温暖地に適した糯で多収の水稲新品種候補系統「関東糯243号」
要約 水稲「関東糯243号」は温暖地東部での出穂期が中生の早に属する糯種である。玄米収量が高く、関東以西において、米菓等加工用および飼料用米としての利用が期待できる。 キーワード イネ、多収、加工用、飼...
水稲育苗箱と底面給水用マットを用いたイチゴ底面給水育苗システム
要約
開発した底面給水育苗システムは、水稲育苗箱や底面給水用マット等市販の部材を用いるため、安価で組み立てが容易である。本システムにより、炭疽病の蔓延が抑制され、灌水回数と水...
ベンジルアデニンの複数回散布によるリンゴ2年生わい性台木苗木の育成技術
要約 わい性台木を用いたリンゴ2年生苗木を育成する際、1年生苗木に切り戻し、芽かき処理を行った後、1本に整理した新梢の先端部にベンジルアデニンを繰り返して散布する。苗木の主幹上にフェザー(羽毛状枝)が...
要約 β-カロテンを含む「九州144号」は、直播栽培で多くの子いもを着生し、品質低下の要因となる種いもの残存率が低い。子いも収量は慣行の挿苗栽培を上回り、でん粉やβ-カロテンなどの品質は挿苗栽培のいもと同...
要約 プリムラ・ポリアンサの苗を、8月に0℃・30日間暗黒条件で低温処理を行えば、夏場の高温を回避し品質を損ねることなく2ヶ月ほど開花を促進させることが可能である。 キーワード プリムラ・ポリアンサ、促...
単為結果性ととげなし性を併せ持つ促成栽培用ナス新品種「試交05-3」
要約 単為結果性ととげなし性を併せ持つナス新品種「試交05-3」は、年内収量、上物率、果実形質(果皮の光沢、日持ち性)に優れ、適応作型は促成栽培である。 キーワード ナス、新品種、単為結果性、とげなし性、...
要約 べたがけとトンネルを併用して無加温ハウス内で育苗し、定植後に空隙率10または35%のPVA割繊維不織布を用いてトンネル被覆することで、品質の良いブロッコリーが収穫できる。品種の組み合わせにより、5月...
ミニカボチャ雌花着生節位に及ぼす育苗期最低温度の影響と直立式立体栽培法
要約 育苗期の最低温度や品種により雌花の着生節位が異なり、最低温度25℃では着生節位が高く、つる長が長くなる。ネットを利用した直立式立体栽培では、つるを斜めに誘引するとつる長を長くできる。 キーワード ...
要約 イチゴの2段式採苗システムは、低温寡日照期の栽培にも適するよう2段に配置した親株栽培ベッド及び1次ランナー子株を1節で切断する採苗法を組み合わせたシステムで、慣行比2~3倍の採苗が可能である。...
要約 キャベツの肥料制限苗は定植直後のシカによる被害が軽減できることから、侵入防止柵の設置を定植作業後に行える。常設柵に比べ、耕起や定植時の作業性が良くなるとともに圃場全体が有効に利用できる。 キー...
リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」の電照による周年出荷体系
要約 リシマキア・キリアータ「ファイヤークラッカー」は、電照下で生育させることで、自然開花期以外の時期も開花する。また、切り下株を電照すると2番花以降順次開花することから、これらの組み合わせにより周...
要約 トマトの夏季育苗において、熱線遮断フィルムを展張した育苗ハウスは、農業用ビニルに比べ昇温が抑制されほぼ外気温並みとなり、苗の葉温および培地温も低くなる。また、第1花房の着花節位が下がるため定植...
要約 「さがほのか」の高設促成栽培において、年内に株当たり150g(約100kg/a)の収量を得るには、株当たり8~9果収穫することが必要であり、そのためには、育苗期の窒素中断を8月中旬に行い、株間20cmで定植し、...
要約 中山間地において、根深ネギを8月上旬より安定出荷するには、品種「ホワイトスター」を用い、3月上旬に定植するとよい。また、低温年の低温による障害は、定植後1ヶ月程度不織布でべたがけ被覆することによ...
イチゴ「さがほのか」のクラウン部冷却と短日処理による夏秋期の連続収穫
要約 中山間地域でのイチゴ「さがほのか」の高設栽培において、7月上旬の定植後、水温18℃程度の井戸水を用いたクラウン部冷却と、日長8時間の短日処理で、頂果房、第1次および第2次腋果房の出蕾が連続し、8月から...
要約 キンギョソウ年内出荷作型では、20日間セル成型トレイで育苗した苗を定植すると、採花日が早くなり、採花本数が多くなる。 キーワード キンギョソウ、育苗日数、年内採花本数 背景・ねらい
要約 トマトの1段密植栽培では、実生苗が適応性が高い。腋芽の挿し芽苗や摘心による2本仕立て苗の利用は、収穫時期の長期化や不揃い、果実品質が低下(果実の)する場合が多くなり、収量が安定しないので適応性が...
要約 「おおきみ」は、平均果重が20g以上の極大果で日持ち性と食味に優れ、摘果作業が不要な促成栽培用イチゴ品種で、萎黄病、炭疽病およびうどんこ病に対して抵抗性を有する。 キーワード イチゴ、極大果、日持...
要約 春から秋の晴れ日の早朝にクロルピクリン剤で土壌消毒を行い、消毒後にトラクタで耕耘せず、洗浄した育苗箱で育成した苗を定植すれば、サラダナ根腐病の再発が遅れ、消毒後の2作または3作の収穫が可能になる...
サツマイモ「ムラサキマサリ」の2分割いも付き苗の調製と移植栽培による収量性
要約 「ムラサキマサリ」の30~100gの種いもを横2分割し50穴深型セルトレイで3~4週間育苗する。このいも付き苗を3月下旬~4月下旬に移植し栽培すると慣行挿苗栽培と同等以上の収量が得られ、株当たり上いも数が...