要約 ノイバラおよびツルウメモドキを強誘引で樹形管理すると、両樹種の切り枝品質が向上する。また、ノイバラでは秀品率が高まり、著しく増収する。両樹種とも強誘引により、収穫出荷にかかる時間が、慣行の半分...
要約 露地野菜作において,持続的農業の技術は,とりくむ組織の構成農家への技術・経営的対応と,推進主体の性格により異なる。前者の充実する組織では,微生物資材等の費用がかかり,高度な栽培管理技術の導入が...
要約 促成ナスの点滴かん水施肥栽培において20t/10aの収量が得られる場合の窒素吸収量は50kg/10a程度である。土壌からの窒素供給量が約50kg/10aの圃場では施肥量の大幅削減が可能であり、環境への負荷が軽減でき...
要約 茶園における年間の窒素溶脱量は、降雨量より収量との関係が深く、生育の向上に伴い窒素溶脱量は減少する。 キーワード 環境保全、茶園、窒素溶脱、硝酸態窒素 背景・ねらい 茶園における窒素溶脱量は、吸収...
要約 冬春期のニガウリのNFT養液栽培において、養分吸収特性を考慮した処方液を単肥配合で作成することにより慣行肥料コストを約5割削減し10アール当たり10トン以上の収量を得ることができる。 キーワード NFT、...
要約 近赤外光を用いたセンシング装置によりほ場内の腐植含量を計測し、得られた施肥マップに基づいて全量基肥肥料を可変施肥機で施用することで、収量ムラのない、省力かつ環境保全型の水稲直播栽培を確立した。...
水田の間断灌漑水管理・慣行施肥管理は水稲栽培期間中のメタンと亜酸化窒素の発生を共に抑制する
要約 わが国の水田における間断灌漑水管理・慣行施肥管理は,これまでに知られていたメタン発生抑制効果があることに加え,トレードオフとしての亜酸化窒素発生も少ない技術である。 背景・ねらい 湛水状態の水田...
チモシーを基幹とする集約放牧草地における放牧草の望ましい粗蛋白含量
要約 チモシーを基幹とする集約放牧草地では、放牧草の粗蛋白含量をいつの季節でも25%未満に維持するため、春と夏では粗蛋白含量20%を目安とし、1回当たりの窒素施肥量を3kg/10a以内とした上で施肥後2週間目以...
要約 放牧草地の年間施肥量は、放牧圧に応じて地域ごとに定まる年間の養分補給量を基本とする。また、草量確保に要する養分量の過不足を牧区ごとの土壌診断等によって評価し、修正に必要な施肥量を算出する。この...
要約 放牧草地において排糞周囲に形成される不食過繁地は、一定期間牛の採食が忌避され草種の種子生産が確保される場となる。また、放牧牛の採食・排糞行動はそこで生産された植物種子の散布を通じて構成草種の種...
熱水と微生物資材を活用した施設トマトの線虫害・土壌病害の総合的管理
要約 熱水土壌消毒とパスツーリア菌・アーバスキュラー菌根菌の処理はネコブセンチュウ害を相乗的に抑制する。トマト萎凋病は熱水土壌消毒の単独効果によって抑制されるため、熱水とこれらの微生物資材は線虫害と...
要約 抑制並びに半促成栽培キュウリにおいて、2週間ごとの株当たり増加葉数を指標にして当該期間の窒素吸収量を推定できる。この値を基に作成した施肥指標により、収量の低下を招かずに窒素施肥量を削減できる。...
要約 水田転換園や有効土層の浅い園に植栽されているうめの弱樹勢樹では、圧縮空気の注入により、土壌の物理性が改善されて、樹勢が高まり、さらに潅注施肥との併用は、収穫後の干ばつ時の樹勢の回復にとくに有効...
北海道における不耕起播種機を利用した水稲乾田直播の作業体系と施肥
要約 作溝型不耕起播種機を利用したチゼルプラウ耕起→レーザ均平→鎮圧→不耕起播種機の作業体系により、播種関連作業時間をこれまでより1時間/ha短縮でき、必要な苗立ち数を確保できる。側条施肥が有効で、初期生...
要約 地力差等により圃場内に生ずる部分的な生育差のうち,水稲の出穂日較差は分げつ最盛期以降の葉色と密接な関連があり、移植栽培の「コシヒカリ」では穂首分化期頃の葉色値(SPAD値)を用いることにより予測す...
要約 刈払いによる除草管理が困難な大規模畦畔において、土壌流亡と雑草の発生を抑制するマルチで法面を被覆し、景観形成効果の高いシバザクラのセル苗を植栽することによって省力的に管理することができる。 キ...
要約 輪換畑の水稲跡小麦栽培に対する石灰窒素入り肥料の施用は、生産性の向上とともに、暗渠排水からの窒素流出負荷削減が図れることを現地実証した。また、後期追肥を組み合わせた施肥体系により、子実粗蛋白含...
要約 田畑輪換栽培において、小麦栽培の石灰窒素入り肥料利用、キャベツ栽培の作条施肥、収穫残さの早期鋤込み、キャベツ跡の暗渠排水水位制御などの改善技術を組み合わせることにより、作物の生産安定・品質向上...
要約 促成ナス「筑陽」の養液土耕栽培は、地力が中程度の圃場(全窒素濃度が0.13%)において慣行施肥量(窒素70kg/10a)を50%程度削減できる。その場合の畝中央部とかん水チューブの中間点の土壌の硝酸態窒素濃度...
促成ナスの養液土耕栽培におけるかん水チューブの設置位置と土壌水分
要約 砂壌土における促成ナス「筑陽」の養液土耕栽培では、点滴かん水チューブを1畝に2本設置することにより畝内土壌水分の横方向への変動を小さくすることができ、散水チューブを用いた慣行栽培と同等の収量、品...