要約 新しく開発された乳酸菌「畜草1号」の凍結乾燥製剤は水溶性粉末タイプであり、低温条件下で長期保存しても菌の活性は高い。東北と関東地域で実施した実証試験の結果、畜草1号製剤の添加によって高品質な稲発...
要約 近赤外分析法において、PLS回帰分析法によって作成した検量線を用いると、飼料イネの化学成分や栄養価を迅速にかつ簡易に、実用的な精度で推定できる。 キーワード 飼料イネ、近赤外分析法(NIRS)、化学成...
要約 日本シバ裁断茎は、バーク堆肥を主とした生育基盤材、肥料および水と共にタンク内で混合撹拌後、圧縮空気によりノズルで吹き付け植栽できる。植栽面積に対する苗シバ量は従来の張シバより少なく、大規模で省...
要約 粉砕モミガラ3t/10a施用は基肥の代替となり、分げつ肥と穂肥を施用して水稲を栽培すれば、窒素の過剰吸収が回避され、ケイ酸吸収量が増加することで、増収とともに玄米中タンパク質含有率の低下が期待できる...
要約 高知県における「ヒノヒカリ」を用いた不耕起乾田直播栽培法では、春季代かきと除草剤を組み合わせた除草体系とともに、浸種による出芽の安定を図る。播種量は10a当たり8kg用意し、施肥には140日タイプの緩...
要約 ダイズを膨化菓子に加工する際に、製造機の解放圧力4kgf/cm2で種皮に傷をつけて、放熱後再び解放圧力6~7kgf/cm2で膨化乾燥させることで、解放圧力7kgf/cm2の一段階の膨化乾燥よりも良品の割合が高くなる。...
SDS抽出法による土壌可給態窒素量簡易推定法の黒ボク土地帯への適用
要約 1%SDS水溶液抽出法による可給態窒素の簡易推定法は、リン酸緩衝液抽出法よりも、岩手県の黒ボク土壌の可給態窒素簡易推定法として適当である。 キーワード 可給態窒素,簡易推定法 背景・ねらい 可給態窒素...
要約 循環型乾燥機、粗選機、インペラ型籾摺り機、揺動型比重選別機を用いることによりひえの乾燥・調製を体系化でき、脱ぷ粒で1日当たり約500kg生産できる。また、穀粒水分を12~13%にすることにより、精白歩留...
要約 広域JAを中心とした大豆の生産・販売一貫体制は、集団対応による生産を可能とし、ユーザーの意向を踏まえた加工販売に結びつけることが可能である。また、商品評価を効率良く生産部門へ伝達できることから、...
種子シートを用いた田植機汎用利用による水稲湛水土中点播直播技術
要約 田植機の掻き取りピッチに合わせて列状に溝切りしたポリウレタンシートに種子を固定した種子シートをロール状に巻いて田植機に搭載し,植付爪等を変更することにより湛水直播専用機を購入することなく、田植...
要約 基盤整備により圃場の排水改良が行われることで、非かんがい期の土壌水分を低下させ、水稲栽培期間の適切で確実な水管理を可能にし、温室効果ガスであるメタンの発生量を安定的に削減できる。 キーワード 基...
要約 サブソイラ孔を圃場周囲の排水溝と直結し暗渠と直交方向に加えて平行方向にも同時併用施工することで、大豆等の転換畑作栽培を安定させるための排水促進と乾燥時のかん水管理が効率的となる。 キーワード 転...
要約 鶏ふんを水稲に基肥として400kg/10a程度湛水開始1週間前から湛水開始直前までに施用することで、化学肥料の基肥窒素5kg/10aとほぼ同等の効果がある。また、玄米中タンパク質濃度には影響を与えない。さらに...
要約 黒大豆ガラを冬季に大量に鋤き込んだ水田では、水稲に対して、黒大豆ガラから初期の肥効が期待できるため、基肥を省き分げつ期以降に施肥することにより生育調節が容易になる。農産資源を有効に循環利用する...
要約 水稲種子は鉄粉の湿粉衣により容易に加重され、その比重は2~3まで高まる。鉄コーティングは種子の生育を阻害せず、湛水散播において浮き苗の発生を抑制する。 キーワード 直播、水稲、種子、苗立ち、鉄、比...
要約 水稲乾籾を不織布に封入・貼付した再生紙マルチ直播シートを人力敷設機で敷設する湛水直播栽培法。代かき後落水し適度な土壌表面硬度になった田面に、直播シートを敷設することで、安定した出芽、苗立ちが確...
要約 粘土質土壌における水稲条間の直線状亀裂の発生位置は,蒸散により形成される特異なサクション分布に起因する引張有効応力場により決定される.条間を拡大すると,引張有効応力場が2極化し,条間の亀裂は複...
要約 土壌処理型除草剤メトラクロールは、土壌の種類に関係なく、処理後早い時期の土壌表層における土壌水分の高い方が、残効期間が長い。 背景・ねらい 畑地における土壌処理型除草剤の効果(残効期間)は水田に...
要約 水田転作にダイズを栽培すると、翌年のスクミリンゴガイ密度は著しく減少し、水稲の湛水直播や移植栽培を貝がいない場合と同じように行っても被害を回避できる。 キーワード スクミリンゴガイ、被害、輪作、...
要約 重粘土を乾燥させた際に形成される粗間隙は,水稲の根系の存在により増加する.この効果は,栽培期間中の水分吸収が盛んな根系で著しいが,収穫後の水分吸収が行われない残根においても期待される. キーワ...