要約 常総層上部の土壌溶液中の硝酸態窒素濃度は、畑作物畑では平均が7mgL-1である。硝酸態窒素濃度は1m以下の下層において30~40%減少すると推測される。 キーワード 下総台地、黒ボク土、硝酸態窒素、塩化物イ...
スイカの葉巻タンソ発生を軽減し果実内部品質を向上させる栽培法
要約 透明マルチ、UVカットでない資材のトンネル、被覆肥料追肥、4番花着果の組み合わせにより、果実成熟期における葉巻タンソの発生が軽減される。この場合、収穫果実のうるみ果発生が少なく、糖度が上昇しや...
要約 すいかの裾換気式トンネル栽培において、親づる無摘心、無整枝とし、トンネルを定植後3~4週間は密閉、その後着果期まではわずかに開けた状態で固定とすることにより、全作業時間の約2割が削減され、収量...
上川中央部における水稲直播栽培の導入事例および経営的効果と定着条件
要約 水稲直播栽培の定着条件として地域に対応した栽培技術の確立、作業受委託、直播栽培研究会等の組織化、交付金など支援策があげられ、地域として生産者の支援、組織化に向けた施策が重要である。 キーワード ...
要約 半促成スイカにおいて、灌水同時施肥法を用いると、窒素施肥量を0.8㎏/a程度まで削減しても収量、糖度の低下はみられず、窒素の利用効率は向上する。 キーワード スイカ、半促成、施肥法、灌水同時施肥法、...
要約 スイカ急性萎萎凋症を発症する株は、着果・果実肥大に伴い、根の呼吸機能が著しく低下し、同時に根の伸長は停止し褐変する。根からの養水分供給の減少は、葉の蒸散抑制を招き、特に着果節位以降の葉の光合成...
要約 クロルピクリン剤、ダゾメット剤、メチルイソチオシアネート剤、カーバムナトリウム塩剤、D-D剤の土壌消毒は、未分解ユウガオ根中のCGMMVに対する不活化効果はない。 キーワード 緑斑モザイク病、CGMMV、臭...
太陽熱消毒や防虫ネット等を利用したスイカ後作ホウレンソウの有機栽培
要約 ハウス太陽熱消毒、防虫ネット、フェロモン剤等を利用し、油粕、魚粉を主体とした施肥によりスイカ後作ホウレンソウの有機栽培が可能である。 キーワード ホウレンソウ、太陽熱消毒、有機質肥料、防虫ネット...
要約 1作目のスイカ収穫後に茎葉だけを片づけて、トンネルはそのまま密閉し太陽熱土壌消毒処理を2週間以上実施することで、土壌病害が回避でき、品質良好な果実が得られる実生苗が定植できる。果実はやや小玉と...
要約 砂丘地ナガイモへの施肥は、稲わら施用とともに被覆尿素を利用することにより、施肥回数を慣行の11回から1回にすることができ、更に、施肥窒素量を3割削減できる。収穫したナガイモ重量と芋の変形などの...
要約 臭化メチル代替剤の一つであるクロルピクリンテープ剤は、処理後にガス低透過性フィルムを用いてマルチ被覆することにより、ネコブセンチュウに対して薬量を3割削減しても慣行の農ポリマルチ被覆処理より高...
要約 データベース化した収穫物及び収穫副産物の窒素吸収量、平均収量、施肥基準などから、作物ごとにほ場に残る窒素量、すなわち農地に対する窒素負荷量を算出できる。 キーワード 肥料、たい肥、窒素負荷量、作...
要約 根量が少ない台木品種は、地上部と地下部の割合(T/R比)が高い時に生理障害「ガリ症」の発生が高く、株当たりの着果数を制限することで地上部と地下部の割合を改善できる。 キーワード スイカ、台木、品...
要約 ウリ科果菜類では、植物の種類によってトマトハモグリバエ成虫の産卵選好性が異なる。ヘチマやスイカはトマトハモグリバエ成虫に好んで産卵されるが、ニガウリは産卵対象とならない。 キーワード トマトハモ...
要約 小玉スイカの半促成栽培で軟X線照射花粉を2倍体スイカに用いることによって、着色種子の発生が抑えられ、着果率も高く、収量及び品質が3倍体スイカより優れる。また、播種時の種子が大きい品種では、大きい...
要約 生分解性プラスチックを用いて開発したつるまきネットと生分解性マルチの組合せでスイカの後かたづけの省力化が図られ、環境への影響も少ない。後作のダイコンへの影響も深耕により岐根の発生を低減できる。...
要約 スイカ促成立体栽培の誘引法は、「オールバック+垂直ひも誘引」が生育、収量及び品質が優れ、誘引の作業時間が短く、省力的誘引法である。 キーワード スイカ、立体栽培、省力、誘引 背景・ねらい スイカは...
要約 スイカを千鳥に定植して条ごとに同じ方向につるを誘引する振り分け栽培は、株当たりの着果数と着果位置を容易に把握できるため摘果等の果実管理が簡便となり、果重と品質のばらつきが小さく、上物収量が増加...
要約 スイカの主づるを4~5本確保し、孫づるをほとんど切除せず遊びづるとして伸ばす省力的な整枝栽培を行うことによって、露地(小型トンネル密閉)栽培より着果が安定し、果実品質が向上する。 キーワード ス...
要約 Acidovorax avenae subsp. citrulliによるスイカ果実汚斑細菌病の防除には、30分間以上の0.5M~1.0Mの酢酸溶液処理と80℃で7日間以上または85℃で5日間以上の乾熱処理の組み合わせ処理による種子消毒が有効で...