬作の飼料用麦類と夏作のスーダングラスの年2作の栽培ができる。 背景...
要約 耕起、施肥、播種、覆土、鎮圧を一行程で行う麦播種機を利用して、ソルガムを播種すると、播種作業時間の短縮や収量向上を図れる。また、播種量を増量することで、茎数は増加、稈茎は細茎化し、ロールベール...
要約 秋に冬作イタリアンライグラスと同時に夏作イヌビエを播種すると、合計で年間約1400kg/10aの乾物収量が得られる。翌年以降、イヌビエは自然下種により無播種で維持できる。イタリアンライグラスは早生品種...
ロールベールサイレージ調製に適した牧草類の高TDN収量作付け体系
要約 イタリアンライグラス2回刈+スーダングラス3回刈体系及びイタリアンライグラス・大麦混播3回刈+スーダングラス2回刈体系は、イタリアンライグラス1回刈+スーダングラス3回刈体系より年間総TDN収量が多い。福...
スーダングラス栽培で高TDN・乾物収量を得るための最適播種期
要約 スーダングラスをロールベールに適した草丈(170cm)で収穫する場合、TDN・乾物の生産性が高い最適播種期は5月中旬~6月中旬播種で、年3回刈取りが可能である。また、播種期が遅くなるほど1日当たりの乾物生...
青果用カンショを主軸作物とする作付体系における窒素収支と減肥栽培
要約 カンショーダイコン、カンショーイタリアンの体系では窒素負荷はみられないが、カンショーキャベツ、カンショーバレイショ、カンショーゴボウ体系では7~15kg/10aの窒素負荷が認められる。カンショーキャベ...
要約 そばの安定多収には、リン酸と窒素に重点をおいた施肥や、輪作体系に組み入れた栽培が有効である。施肥量の多い野菜後の1作目は無施肥でも良いが、養分吸収量の多い飼料作物の後作や、そばを連作する場合に...
黄熟期におけるトウモロコシの微量要素濃度エゾノギシギシ自動検出型スポットスプレーヤ
要約 全国各地より収集した黄熟期のトウモロコシの微量要素(Fe、Mn、Zn、Cu、Mo、Co、Ni)濃度について実態を明らかにした。Fe、Mn、Coは、日本標準飼料成分表に示された乳熟期の値と比べて低い濃度である。 背...
高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術
要約 高冷地におけるソルガムの密植栽培とカッティングロールベーラ体系による収穫調製技術より「スズホ」を密植し、10月上~下旬にカッティングロールベーラで収穫・調製する体系を組み立てた。この体系の収穫・...
要約 トウモロコシおよびソルガムは積算温度が1600℃を超える(8月中旬)頃から養分吸収速度がゆるやかになるのに対して、スーダングラスは同時期にさかんに再生伸長するため、養分吸収速度が衰えず、リンを除く多...
可給態窒素量の評価に基づく高冷地ソルガムの窒素施肥設計システム
要約 安定多収のための高冷地ソルガムの最適窒素吸収量を策定し、作土および下層土の可給態窒素量の迅速評価と無機態窒素量および堆肥中の窒素成分の測定に基づき、窒素施用量を決定するシステムを開発した。 背...
西南暖地における部分耕播種、表面播種撹拌によるスーダングラスの3作型生産技術
要約 西南暖地において、エンバク、イタリアンライグラス及びトウモロコシを収穫し、部分耕播種あるいは表面播種撹拌、土中注入によるスラリーの追肥とロールベール収穫調製を取り入れるスーダングラスの3作型省...
要約 堆厩肥の施用に伴う飼料作物(スーダングラス、ローズグラス、リードカナリーグラス)中の硝酸態窒素濃度を危険値(乾物の0.2%)以下とするための化学肥料施用量を明らかにした。熊本県農業研究センター 畜...