要約 播種・収穫機械の汎用利用と水稲乾田直播栽培や大豆晩播狭畦栽培による作期の移動によって、費用及び労働時間が削減され、麦+大豆+水稲の低コスト省力的な2年3作体系が可能となる。 キーワード 2年3作...
要約 還元土壌で生成される物質、二価鉄を土壌中に添加した際の水稲の出芽阻害程度には品種間差がある。出芽阻害を受けやすい品種は、水稲幼植物を二価鉄を含む水耕液で栽培した場合に地上部の鉄濃度が高くなる。...
牛ふんたい肥の連用効果と地力窒素を考慮した「たい肥ナビ!水稲版」
要約 「たい肥ナビ!水稲版」を使うと、牛ふんたい肥の連用効果と水田土壌の地力窒素を考慮し化学肥料を効率的に低減する施肥設計が、短時間で簡便に計算できる。 キーワード 水稲、牛ふんたい肥の連用効果、地力...
要約 飼料用稲栽培は専用品種の湛水直播栽培とそれに適した施肥などの技術導入により、主食用品種の移植栽培より収量増加が可能である。また、収量増加に伴う経費負担を上回る収益向上が見込める。 キーワード 飼...
高温登熟条件下における収量・品質面から見たコシヒカリの移植時期の晩限
要約 近年の高温登熟条件下において砂壌土水田でコシヒカリを栽培した場合、5月中旬以降の移植では移植時期が遅いほど収量・品質が低下するが、この傾向は6月1半旬で特に顕著である。これより、収量・品質面から...
北海道農耕地における硝酸性窒素による地下水の汚染リスクと軽減対策
要約 地下水の潜在的汚染リスクは地下水面の深さや不飽和層の性質等から評価可能で、汚染源の特定にはヘキサダイアグラムと窒素安定同位体比の併用が有効である。農耕地での汚染軽減策としては耕盤層破砕による根...
要約 「ルリアオバ」は、刈取後の再生茎の生育が旺盛で、2回刈り栽培における地上部全重が極多収で稲発酵粗飼料に適した晩生種である。九州南部において茎葉型の2回刈り専用種として利用できる。 キーワード イネ...
キュウリ誘引用支柱を利用した簡易ハウスでの高収益野菜栽培体系
要約
キュウリの誘引用支柱を利用して作成した簡易ハウスは、安価で設置が容易な点が特長である。このハウスを活用し、夏秋キュウリと冬野菜とを組み合わせた栽培体系を導入することで農...
細粒灰色低地土における水稲-イタリアンライグラス体系での牛ふん堆肥連用効果
要約 水稲-イタリアンライグラス体系の牛ふん堆肥連用は、水稲-小麦体系での稲麦わら堆肥連用に比べ土壌の有機物、可給態リン酸含量は増加し、膨軟になる。しかし、この体系において、化学肥料の減肥なしで牛ふん...
要約 宮城県におけるシラネコムギ全量基肥栽培に適する肥効調節型肥料はシグモイド型40日溶出タイプであり、慣行追肥の窒素成分合計量にあたる1.0kg/aを慣行の基肥と同時に施用することで、追肥作業を行うことな...
集水域における環境保全型稲作技術導入による流出負荷低減効果のモデル評価
要約 水稲栽培における施肥・水管理の改善による栄養塩類等の流出負荷低減効果を予測・評価する重回帰モデルを開発し、平準降雨年における水稲栽培技術別の原単位を設定することで、琵琶湖集水域における環境保全...
耕うん同時畝立て播種機を利用した飼料用トウモロコシの湿害軽減技術
要約 飼料用トウモロコシは、生育期間中の地下水位が-40cm以上になる日数割合が増加すると収量が低下する。耕うん同時畝立て播種機で畝立て栽培を行うと、土壌水分が低下し、収量が増加する。湿害を受けて低収量...
耕うん同時畝立て作業機による野菜の同時マルチとエダマメのマルチ直播技術
要約 耕うん同時畝立て作業機の耕うん爪曲がり方向を内向きにそろえ、マルチャーを装着すると耕うんと同時に畝立てとマルチ展張ができ、野菜の移植栽培ができる。有孔マルチ展張と播種機構を組み合わせると、エダ...
要約 地下水位制御システムは大豆の出芽苗立ちの安定化や雑草生育抑制に有効であり、排水不良な粘質な土壌や土壌水分変動が著しい条件下で増収効果が高く、不耕起栽培にも適する。 キーワード 大豆、出芽苗立ち、...
緩効性肥料と生分解性マルチと一工程収穫機を用いたサトイモ省力栽培
要約 緩効性肥料による全量基肥施肥と生分解性マルチを利用した無中耕無培土栽培と、収穫、拾上げ、親イモ分離を一工程でできる一工程収穫機を用いることで、サトイモの慣行栽培と比べ、作業時間が約24%短縮でき...
要約 二毛作水田では耕盤に粗大間隙が多く存在するため、飽和状態での耕盤透水係数は、水稲単作田より著しく高い。しかし、粗大間隙は不飽和状態では働かないため、砂含量が多い河川中流域灰色低地土や黄色土の不...
二毛作「水稲+麦」の収量および品質に及ぼす長期リン酸無施用の影響
要約 二毛作「水稲+麦」体系において稲わら非還元ほ場でリン酸無施用を継続すると、水稲収量は約50年間は三要素を施用した場合とほぼ同等であるが、麦の収量は施用後20年目以降は最高でも三要素施用の30%程度と...
ため池の水質浄化を目的としたホテイアオイの植栽・回収方法および利用方法
要約 ため池の水質浄化を目的としてホテイアオイを植栽する場合、フラワーネットを利用することにより、系外への流出を防止し、回収作業を容易に行うことができる。ホテイアオイの水中窒素固定能力は、103kgN/ha...
土壌施肥管理システムによる「ヒノヒカリ」への有機質肥料施用技術
要約 土壌施肥管理システムを用いた施肥設計を行うことで、有機質肥料を活用した水稲「ヒノヒカリ」の無化学肥料栽培あるいは減化学肥料栽培においても、食味を損なうことなく、慣行と同等、あるいは同等以上の収...
要約 水田でのイタリアンライグラスの播種期が12月まで遅延した場合、弾丸暗渠や明渠を設置して圃場の排水性を高め、低温伸長性の高い品種を用い、5kg/10aで播種すると、スズメノカタビラ主体の雑草割合を最小限...