気象データからイネ葉の全遺伝子の働きを予測するシステムの開発
要約 風速、温度、日照等の気象データと田植え後の日数から、水田で生育するイネの葉のほぼすべての遺伝子の働き方(発現量)を予測するシステムを開発した。 キーワード イネ、気象データ、遺伝子発現、統計モデ...
圃場排水性を改善して施肥・播種を1工程で行うチゼル式不耕起播種機
要約 条毎にチゼルで排水溝を作溝し、同時に施肥・播種を行うトラクタ直装式の不耕起播種機で、降雨後の排水が促進され、大豆収量は1割程度向上する。作業幅は1.5~2.4mで、条間は30~80cmまで変更でき、30kW(40P...
飼料用イネにおける放射性セシウム濃度に及ぼす養分管理と刈り取り高さの影響
要約 牛ふん堆肥の継続的な施用によりカリ施用効果が得られ、飼料用イネの放射性セシウム(Cs)濃度の抑制に有効である。一方、窒素肥料の多肥は放射性Cs濃度を高める傾向がある。放射性Cs濃度は株元に近いほど高く...
積雪寒冷地域の水稲・大豆の田畑輪換における土壌肥沃度の実態と維持改善法
要約 積雪寒冷地域の田畑輪換において、牛ふん堆肥2~3t/10aの連用により、大豆作頻度に関わらず地力増進基本指針の可給態窒素の目標下限値程度以上を維持できる。大豆作で石灰等を施用すれば、一部の土壌化学性...
要約 水による土壌攪拌・除去技術によって土壌中の粘土を排出すると空間線量率を30%、土壌中放射性セシウム濃度を60%低減可能で、玄米中放射性セシウム濃度も低減するが、減収する。土壌改良資材(ゼオライト)施用...
要約 畑地においてメタン発酵消化液を環境保全的に液肥利用するために、アンモニア揮散、地下への窒素溶脱特性等の一連の情報を整理する。消化液は施用方法によるアンモニア揮散特性を考慮して施肥設計することに...
要約 土壌試料を薄層にすることにより、振とうを行わなくても畑土壌中の水溶性リン酸を抽出することができる。その抽出液は、リン酸簡易測定キット並びに簡易吸光度計を用いて、一定の精度を保ちつつ、安全、簡便...
要約 畑土壌の可給態窒素の判定法において、COD測定用試薬セットと簡易吸光度計を併用することにより、目視によらず、きめ細かに数値把握することができる。 キーワード 可給態窒素、簡易測定、COD測定用試薬セッ...
水田土壌のカリウム供給力の向上による玄米の放射性セシウム濃度の低減
要約 加里の増施により、玄米の放射性セシウム濃度や移行係数は低減する。土壌の交換性加里が高いほど玄米への移行係数は低下する。放射性セシウムによる汚染が懸念される地域では、緊急対策として、交換性加里25...
要約 飼料用稲収穫跡の飼料用ムギ混播栽培において、堆肥散布、肥料散布後の耕起と整地を省略する簡易播種法で、慣行法にくらべ播種関連作業時間の35%を低減できる。簡易播種法の収量は慣行法と同等である。 キー...
要約 茎葉型の飼料イネ専用品種タチアオバの茎葉TDNは冬季でも高く、晩植、出穂期追肥、ストリップ放牧により、水田10aあたり180日頭以上の牛の放牧飼養が可能であり、耕種農家の冬季就農機会確保と畜産農家の家...
不耕起播種機を用いて生産コストを40%削減する水稲-麦類-大豆水田輪作体系
要約 不耕起播種機を用いた経営規模60ha程度の大規模営農において、水稲乾田直播、麦類および大豆の組み合わせによる輪作体系では、気象条件による収量の変動はあるものの慣行体系に比べて労働時間を最大で70%短...
要約 GPSの位置情報に基づき、任意の2地点を結ぶ基準直線に対して等間隔で平行な直線作業経路を作業者に指示し誘導する装置である。作業幅の広い作業に汎用的に利用でき、誘導経路間隔の設定、作業機の動作の開始...
GPSの速度情報と肥料の流動性指標値により繰出量を調節できるブロードキャスタ
要約 簡易な測定器で測定できる肥料の流動性を示す指標値(FR値)、GPS受信機から得られる速度情報等に基づき肥料の繰出量を調節する機能を備えたブロードキャスタである。5kg/10a程度の少量散布にも対応し、基肥か...
サブサハラアフリカの水田土壌肥沃度向上に資する在来有機物資源
要約 サブサハラアフリカの稲作において、在来有機物資源を活用した土壌肥沃度改良技術を提案するため、ガーナ国を対象としてまずこれらの賦存量を明らかにする。ガーナにおける農業活動由来の在来有機資源の賦存...
要約 食料不足が深刻なアフリカで、圃場湛水のための畦畔を備え、均平•代掻・苗移植等の作業で特徴付けられる「アジア型水田稲作」の有効性を実証し、計画から維持管理、施設の補修までの一連の整備技術及び...
プラウ耕・グレーンドリル播種方式の寒冷地向け水稲乾田直播体系
要約 本方式の乾田直播体系においては、10a当たり労働時間は約6時間であり、直播適性の高い品種(「萌えみのり」など)を用いることで、600kg/10a程度の収量が得られ、60kg当たり費用合計は東北平均の57%まで低減す...
日射制御型拍動自動灌水装置の利用による露地夏秋ピーマンの減化学肥料栽培
要約 露地夏秋ピーマン栽培に日射制御型拍動自動灌水装置による点滴灌水同時施肥法を適用すると、畝間灌水・追肥による慣行栽培と比較して、窒素施肥量を30%削減して収量を11~24%増加できる。秀品率が増加し、肥...
要約 水田で生産される国産飼料を利用して温暖化影響の少ない子牛生産を行うためには、牧草の放牧利用が最も効果的である。イネWCSの利用にともなう環境負荷軽減には、収穫ロスの削減、梱包サイズの拡大、小域の...
耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機による秋どりブロッコリーの減肥栽培
要約 秋どりブロッコリー作において、耕うん同時畝立て局所施肥マルチ作業機で速効性肥料と緩効性肥料を施用し白黒ダブルマルチすることにより、無マルチ全層施肥の慣行に比べて除草剤散布および追肥作業を省力し...