水稲育苗箱と底面給水用マットを用いたイチゴ底面給水育苗システム
要約
開発した底面給水育苗システムは、水稲育苗箱や底面給水用マット等市販の部材を用いるため、安価で組み立てが容易である。本システムにより、炭疽病の蔓延が抑制され、灌水回数と水...
施設栽培ニラにおけるニラえそ条斑病対策を目的としたネギアザミウマ防除体系
要約
ニラのネギアザミウマに対して、ベンフラカルブマイクロカプセル、クロチアニジン水溶剤、スピノサド顆粒水和剤の殺虫効果が高く、これら3薬剤を基幹とした防除体系により本種およ...
タマネギ栽培地周辺のIYSV保毒虫誘殺消長と防虫ネットによる施設への侵入抑制
要約 タマネギ栽培地周辺におけるIYSVの媒介虫であるネギアザミウマの誘殺数と保毒虫率は、タマネギ収穫後に著しく増加するが、近隣のトルコギキョウ栽培ハウスでは開口部を0.6mm目合い程度の防虫ネットで被覆す...
おがくず牛ふん堆肥を利用したニラにおける硝酸態窒素溶脱軽減栽培
要約 窒素無機化が遅い堆肥は、収量を低下させることなく硝酸態窒素溶脱を軽減させることができる。窒素無機化が早い堆肥は、土壌中の残存窒素量に応じて基肥窒素を減肥すると、目標収量(3t/10a)を確保しながら...
要約 ハウス栽培におけるニラの生産性と品質を向上させるための窒素施肥法(kg/10a)は、定植年は基肥10、分施8+8、収穫年は基肥8、分施6+6+6とする。 キーワード ニラ、ハウス栽培、窒素施肥、養分吸収特性 背景...
要約 基肥は、土壌の残存窒素量に応じて減肥し、冬どり前は追肥せず、翌年の夏どり前に肥効調節型肥料(70日タイプ)で施肥すると、目標収量(3t/10a)を確保でき、ニラの葉中硝酸イオン濃度は慣行栽培に比べて半減...
小型作業機体系によるロールベールサイレージの調製作業と発酵品質
要約 小型作業機体系を用いたイタリアンライグラス・エン麦混播草地におけるロールベールサイレージの調製作業時間は、10a当たり約6時間で、大型作業機の搬入困難な中山間地等では効率的な粗飼料収穫調製体系であ...
要約 セルトレイで育苗した「パワフルグリーンベルト」を1株当たり7本植えすると、慣行品種とほぼ同等の収量が得られ、抽だいしないことから夏どり用品種として有望。 キーワード ニラ、夏どり、抽だい 背景・ね...
要約 バラ新品種「湘南 キャンディ レッド」は、スプレータイプで花色は赤、花形はカップ咲きで、やや大きめの花を咲かせる。1茎の花数は5輪程度、側蕾が少なく、花の高さが良く揃う。養液栽培において生産性は...
要約 ニラのロックウール栽培における培養液濃度はEC1.2dS/m以上、1.8dS/m未満が適する。 背景・ねらい ニラは販売単価が比較的高く、長期間連続収穫を行うことからロックウール栽培への適応性が高い品目の一つと...
要約 オオムギ斑葉病菌(Pyrenophora graminea)に対して、二条大麦の品種間で抵抗性に大きな差が認められ、「きぬゆたか」は抵抗性が高く、「にらさき二条」は低い。福岡県農業総合試験場・病害虫部・普通作病害...
要約 冬期におけるニラの伏込み・軟化栽培の適品種は、12~1月伏込みでは「海南」、2~3月伏込みでは「大連」である。連続2回収穫のための軟化温度・期間は、地温15度C・約1ヶ月である。株養成は、1株当たり植付...
要約 冬春どりニラのマルチ後定植栽培は、盛夏期における土寄せ、除草等の作業が大幅に軽減される。長崎県総合農林試験場・野菜花き部・野菜科 背景・ねらい 冬春どりニラは、現在裸地に定植して全刈りを行うまで...
積雪寒冷地におけるニラの休眠特性を利用した冬春どり(2月〜5月)栽培
要約 積雪寒冷地でハウスを利用したニラの冬春どり栽培は、休眠の深い品種を用い、11月下旬より保温、加温することで、翌2月下旬から5月上旬まで3回良質の収穫物を得ることができる。a当たり収量は、1年目400kg、...
要約 秋冬ニラの年内どり栽培では、ワンダーグリーンベルトを用いて8月下旬~9月中旬に播種をし、翌春定植することで、定植初年目に年内3回の収穫が可能で、その収量は308~340kg/aである。 背景・ねらい 積雪地...
要約 粉砕籾殻に鹿沼土を2割混合したセル成型苗用培養土を開発した。この培養土による肥培管理法は、液肥濃度を園試処方1/4 単位濃度とやや薄めにすることと葉菜類では果菜類よりも灌水量を多くすることがポイン...
要約 水稲は83%の市町村で栽培され、31%で振興されている。しかし、労働力で68%、収益性で47%が問題をもっている。野菜類は労働力で40%、収益性で35%が問題を持つが、生産見通しは各作目とも現状維持が40%~60%の...
要約 ニラのハウスを利用した秋どり栽培では、3月播種のセル成型育苗を行い、5月に定植すると1年目から収穫でき、a当たり収量は1年目2回収穫で200~260kg、2年目3回収穫で540kgである。刈捨て時期は1年目9月上、...
要約 ニラのセル成型苗の育苗法及び機械移植法として、育苗培地はPG培養土やスーパー子床が適し、施肥管理は園試処方1/4倍液を1日4~6回施用することにより、播種後60日前後で機械移植適した草丈15cm程度の苗を育...
要約 抽だいの少ない夏どり用新品種「きぬみどり」を育成した。この品種は、グリーンベルトに比べて抽だい花茎数が半分以下と極めて少ないのが特徴である。また、高温期においても葉色が濃く、葉幅が広く、収量も...