要約 かんしょ塊根肥大初期において塊根が肥大すると塊根のタンパク質濃度が高まる。塊根の収穫指数が大きい品種または窒素・カリウムの栄養条件では塊根の窒素はより多くの割合がタンパク質に同化される。九州農...
要約 暖冬や早播きにより、早生小麦品種「ダイチノミノリ」の生育が進んだ場合には、主茎の節間長5㎝程度から踏圧を2回程度行うことにより節間の伸長が抑制され、収量が安定し、倒伏に強くなる。 背景・ねらい ...
要約 アルファルファの定着安定化をはかるために、土壌サンプルから発生雑草を予対策として播種後60日で掃除刈りを行なっても良い。播種量は単播の場合1.8kg/10a前後、混播ではアルファルファ1.5kg、チモシー 1....
要約 杉浦らの開発した理論的なモデルである日本なし「幸水」の発育速度モデルを応用し、県内における露地での開花期を予測するための実用的なモデルを得た。さらに、日最高最低気温から推定された毎時気温データ...
希少植物(ヤクタネゴヨウ・シデコブシ)の遺伝的構造と保全対策
背景・ねらい 日本には約5,300種の野生植物が生育しているが、そのうち約6分の1の895種(木本植物では133種)が絶滅の危機にさらされている。これら希少樹種を保全するためには、森林生態系を構成する希少樹種の...
要約 水気耕栽培は、ブドウの施設栽培における根圏管理を容易に行うことができる。土壌改良、施肥及びかん水等の管理を省力化できるとともに、土壌病害も回避できる省力栽培技術である。 背景・ねらい 島根ブド...
要約 水耕栽培の養液循環システムへの精密ろ過膜の応用を検討した。トマト青枯れ病菌を対象として 、栽培槽への病原菌阻止及び発病後の伝染遅延効果を見出した。この結果に基づいて、養液循環方式における低コス...
要約 トールフェスク及びケンタッキーブルーグラスの芝草品種は収量の季節変動が少なく、不耕起造成により省力的に草地造成が可能で、造成後は各放牧後に追肥を行うことで良好な草勢が維持できる。 背景・ねらい ...
要約 定植2・3年目のヨシおよびマコモによる排水浄化フィルターに、慣行施肥茶園から流出した暗きょ排水を掛け流すことにより硝酸態窒素を80%以上浄化できる。さらに、植物体の刈り取りを8月と10月の2回行うこと...
要約 乾田におけるリン酸富化土壌(トルオーグ:20mg/100g乾土以上)では、稲わらを施用することにより、リン酸施用量を5カ年間4kg/10a以下に減肥しても土壌中の可給態リン酸含量は低下せず、かつ安定収量を保...
要約 ハウス栽培「幸水」の結実・樹体管理技術として、せん定では予備枝や短果枝を積極的に利用すること、着果量は8000果/10アール程度を基準とし、夏期管理では新梢引き起こし処理等を行い、収穫は露地栽培に比...
要約 移植時の落水による環境負荷を軽減させるためには、速効性窒素肥料の多施用を避け、落水時期を代かき後3日目以降とすることが必要である。また、稲わらや堆肥の施用及び緩効性肥料の利用も、田面水中のアン...
要約 キャベツのセル成型苗の育苗は、3回/日かん水と500倍液肥の4日毎施用の苗質が良い。矮化剤の利用は苗の伸長を抑制できるため、降雨等により定植時期が10日程度遅れても、定植可能である。また、根巻き防止剤...
泥炭培地(ニータン)を用いたバラ養液栽培における微量要素管理
要約 中国産泥炭培地(ニータン)を用いたバラ養液栽培で発生した生育障害は、泥炭培地がを吸着し、養液中の銅濃度が不足して起きた銅欠乏症と考えられる。その対策として、銅濃度を高めた泥炭培地用の改良微量要...
ブレンド及び成型した家畜ふん堆肥の露地野菜に対する肥料代替施用法
要約 牛ふん堆肥をベースにしたブレンド及び成型(ペレット)堆肥は、40日溶出タイプの緩効性窒素と速効性窒素を組み合わせると、0.5~1t 10a-1 施用で窒素は10~34%、リン酸、加里は100%減肥でき、土壌養分の過...
要約 10t養蚕に対応した桑園の省力的管理技術を確立した。桑園管理は、乗用型管理機により育蚕作業と競合しない冬期間に主体的に行う。また、桑園造成は組織培養苗を機械で植付けすることにより省力的に行う。 背...
キャベツのセル成型苗に新たに発生した黒すす病の種子消毒による防除
要約 県内の野菜共同育苗施設において、キャベツのセル成型苗に黒すす病が発生した。発生の原因は種子伝染である。保菌種子の温湯処理は殺菌効果が高く、乾熱処理は殺菌効果が劣る。 背景・ねらい 県内では野菜共...
ナスの灌水同時施肥(養液土耕)による土壌及び作物体中硝酸濃度の適正管理技術
要約 半促成ナスにおける灌水同時施肥(養液土耕)栽培は、生産性の向上を図ることができるとともに、窒素施肥量を削減し、養分の利用率を向上させ、環境負荷を軽減する効率的な施肥管理が可能である。 背景・ね...
要約 キク類のセル成形育苗における育苗培地は窒素施用量が培地1リットル当たり100mg以内でかつ、排水性に優れた培地が適する。挿し穂の長さは5~7cm程度、葉数3枚程度で、挿し芽の深さを1.5cm程度に行う。摘心時...
要約 無代かき作溝直播において、低温年次の気象データと発育モデルを用い、6月1日に2葉、8月15日に出穂期に達する条件をクリアする地域を気象条件を考慮した栽培適地とした。また、土性SC, SiC, LiC, HCで、土壌...